中古革靴が初めての方でも【新品のように状態の良い一足】を【店長と相談しながら安心して選べるお店】千葉県津田沼古着屋ガレージセール

千葉県は津田沼で店舗を構えて25年、老舗古着屋ガレージセールのブログです。シューケア用品 【M.モゥブレィ】 の正規販売店をしております。豊富な中古、USED革靴の在庫でお待ちしております。 TEL047-493-1236 e-mail http://kawagutufurugichuuko.com/


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「  青ちゃん、あんまりあれしないで
   
     人生を楽しんで
   
          バイバイ       」






お姉ちゃんみたいな存在だった






早くから、後輩を育てる立場についた僕にとって


彼女は実力、経験ともにある
ファッション業界の頼れる先輩






そして戦友だった





いつも、朝早くから待ち合わせをしては
僕が車を運転して倉庫に向かい




畑の中に立つプレハブ倉庫の中で




汗が肌にひりついて塩になるほど暑い日も
床が凍るほど冷たい吹きさらしの寒い日も





日が暮れるまで古着の山の中に
二人で潜り込み
商品を整理し、選び続けた





今となっては
LADYSの古着業界で知らぬものが
いないほどの有名店 「 G2? 」




その店舗を立ち上げた時は
STAFF総出で前日から泊り込み
開店の準備にあたった



混乱を極めたプレOPENの日も
現場サイドの責任者として
彼女は指揮を執り続け


僕は倉庫からの荷物を
ワゴン車で運び続けた





開店後、彼女は
ゼネラルマネージャーとして
店舗の指導にあたった



「 G2?」 をも統括する
ゼネラルマネージャーの名を
受けたことがあるのは過去に2人



一人は彼女
もう一人は僕である







昨日と同じ今日


今日と同じ明日が
ずっと続くということはないと
あなたは知っていただろうか




そばにいる大切な人に
ありがとうと
感謝の言葉を伝えてないのはなぜだろう




あの人に愛していると最後に言ったのは
いつだろうか




感じている想いを打ち明けずに
飲み込んだのはどうしてだろう



昨日と同じ今日は
二度と来ないと知ったとき



あなたは

昨日までと同じことを
明日も繰り返すのだろうか







彼女が独立して
自らの古着店を立ち上げた時には




僕は休みを利用して会社にライトバンを借り
彼女の店に商品を運んだ



目の前の歩道に
路上駐車してお昼を食べに行ったため
戻ってきたら駐車禁止の切符を
切られていたものだった




独立してからも、時おり僕の店に
電話をかけてきては



「 青ちゃん、どお~?」




と、店の状況を聞いてくる




そんなときは
たいてい彼女の店が暇な時なのだった






今から2年8ヶ月ほど前


彼女の病気が発覚した




桜が散るまでは、持たないのではないかと
聞かされた




しかしながら

知らぬ者からみたら


何事もなかったように
彼女は闘病生活と仕事をこなし続け



その後も古着の仕入先などに現れては
自店の商品を買い付けるのだった






彼女の強い生命力に
周りの人間は


このまま回復できるのではないかと


何とか大丈夫なのではないかと



心のどこかで願った





それは
いくつかの季節を越えても
続いてきてはいたのだが






2012.9.21




前日に
いよいよ、と聞いた僕は
病院に向かった




自分には何もわからなかったが
とにかく駆けつけた



しばらく会っていなかった彼女は
見違えるほど痩せてしまって
身体を横たえていたが



行くまでの心配とは裏腹に



しっかりした口調で
何ら変わりがないように
僕と世間話をするのだった




仕事の話、僕の今の状況の話、
これからの展開の話を
一時間ほど話した



まるで、ちょこっと入院しているだけかのように







ここに、彼女の名前をのせ


彼女の言葉を伝えることに

違和感を覚え、感情が揺さぶられる人も
いるかもしれない



これはすべて僕の一存で行われている
批判があればすべて受け入れる




ただ、ここに彼女の言葉をのせることで
その言葉はインターネット上に
永遠に残り続ける




いつの日か、僕の娘が
この文章を読む日が来るかもしれない



その時、娘は知るだろう
彼女のような人がいて
僕の人生に影響を与えたということを




あなたが彼女の名前を目にした

その一瞬にも
彼女は今、この世界に存在する



彼女の言葉が

あなたの目に入ったということが
この世界に
彼女がいたという証なのだと
僕は信じる




故郷の遠い彼女の

通夜にも葬式にも
墓参りにも僕はいけない




これは


もっと生きたいと望んだ彼女に僕ができる

たった一つの弔いなのである




「 青ちゃん、パソコン教えてよー 」



と言っていた
超アナログ人間の彼女は
笑ってくれるだろうか





「 え~、アタシのことブログに
   のせちゃったんだ-!?」 と






その日、とりとめもなく話をしていた僕は
もう行かなくてはならない時間になった



なにも言わなかったが
二人とも知っていただろう




もう、これが本当のお別れなのだと



この世で会えることは
二度とないのだと




両手で、痩せた彼女の手を握り締め
何度も何度も振って僕は言った




「 じゃ、行きます


       また   」  





「  青ちゃん、あんまりあれしないで


   人生を楽しんで


    バイバイ         」




これが最後になった







もし、あなたのすぐそばに
大切な人がいるのならありがとうと
感謝の言葉を伝えて欲しい




大好きな人がいるのなら
愛していると伝えよう



今、感じている想いがあるのなら
胸の奥にある自分の気持ちを
他の誰かに伝えて欲しい






僕はあなたに彼女の言葉を伝えよう



「  人生を楽しんで  」  と







山田 伸子 さん    享年 48歳


2012年 10月 5日 永眠



合掌







その日、病院を出ると
来たときには降っていなかったはずの
雨が降っていた



目の前の道路を
傘を持たない人たちが雨をよけて
駆けていく




これが、涙雨というものなのか・・・




「 人生を楽しんで 」



声が耳の奥で広がる





振り返ると
今いた病棟の上にある、暗い空から
雨粒が顔に落ちてくる





あれ とはいったい何なのだろう 





傘を持っていなかった僕は
唇を噛み締めると





駅に向かって走った



















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