2007年に走り、立て直す。その2。

ここからが、本題?です。


わたし達のチャンスである4月の統一地方選、7月の参院選(ダブル選挙の噂も)はあっという間にやってくるでしょう。

おりしも、この休みの間のTVのスポットニュースで塩川元財相が、「郵政民営化選挙のようなキャッチーなフレーズや、講演会の囲い込みなど、いずれも秘策にはならない、選挙は地道にするしかない」、といった趣旨の談話を寄せていたように、こちら(野党共闘)も、地道に、しかし着実にことを進めること、そのために考えるところはじっくり考えて走ることが必須だと痛感します。


このことについて特に、大晦日の日に、ふと、

「選挙に行くこと」

「草の根活動」

がどれだけ重要か、ある程度、定量的に示せる超簡易シミュレーション(ただの掛け算、足し算、割り算だけなので大変お粗末ですが)を思いついて試算してみましたので、以下にご紹介します。

四則演算しか使っておらず、重み付けもしていないちゃちなものですが、根本的な誤りがあればご指摘ください。

また、表はRolling Bean作と書いていただければ(だって、間違ってるかもしれませんから^^;)転載してくださってもちろんOKです。


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【前提条件】

・ある国の、与党・野党共闘が均衡していた場合の状況を、二大政党制・小選挙区(1人区)をベースに検討します。

・そのある国では、現与党はX党ですが、その悪政に怒る名も無き市民たちは、野党Y党を中心とした連合(簡易的に「Y党連合」と記載します)に政権を取っていただきたいと考えています。

・X党には、強力な後援会地盤や選挙での投票を促す既存の仕組みがある反面、Y党連合の母体はよく言えば支持者への働きかけは従来はもっとおだやかです。

・また、簡単化のため、無効票は無いものと仮定します。


【計算方法】

・単に有効投票率で得票数を出しただけです(笑)。それをX党、Y党連合の星取表(総当り表)にしました。


【支持率として用いた数値】

・当初の潜在的な支持率(浮動票の流れ方を含めて)は、X:Y=55%:45%だとします。やや均衡しつつX党が強い状態。


~~~

【計算結果(シナリオその1)】

X党の投票行動地域や後援会、またメディアミックスの影響でがっちり組織化されて仮に80%もあった場合、Y党連合の得票数がX党を上回れるのは・・・

→Y党連合の潜在的な支持者の、なんと100%が投票行動をしかつ有効と見なされた場合にのみ、きわどく(XとY連の得票比率1.02倍)で、Y党連合候補の得票が上回り、かろうじて議席を確保できます。


【計算結果(シナリオその2)】

X党の潜在的支持者の有効投票率が70%であった場合、Y党連合の得票数がX党を上回れるのは・・・

→やはり、潜在的なY党連合支持者のうち、ほぼ90%以上からの得票が必要となります。


【計算結果(シナリオその3)】

選挙当日は荒天で、当日投票率が一向に伸びませんでした。しかし、期日前投票に出かけた熱心なX党支持者が30%いました。

残りのX党支持者にも、外出を控えた人は多く、期日前投票をしなかった7割の支持者のうち2割しか投票所に出向きませんでした。結果、X党支持者の中でのトータルの有効投票率は、50%に留まりました

→その場合でも、Y党連合が議席確保するには、潜在的支持者のおよそ70%以上が期日前もしくは当日投票に向かった場合となります。


【このX:Y=55%:45%パターンでのまとめ】

つまり、潜在的には数の上での均衡があっても、実際の投票行動の多寡がストレートに結果に反映されるのがこの前提条件でのありようです。イメージと合致します。

だから、たかが1票と、一人一人の1票を軽んじれば、数の積み上げの前に、実際にある均衡は表現されません。

(って、1人区だから当然ですけどね(汗))


以上を表にすると、以下のようになります。


ちょっと見づらいのですが、横軸がX党支持者の有効投票率、縦軸がY党連合支持者の有効投票率です。

記載されている数字は、Y党連合得票数÷X党得票数、よってこれが1を越えている場合、つまりは黄色で示した領域が、潜在的支持45%を獲得しているY党連合の「勝利パターン」です。(クリックで拡大)



55:45(その1)


上の表で、右下の領域、文字を赤い斜体で示したところは、総合的な投票率50%未満にあたります。


実際に政権をとっている党の支持者には既得権益や、ありがたみを感じている人も多いので、投票率が4割を切ることは少ないと仮定してみましょう。(5割で見てもよいのかもしれません)

また、いずれも100%や0%ということはありえないとして、ちょっと表を小さくしてみると、 黄色の部分がかなり狭まります。

(クリックで拡大)


55:45(その2)


つまり、潜在的支持率45%(半数弱)のY党連合では、どれほど投票行動(選挙での意思表明)が重要か、よりはっきりわかると思います。


意に反して暗いシナリオを示したかのようですが、これで勝ち目なんかないんじゃ・・・というわけでは絶対にありません。

今一度、ここで、前提条件を変えてみましょう。


X:Y=40%:60%としてみます】

つまり、草の根活動で、潜在的な支持者が、X党の問題が徐々に周知の事実となり55%から40%へ低下、一方Y党連合45%から60%に形勢逆転したと考えてみるわけです。再計算の結果を見てみましょう。 (クリックで拡大)



40:60の場合


あまりに単純ですが、反転状況がよく分かりますよね。


ただ、ここでも、Y党連合が60%程度の投票率では、まだ「きわどさ」があることもわかります。

優勢みたいだからって慢心はできないということです!


言及するまでもなく、こちらでは挙げていない、単純な二大政党シミュレーションに取り込んでいない要因(Y党と選挙では連携できないが、実際の思いは同じ候補でのみつどもえなど)があり、もちろん1人区だけでないこともあるため、現実はもっともっと複雑です。


あとは、このデータを作っていてずっと気になっていたこと、それは、わたしは野党は必ず候補を一本化すべきという主張のためにこんな簡易表を出したのではなく、「いかに投票行動が大切か」、また、僅差で少数の均衡では、投票率をよほど上げない限り勝てないのだ、というシンプルな事実を示したかったということです。その点はくれぐれもご理解ください。


以上から、結論めいたものを挙げるとすると、全体(政治家&市民)としては、
・Y党連合の束をより太いものにすること

 (上に挙げた、潜在的支持率=Y党連合の潜在的支持率をマクロで上げることになります)

・X党の悪政をただ1人の中心的な施政者の資質問題だけに留まらせず、広く周囲に知っていただくための草の根活動をすること

 (たとえば地方選挙などの動きから、漠然とした行きがかり上のX党支持者に「はてな?」を抱かせることはもちろん大事)


また、現状に危機感を持つ有権者としては、

・なにしろ、期日前投票も含めて絶対に選挙に行くこと!


この当たり前の3つが、シンプルですがとても強い力になってきます。


もちろん、すべてのアンチX党が一緒に動けるわけではないでしょう。

結束しない人を仲間はずれにしてはなりません。

その際、それを隙と見て、数のマジックをより有意に働かせようとする動きもあるだろうから、知恵を働かせなくてはならないところも多くあるでしょう。


でも、決して、この40:60かつ6割以上が投票に行く、という事態は実現しえないものではないでしょう。

今のこの国の状況にあてはめてみたとしても。


【今日からアメブロのランキングを政治・経済に変えました。0からのスタートなのでまだ最下位近くです(笑)】


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