実相寺さんの「風」

テーマ:
時代劇専門チャンネルで、栗塚旭主演の「風」を放送していて、先日、待望の実相寺作品を見る事が出来ました。
4本撮っています。まずは、第9話「走れ新十郎」。
もちろん、ぼくは、作業中です。音を聴いて、これはと思った時に手が空いたらすぐにテレビの前へ。
なので、半分くらいしか映像は見ていません。ソフト、出ないだろうか? 録画をしてないので、勿体ない事をしました。
もう、録画する癖がなくなりました。目出度い事です。
ビデオテープをDVD-RAMへコピーをしている最中にデッキがイカレて、そのままです。
まだVHSもβもそれぞれ50本くらい残っています。コピーしたのから次々と捨ててきました。
DVD-Rっていつか消えてしまうんですか!いろいろ説がありますね。デッキは何回録画すると壊れるとか。
ぼくが使ったのはDVD-RAMの方で、10年前だから1枚メディアが2千円以上しました。いま、いくらなんですか?ギャラがぜんぶそっちへ消えました。
80年代のプロレスもだいぶ録っていたので、大変な作業でした。しかし、デッキが壊れて見る事が出来ません。修理をすると、きっと、買った方が安い!と言われるのでしょう。そういう仕組みです。

まぁいいです。
それで、実相寺さんの「風」。
面白かった!
ちょうど、「ウルトラセブン」のかの12話「遊星より愛をこめて」の後に京都入りして撮ったのが、これでした。恋人たちのキラキラ煌めく陽光のシーンはよく似ています。
清水紘治さんが「風」では珍しくまともな役(失礼)。
町娘に扮したお姫様も可愛く撮れていて。
可笑しかったのは、ナンセンストリオです。
特撮ファンなら、誰しも、実相寺さんが撮った「ウルトラマン前夜祭」の曰くを知っているでしょう。
杉並公会堂の公開録画で、ろくすぽ打ち合わせもせずに舞台はてんやわんや状態。ウルトラマンがピアノ線に引っかかって場内爆笑。放送ではいきなりネロンガのシーンが流れます。
その時の狂言回しに、泥棒に扮したナンセンストリオが出て来ます(忍者姿)。で、舞台へ上がる時に定番のギャグ、親亀の背中に子亀を乗せて・・・をやります。
で、この作品、監督は、中継車の中で絶望したそうです。怪獣製造器から出るはずだった豚が舞台を走り回ったり、どうにもならないと、77年発売の著書「闇への憧れ」に書いてありました。
そのどうにもならない思い出を挽回するためなのか「風」にナンセンストリオが出て来るんです! で、その、親亀の背中に・・・を披露します。
やっぱり忍者です。

実相寺さんは、円谷一さんに、おまえなんか、ぼやぼやしていたら鴨川に浮かんじゃうぞ!と嚇されたそうです。
京都のスタッフは一見さんには厳しいそうです。
全盛期の映画からのスタッフですからね。テレビディレクターに風当たりも強い、という倣いだったのでしょうが、実相寺さんの述懐によるとそんな事はなかったそうです。
ていうか、京都のスタッフもさぞや面食らったでしょうね。それまで、割とシリアスな「風」。いきなりナンセンストリオですから。
いや、機会があったら見て下さい。だいじょうぶか!これでいいのか!って感じです。
でも帳尻合わせ。後半のスラップスティックな組み立てから、一気に戦いの場面は格好良く、緊張感あふれてチャンバラをやって、大団円。
丁寧に撮っているので編集が大変だったようです。
栗塚さんも番組の宣伝で、実相寺さんの回想をしていました。
なんと、主題歌は、川崎高! 実相寺さんのペンネームです。

飯島さんも撮っているし、Pプロが特撮をやっていて、音楽は冬木透。
準レギュラーに小林昭二が出ています。特撮ファンは見るべし!

写真は、「闇への憧れ」。
監督が残してくれたたくさんの財産のうちの1つ。やっぱりこの人だけは、スゴすぎです。
この67年で、実相寺さん、30歳ですよ。逆立ちしてもかないません!$ヤマダ・マサミのブログ
$ヤマダ・マサミのブログ
$ヤマダ・マサミのブログ
AD

コメント(2)