伐折羅大将13 ╱「彼女と彼」

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終わりませんがな(笑)。
石膏をかけて、押さえ型をつくます。石膏も薄くするので補強のためにスタッフ(麻)を混ぜます。
ペインティングナイフでケーキ職人がクリームを塗りたぐるように、仕上げを塗ります。
昨日の作業では、シリコン型を薄く塗りました。
薄い方が、注型したキャスト本体を外す時に自由度が高いわけです。それにもちろん安く済みます。
豆腐のような型を作っていてはお金がいくらあっても足りませんし、硬化熱でシリコンの油分が抜けて劣化するのでボロッと崩れる事があるんです。
薄いシリコンはガーゼをサンドイッチして補強します。考えてみれば面倒です。
それを補強する押さえ型も、石膏を補強して作るわけです。本当に面倒です。
それを、表と裏、それぞれ別の作業でやるので、今回4日もかかった次第。

石膏型は厚くてもかまいませんが、重たくなると作業に影響します。また、やはり少しでも安く済ますためです。いま、1㎏で500円じゃ買えませんからね。
で、石膏が足りなくなったので、明日また買いに行かないといけません。
なんと、吉祥寺で石膏を買える店はないんです!
ユザワヤで以前は売っていましたが、丸井へ移ってからはおかなくなりました。パルコ地下の宇宙堂は閉店。どうにもなりません。
また渋谷ハンズへ行かないといけません。

今日の作業は、石膏の押さえ型をつくり、引っ繰り返して、粘土を取り去って、シリコンの接面を綺麗にし、切り金(今回はアルミ板を使った)を外してまた取り付けます。
平行にずらすわけです。これがまたシリコンを流した時の壁になるのです。口で言っても分かりづらいですね。写真を見て下さい。
今日は、ここまで。
くたくたです。集中力が3時間で切れます。体力もです。5時間目に、これは続けられないと、あきらめました。
メールの返事も溜まっていますが、そんなわけで、順調に遅れています。



日本映画専門チャンネルを点けっぱなしにしていたら、羽仁進監督の「彼女と彼」を放映しました。どうにもならない鬱映画。
けれども、すごい迫力。
いやぁ。ビックリ。耳で聞いて、チラチラ画面を見る感じで作業をしつつ、途中で疲れてしまった。
検索したら、紹介してありました。
http://correlative.org/exhibition/hani/kanojyo.html

昔は、バタヤさんて居ましたよね。
差別と貧困の、鬱屈した空気感のリアリティが漂います。
あとエロスも。
高度成長期の自分の記憶にも、そういう風景はありました。

主人公の男を演じた人。存在感がある。
調べてみると山下菊二さんだった。
山下さんと会った事があります。
80年頃、怪獣つくりの名人だった高山良策さんと知り合いました。高山さんの晩年です。
高山さんは洋画家で、シュールレアリズムに傾倒していたので、怪獣の話を聞きながら、高山さんが属していた駒展へも何度か足を運びました。山下さんはそこで紹介されています。
あと高山さんのお葬式とで。
山下さんもそのすぐあと、亡くなります。

山下さんと高山さんは、戦後、すぐ福沢絵画研究所で一緒になります。戦時中の東宝の教育映画を一緒にやっている仲です。東宝の争議で退社。戦争と争議に翻弄されます。以降、反権力の意識が高まったんでしょう。
詳しくは、こっち。
http://ja.wikipedia.org/wiki/山下菊二
でも、映画へ出ているとは知りませんでした。

高山さんも山下さんも、鶴岡政男の「重い手」に影響を受けたそうで、山下さんは高山さんの家でお見合いをして、その時の印象が「重い手」だった(笑)と。要するに、理想とは違ったんでしょうか。気が重たかったんでしょうか。
でもすごいハンサムですよ。$ヤマダ・マサミのブログ
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