ポスターやらバキュームカーやら

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60年代の東映動画の長篇漫画映画は、ハンドトレスを使っていました。
色指定されたカラートレスで、柔らかい線が効果を上げていました。
70年代に、トレースマシン(要するにコピー機)を導入して、トレース線は黒一色になります。これは線がかすれて、かえって劇画調のリアルな絵が生まれました。「タイガーマスク」や「マジンガーZ」は荒々しい線が成功しています。
現在、アニメは、セル画がなくなって、ぜんぶデータです。デジタル塗装をするので、エコです。
その反面、手作り感がなくなりました。トレス職人、色塗り職人は、転向しちゃったんでしょうか。ずっと心配しています。
技術が躍進すると古い技術はお払い箱です。
原型師もそのうち居なくなります。
大手だとだいたいCADで、あらかたの原型を作ってしまいます。細かい所は手作業になりますが。それよりも、国内の職人を避けて、人件費の安い中国へ原型を発注する事も増えています。
たとえば、この怪獣の倍のサイズの原型を、と依頼すれば、簡単に、しかも安く、中国で似たような原型が上がります。
ぼくは懐古趣味だけでなくて、マルサンで怪獣を作った、瀬戸物職人の仕上げが好きです。その人の真似てきました。
マルサンのガラモンやゴメスに見られた粘土の柔らかい線を再現するような試みは、これから先は考えもつかなくなるんでしょう。
それも時代の趨勢でしょうね。

子供の頃、親につれて行かれた銭湯でよく見かけた映画のポスターは、子供たちの憧れでした。なんであんなにキラキラしていたんでしょうか。
男湯へ行くと、たまにちょっとエッチなポスターも貼ってありました。
銭湯で半裁サイズのポスターを見慣れると、今度は映画館で、絵柄の違うロビーカードや立て看板ポスターを楽しみます。
手書きの映画館の看板も好きでした。
映画のポスターを集める感覚はまだありませんでしたから、じっと見て、目に焼き付けます。
映画は、子供にとって、大きなイベントでした。
そういえば、書いていて思い出しましたが、60年代は、まだ映画館のトイレが水洗でない所があって、ものすごい臭いだった記憶があります。
ぼくの住んでいた商店街も、小学校くらいまで、バキュームカーが来ていました。バキュームカーが去った後、残り香のように、地面に滴っている液体が、とても興味深くて、そのくせ恐れて近寄れないのでした。
「ルパン三世」でも、バキュームカーが活躍してましたしね。

ええ、夜型人間で、明け方、作業が終わって晩酌です。酔っぱらって書いています・・・。
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