山田五十鈴と遠藤太津朗

テーマ:

山田五十鈴と遠藤太津朗
山田五十鈴さんと遠藤太津朗(達雄)さんが亡くなりました。
高齢だから、その時が来たんだな、と言う感慨です。
2人とも時代劇でお馴染みで、ほぼ毎日のように時代劇専門チャンネルで顔を見るので、やはり寂しいですよ。

山田五十鈴は芸歴が古くて、どんな役でもこなす名女優。
黒澤の「用心棒」で迫力あるヤクザの親分の女将さんを演じていて、三十郎も呆れるひどい性格の女なのに、さばけすぎているのがなんだか愉快でした。
「蜘蛛の巣城」では怖いほど凄みが利いて、これまた三船敏郎が子どもに見えたものです。
その存在感を若いファンに焼き付けたのはやはり「必殺」シリーズでしょう。
どうしょうもない悪を冷めた目で見ながら熱い義侠心を垣間見せる。藤田まことの中村主水と同格の存在でした。

遠藤太津朗と言えば、時代劇の悪役が多く、栗塚旭の「新撰組血風録」「俺は用心棒」で演じた芹沢鴨と、大川橋蔵の「銭形平次」の三輪の万七が、ぼくの中で双璧です。
万七は、女房を亡くして、一人息子がいる設定で、長寿番組だったから、毎回、息子が違うのが可笑しい(子役が成長しちゃうので)。ほとんどが平次の対極にあって狂言回し。それがあってこそドラマが廻るのでした。
現代劇もけっこう出ていて、サスペンスで良い味を出していました。
遠藤さんは、55歳で亡くなった大川さんの弔辞を読んだそうです。1つ違いだったんですね(その時、56歳)。てことは、大川さん、もし生きていたら83歳か。

84歳、遠藤さん、五十鈴さん95歳。芸一筋で、お疲れ様でした。




AD