10上半期20選

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いつものです。
と気楽に言っちゃってますが、卓球Pが「今期もやるよ!」って言い出さないと始まらないんですよね、20選。まあ無理になったら誰かあっさり引き継ぎそうな気もしますけど。
とまれ、動画や集計やその他雑務に関わる皆様方には頭が上がらないですね。
それではいつも通りのレギュレーションでいつも通り参りましょう。

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基本レギュレーション
・対象は2010年上半期(1月1日~6月30日)に公開されたニコマス作品
・自身のセレクトを20作品以内でブログ及びマイリストにて公開
・1Pにつき1作品
※作品と一緒にP名を表記していただけると非常に助かります
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「【短編ストーリーPV】「君の場所」 主演:秋月律子」怪盗紳士P

トリッキーな発想とシャープな映像美、はっとする動画をいつも作ってくる怪盗紳士P。オーロラビジョンを駆使した独特な画面がテーマと絡み合って、驚きをもたらします。思えば、いつも私たちの見ていた画面上の彼女たちとは、いったいどこから映されたものだったのでしょうか。



「アイドルマスター MFF アンダーグラウンド」えにこP

今期を席巻した、えにこPのストップモーション。信じられないほどの労力を駆使した映像と動画、歌詞字幕や小道具にまで行き渡る巧まざるユーモアセンス。その繊細さこそが、日の当たらない場所にいる彼女たちに触れる、優しい手触りです。



「アイドルマスター 伊織 ”Iambic 9 Poetry” Squarepusher」SquareP

エレクトロニカとダンスとモーショングラフィックス。三者が一体となった時、その無機質さの中から、一片の感情があふれ出し、突き刺さる。引き絞られた映像が音と交響する、今期ニカマスの大傑作。



「アイドルマスター 千早 月の引力」qb氏

透徹した構成を優しいカラーワークとインパクトあふれるエフェクトで包み込み、qb氏の動画はいつも見通しがたい深淵に似た魅力で満ちています。自らの過去動画を引用しつつ、壊すような、閉じるような、破綻ぎりぎりの世界。多義性の悦びの中に、また今日も彼女たちはばらけて消えていく。



「Eyes turn if it is enclosed by such girls」島P

今期いちばん見返しました。俺がトンボでなくて良かったと心底思います。
質量と平面の狭間、どこか遠いダンスの地平面の彼方、目をくらます赤・黄・青の選択肢の果て。いつか来る別れへの道筋をたどったこの上半期、でも、彼女たちはとうの昔に私たちを通り過ぎて、どこかに消えていたのかもしれません。



「トカチトロニカ-8th」Go-qualia氏

Go-qualia氏がアイマス界隈で活動してくれることが、本当に嬉しい。分解と再構築を経て元の意味を失った音、デジタルなブロックと化し、読み取ることさえままならない映像。そこに隠されたものは、注意深く聞き取らなければ伝わらない、遠い国の通信に似ています。



「【DJMAX×アイドルマスター】Angelic Tears」デボP

自作背景の世界は、今や3次元的にアイドルを如何に配置するか、それをどう映すか、まさにプロデュースの時代に突入し始めています。鮮烈微妙なカメラワークと変幻自在のエフェクトで描かれたデボPの”空間”に、アイドルたちは決然と立ち、踊っています。



「アイドルマスター 春香サンヲノセテ」わるつP

こんなにも強く自らを映し出しながら、今にも消えてしまいそうな不安感を醸し出す、天空の春香。立ちこめるエーテルの果て、彼女はどこに立っているのか。カットとダンスの鬼、わるつPの一大傑作。



「アイドルマスター フォトモンタージュ」蜂矢氏

奇才、というに相応しいのは蜂矢氏を置いて他になし。大きな流れの中、まるで順列組み合わせのように断絶と統合を繰り返す彼女たちの姿を、私たちはどれくらい捉えているのでしょう。私たちは彼女たちのダンスを、どれほど知っているのでしょう。



「Toad the Wet Sprocket with THE iDOLM@STER Whatever I Fear」一一P

スロー系のダンスと、楽曲のチョイスにますます磨きをかけ、一一Pは孤高の道を進みます。落ち着いた画面が歌詞字幕を際立たせ、そこにアイドルの思いがオーバーラップする。優れたガラス細工のように、全てが溶け合って無限の色彩に輝くその世界を、ずっと飽きずに見つめていられること、何と幸せなのでしょうか。



「i-mas!! 「GO!GO!M@NIAC」」リンP

その瞬間の流行を取り入れること、パワーでもって押し切ること、”ニコマス”という二次創作世界に於いてはそれも楽しみのひとつでしょう。求道者的と思われがちなリンPが、遊び心いっぱいに放ったパワフルな一撃の、何と痛快なこと。



「アイドルマスター 大阪のおっちゃん」Echo氏

MMDはダンスMADと競合するのではなく、いつかこんな寸劇やドラマの世界を大きく拡張していく、と、私は想像しています。だって、こんなお茶の間でこんなに楽しそうな彼女たちを見ていたら、とてもとても幸せになるじゃないですか。



「アイドルマスター 「Virgin's High!」 春香・千早・律子」yotaP

ダンスの魔法使い、yotaPの放った大魔術。言葉はいらない、ただ、酔いしれよう。地を蹴って今にも天に舞い上がりそうな、彼女たちのダンス。



「アイドルマスター あなたを忘れない」ぐぐるP

実写背景とアイドルが自然に溶け合う映像美で、デビューから話題を攫ったぐぐるP。写真と雪歩の色合いの絶妙さは、慣れ親しんでいるはずなのに見知らぬ誰かのように見えてきます。そんな瞬間、リアル/リアリティの水準はふと揺らいで、何か大きなものをつかまえながら、また、見失う。



「アイドルマスター 「Catch my breath」」FRISKP

強いビートとエレクトロサウンドに乗って、春香は踊る。音は続くのに、彼女は現れては消え、繰り返し、その生成と消失の合間に実在するかのよう。見渡せないステージの奥底から響く歌を鳴らすのは、いったい誰なのか。



「 」カルミナP

時は経ち、私たちは長くここに居すぎて、出会いと別れ、永遠と崩壊の夢を見ながら、ずっと踊っていたような気もします。この世ならぬ天上の音と舞いは、私たちを忘我の世界に呑み込んでいきながら、一瞬、私たちを逆に見据えるのです。



「IM@S ALLSTARS++ L・O・B・M(リミックス)」安息香P

それでもふたたび花火は点火され、お祭りは続きます。新しい時代のユニゾンを唄うLOBM、真っさらな空間から高々と、みんなで大輪の花を打ち上げること。弾薬は尽きることなく。



「アイドルマスター パーフェクトスター・パーフェクトスタイル 律子風 EX」あきやんP

長い軌跡の中で結実した、一夜の幻のような努力と執念の結晶。ずっと彼女はこうではいられないけれど、ひとときだけ。夢は、力ずくで叶えるものです。



「アイドルマスター マジックナンバー 秋月律子」トカチP

何度も、何度も紡いできた物語を、これからも私たちは歌い直し、聞き直し、語り直していく。星の巡りが長い時の中でずれていくように、回り続ける円環は自分たちの力学でどこかへ突破していける、そんな力を秘めているのです。



「アラビアンリップ  やくしまるえつこ と d.v.d」ジェットP

この動画でジェットPが見出した映像世界は、まるでアイドル自身が自重で崩れた果ての暗黒のようです。雪歩の深淵、ずっと重く光さえ届かない底から、ふたたび彼女たちをつかまえ直す。そんな運動を予期するかのようです。


サムネ1選はベタベタなものをチョイスしました。

「【本編】杉浦茂風アイドルマスター・3A07 ~ゆかいじゃのう~」くらふと氏

スギ☆MADについては記事のひとつも書けそうなくらい思う所があるのですが、この得も言われぬスギあずささんの晴れ姿を見ていると、そんなことはどうでもよくなって、ただ「ゆかいじゃのう」とつぶやくことしか出来ずにいます。


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