気の毒な人。
テーマ:★雑記電車に乗っていたら
目の前に
出っ歯の人がいたのです。
彼は本を読んでいたのですが
口元を見ると
下唇を出っ張った歯で噛みしめながら
上唇を何度も上下に動かすのです。
ああ・・・
いろんな意味で気の毒な人なのだ、この人は。
そんなことを思いながら
目の前にいる彼の上唇の動きを見ていたら
出っ歯の乾いた表面に
上唇がくっ付いたようで
さらに彼の顔は変顔に。
今度は乾いた唇が出っ歯にくっ付いたまま
鼻をふがふが動かすのです。
ああ・・・
この色んな意味で気の毒な人は
いつでも落ち着きが無く
いままでにたくさんの失敗や迷惑をかけてきたに違いない。
勝手に彼が迷惑をかけたであろう色んな人を偲びながら
鼻のふがふがと上唇の上下の動きを数分間眺めたのです。
さて、電車も終点に近づきまして
彼の顔を再び見てみましたところ
いろんな意味で気の毒だと思っていた彼の顔は
全然出っ歯なんかじゃなかったよ。
彼は多分 ただの落ち着きが無い人。
面白いものを見せてもらって
いろんな想像を楽しんだけれども
こういう人とは ちょっとお近づきになりたくない、多分。


























