都知事選の活動もいよいよ最終日になりました。


明日の選択は、東京という小さな、しかし世界に、地球において重い重い比重を持った都市が、まっとうな(descentな)街になっていくことができるかの歴史の分岐点であることを今からでも多くの隣人に伝えたいと思います。


強くある必要も、強欲である必要もない。

それらがまっとうであることの結果でない限り、強いということに価値なんてない。

アグレッシブであることは、正当さを求めるにあたって発揮されるべきものだけれど、強欲とは異なるものです。


昨日過去のエントリーなどを掲載したいと考えて少しまとめていましたが、帰りが遅かったので断念しました。

今日は重要な事項だけ書きたいと思います。そして18時からは街頭演説に向かいます。


選挙期間中にこんな繁忙になるとは思いませんでしたが、ともかく現在を生きている者の義務を今より強く感じることはありません。


【築地市場移転関係】

 ■『関東住民の台所』 2006/11/5

 http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10019435981.html

 (シアン49倍はいただいたビラによるものですが、実際には未検出という基準に対して49mg/単位重量です)
 ■『続・関東住民の台所 【検索八分編】』 2007/1/5

 http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10022980505.html

 ■『東京新聞、イシハラの魚河岸豊洲移転構想の危険性を大報道』 2007/2/5

 http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10027235301.html

→…などと弊ブログを紐解く間でもなく、最新の情報が、とらちゃんのこちらのエントリー に、抜群に緻密に、かつ流れにそってまとめられています



さて本題です。

教育では、現職が選んだ都教委が主導する形で、国旗・国歌問題に代表される愛国心涵養にあたり、日本での先鞭をつけるべく、教育への不当な介入が行われ続けていますが、恐ろしいことがたくさんあります。

  参考Wikipedia 国旗および国歌に関する法律


では、東京都教育委員会が何をしてきたか?あんころのサイトをまずお読みください。

暴走する東京都教育委員会



わたしの『日本の伝統・文化カリキュラムから 』 2006/10/17で挙げた 都教委の「奉仕体験・勤労体験の必修化」カリキュラム と、都立学校の学校設定教科・科目「日本の伝統・文化」カリキュラム (愛国心教科書)

こちらのうち、後者、愛国心教科書の内容を改めてお知らせします。


国旗国歌に異常なこだわりを持つ都教委、彼らが実際に今なにを行いたいのかが、いかんなく表出されています。


都教委の作った教科書

東京都立学校 学校設定教科・科目 「日本の伝統・文化」カリキュラム


http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr060622/dentoh.pdf (PDF)でダウンロードできます。

何度読んでも驚かされます。


第1章 学校設定教科・科目「日本の伝統・文化」について


1 意義
日常的な生活や行事、慣習及び行動様式が著しく多様化し、さらに国際化が急激に進展する今日、学校、家庭及び地域社会が連携を図りながら、日本の伝統・文化を尊重する心を生徒一人一人に身に付ける指導を重視することは、極めて意義のあることである。国際社会で信頼される日本人となるためには、まず、日本の伝統・文化のよさや豊かさに気付き、その価値や意義を理解すること、そして、自分の生まれ育った郷土や自国に誇りと愛着をもち、自分が日本人であるというアイデンティティを確立することが大切である
日本の伝統や文化に関する内容については、これまでも各学校において、各教科、特別活動及び総合的な学習の時間に位置付けて実施されているが、日本の伝統・文化のよさを世界に対して発信できる資質や能力を育成するためには、これらの内容を体系化するとともに、実践的な指導を展開する教育が求められる。このため、東京都教育委員会は、新たに学校設定教科・科目として「日本の伝統・文化」を設定することとした。
学校設定教科・科目「日本の伝統・文化」を学ぶ郷土や自国の伝統・文化、歴史に対する理解を深めるばかりでなく、伝統・文化を継承・発展させる主体的、創造的な実践力を培うことにつながるものである。そうした資質や能力が基盤となって、異文化を理解し大切にしようとする心、価値観の違いを認め合う心がはぐくまれ、世界の人々から信頼され、尊敬される人間を育成することにつながっていくと考える。

2 「日本の伝統・文化」の基本的な考え方
【中略】
(5)東京の果たす役割
幕府が置かれていた江戸時代には、参勤交代などの制度により日本全国の文化が江戸に集まり、華やかな江戸文化が花開いた。明治以降も、日本の首都として東京は、政治・経済・文化の中心であり続けている。さらに今日では、様々な分野において世界をリードする都市の一つに数えられるまでになっている。
このように、歴史と伝統、豊かな文化をはぐくんできた東京、世界に向けて文化を発信している東京、国際交流の拠点として様々な情報や文化が交錯する東京には、日本の伝統・文化を学ぶ上で、格好の素材があふれている。また東京は、国立博物館をはじめ数多くの文化財や伝統・文化にかかわる施設等にも恵まれている
日常生活の中で日本の伝統・文化を学ぶ機会が減少してしまった今こそ、学校、家庭及び地域社会がしっかりと連携し、自国の伝統や文化の価値を理解し、誇りに思える生徒、自国の伝統や文化を世界に発信できる資質や能力をもった生徒、異文化を理解し尊重できる生徒を育てることが大切である。日本の伝統・文化の中心を担う東京で、まずその教育を実現する必要がある。

第二章 教育編成の基本方針 
2 教育課程編成の視点

教育課程編成においては、学習指導要領、東京都立高等学校教育課程編成基準・資料、東京都立盲学校、ろう学校及び養護学校高等部教育課程編成基準・資料を踏まえるとともに、以下の三つを視点とする。
(1)日本の伝統・文化への理解を深め、郷土や国に対する愛着や誇りをはぐくむこと。
・日本の伝統・文化のよさを理解するとともに、それらを培ってきた郷土や国に対する愛着や誇りをはぐくむようにする
(2)思考力、創造力及び表現力を育成すること。
・外国人や外国の文化との交流活動を重視し、伝統・文化を理解するとともに文化発信・交流する力を養うようにする。
(3)学校の創意工夫を生かし、特色ある教育活動を進めること。
・伝統・文化は、地域に根差したものが多い。学校が生徒や地域の実態等を十分踏まえ、特色ある教育活動を進めるようにする。


◆日本人以外にも生徒はいることが勘案されていません。

◆東京にある異文化を排除しながら外部の異文化や国際交流を謳う浅薄さ、ダブルスタンダードです。

◆郷土愛を強調するのに、いっこうに東京の弊害は描いていません。

◆日本の中心を強調することでたまたま東京に育つ生徒たちの選民意識をことさらに植えつけることに暗い意図を感じます。

 (選民意識というよりは、原理主義といってもよいかもしれません)

◆郷土愛をいつしか愛国に結び付けています。


わたしが子どもの頃は美濃部都政だったけれど、そのとき、小学校の社会科の地域教育のカリキュラムでTVを視るというものがありました。今でもそのテーマ曲の一部を覚えています。


「東経139度46分 北緯35度41分 緑の地球の素敵な笑顔 みんなの東京」


その頃は、東京はまだ地球の一部だったのだと思います。今はその意識がありません。


教育が扱うことのできる、「許される郷土愛」と「許されない郷土愛」があります。


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