漢方に保険が適用できなくなる?事業仕分けでの大いに首をひねる結論
薬事新報のウェブにありますが、事業仕分けで、漢方薬(それに湿布薬など)を保険適用外にするという方向が打ち出さています。とんでもないことです。
漢方という「有効成分が精製されていない」薬は「迷信にとらわれるかのごとく後進的な存在である」とでもする発想がこの根底にあるようにも思えますが、実際には、漢方という存在をマイナーなものととすることに「意義を感じて」いる人がいるかもしれませんね!
わたし自身、かなり多種の薬で薬疹や肝機能障害を起こしてしまうので、(当然、漢方にもその懸念はあるにせよ)、かなりお世話になっています。
それが保険適用外になるとは、これでは「漢方=贅沢品」となり、またメーカーの体力も落ちますから、入手性も著しく下がることなど、明らかではないでしょうか。
困る方がどれだけ多くいらっしゃることでしょうか?
以下にツムラ社長の意見があり、さっそく広く個人ブログやTwitterなど、ネットでは取り上げられていますが、その反面、通常のメディアのニュースには全く取り上げられていないように思います。
薬事新報
2009年11月13日 (金)
【ツムラ・芳井社長】漢方薬の“保険外し”に反発‐「事業仕分け」の結論を一蹴
http://www.yakuji.co.jp/entry17252.html
ツムラの芳井順一社長は12日、都内で開いた中間決算説明会で、内閣府の行政刷新会議が実施した「事業仕分け」を受け、漢方薬等の市販品類似薬を保険適用外とする方向性で結論が下されたことに関し、「漢方医学の現状を知らない人たちの議論。なぜこういうことになるのか分からない」と強く反発。民主党のマニフェストで、漢方医学を取り上げている矛盾を指摘し、「明らかにマニフェストと違う方針であり、漢方医学を知らない人だけの議論で、保険適用外の話が進められるはずがない」と一蹴した。
ツムラは、医療用漢方製剤に特化した事業展開を進めているが、11日の事業仕分けでは、漢方薬等の「保険外し」が俎上に上がった。芳井氏は「保険削除されたらツムラは間違いなく倒産する」と危機感を露わにし、「漢方薬と日本の伝統医学が消えてなくなることにもなる」と強調。主力の大建中湯が全国 80大学で採用されている現状を挙げ、「患者さんの治療に大きな支障が出る」と訴えた。
さらに、民主党のマニフェストで漢方医学を取り上げている矛盾を指摘し、「(民主党には)漢方医療小委員会が設置されているにもかかわらず、なぜ保険適用外の話になるのか分からない」と、苛立ちを見せた。
その上で、事業仕分けの結果、市販品類似薬を保険適用外とする方向性を打ち出した結論に対し、「漢方医学を知らない人たちだけで議論して、進むはずがない」と反発。「マニフェストの方針とは違うので、保険適用外の話はなくなると楽観視している」と述べる一方、「もしそうならなかった場合には、民主党、行政刷新会議メンバー、厚生労働省にアプローチをかけ、なぜ漢方薬が保険適用になっているのか、しっかり説明したい」との考えを表明した。
11/13の、厚労省で筋を通して闘われている「木村盛代さん」のTwitterには、この日も、診療報酬についての重要なつぶやきがありますが、漢方保険適用外に関連するツイートを転載します。
漢方は生き残りの危機に立たされている。日本の医療は保険医療の根本から議論する必要がある。これを推し進めているのは3役では足立政務官だけ。医療界のさらなるバックアップを望む!
posted at 21:42:02
そして、わたしが書いた、11/13~明けて14の「漢方」に関するツイートを転載します。
時間は降順で、タイプミスは訂正しています。
◆11/14 (タミフルは漢方の成分でしたから)
覚え書き追加。「ラムズフェルド タミフル」検索の1番目の関連記事がこちら。http://bit.ly/1RseT4
posted at 00:22:50
覚え書きとして、「ラムズフェルド タミフル」でのGoogle検索結果No.1は今のところこちら。http://bit.ly/jPPlD
posted at 00:21:24
漢方の効能で言えば、ツムラのサイトに「In vivoとin vitroの乖離は,漢方薬のような複合多成分系の薬剤に特有では」という指摘もあります。http://bit.ly/2UAYvg
posted at 00:16:12
◆11/13
@fujifuji_filter 日中に民主党に抗議しようとしたら長い会議になってしまいましたが、復唱するのがNGとは不誠実な対応ですね。
posted at 00:14:13
医療は門外ですが、展開したいと思います。 RT @kimuramoriyo : 漢方は生き残りの危機に立たされている。日本の医療は保険医療の根本から議論する必要がある。これを推し進めているのは3役では足立政務官だけ。医療界のさらなるバックアップを望む!
posted at 21:46:34
愚行ですね! RT @hanayuu : RT @johawoodcraft : RT@hanayuu @headline : 【薬】民主党「事業仕分け」で漢方薬の保険適応除外…/これは暴挙に近い。保険適用除外の働きかけは以前からあったが。もっとも、問題は正しく使える医者...
posted at 12:48:40
あえて書くのもどうかと思いますが、念のため、漢方が自然で安全、西洋医学が偏狭で危険、などと単純な二元論で決め付けるつもりはありません。
ただ、上記でも短縮リンク(http://bit.ly/2UAYvg )を挙げたように、また、医薬関係者からもたびたび聞いているように、漢方や生薬には複数の成分が含まれており、そのどの成分とどの成分が有効なのかは切り分けられていません。ただ、きわめて長期間にわたる臨床結果と、研究によって、効能にかかわるメカニズムがある程度解明されているものもあります。
複合多成分系の薬品が試験管レベルでの実験と生体での結果が異なることへの示唆があります。
こうしたことや耐性の生じにくさは、酵素や補酵素が介在した代謝のプロセスが伴う生体組織の中で各々の成分が効果を増大させたりあるいは拮抗的に作用したりするためではないか、と思います(詳しくは専門家にゆだねます)。
ともかく、長い実績を持ち、臨床的な有効性もある医薬を「漢方だから」保険適用にするという合理性はまったくありません。
タミフルを備蓄し過ぎていることの問題や耐性問題には触れようとしないのに、ここで漢方つぶしですから、「何かあるのか」と思いたくもなります。トロイの木馬のような「何か」が。
なお、事業仕分けの3つのグループの、Twiterハッシュタグによるまとめは以下の通りです。
http://twitter.com/#search?q=%23shiwake1
http://twitter.com/#search?q=%23shiwake2
http://twitter.com/#search?q=%23shiwake3
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築地移転問題の全体を記した、英文のB4版チラシです。
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掘っただけで液状化する豊洲新市場予定地土壌(ここにたっぷり汚染)。
スライム(いわゆるヘドロ)をなぜか土壌サンプルケースに素手で詰める様子。
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1 ■■仕分け、スパコン補助金「限りなく見送りに近い」―事業仕分け結局は、巨大ブーメランとなって、民主党の命脈を絶つか?
こんにちは。事業仕分けは、あまり意味がありません。企業経営でいえば、プロモーションばかりやって、マーケティングをしていない会社のようなものです。民主党の幹部は、そういう会社の幹部のようなものです。まさに、事業仕分けは、前政権の無駄(本当に無駄かどうかは別問題)を公表し、手っ取り早く民主党が国民のために活躍していることをアピールするための販促活動のようなものだと思います。長期にわたる国家ビジョンなしに、事業仕分けをしたとしても、根本的な問題の解決にはならず、かえって混乱するだけです。この事業仕分け、結局は何も解決にならず、ますます、国民に不満感、閉塞感をもたらし、結局は巨大ブーメランとなって、民主党の命脈を絶つことになるかもしれません。詳細は、是非私のブログをご覧になってください。