ウルトラマンのマスク

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作業は引き続き、粘土を盛っては削っての繰り返し。だいぶ芯としての形が見えてきました。今回のは、依頼者の了解を取れてないので、具体的には載せられませんが、まぁ、ウルトラマンです(笑)。見せられる範囲で。
ウルトラマンは、積年の想いがあります。形にするのは、そんなに難しくありません。
かといって、ガレージキットのような実在のスーツのようなくたびれた表現をするのは簡単じゃありません。
成田さんはシワを嫌いました。ぼくはそんなに嫌いませんが、せっかく美しいものを汚くしても・・・という気はします。ただ、模型という表現は、ある部分の再現ですから、ウルトラファイト版セブンが商品で出たのは感動的でさえありました。

ぼくがウルトラマンと出会ったのは、小学校の時、70年代の第2次怪獣ブームのアトラクションです。
その前のブーム時は、新宿や銀座で怪獣の展示会を観ていますが、動くウルトラマンは二子玉川のイベントが最初だと思います。
それで、10才くらいですから、どうやって作るのだろう。どうやって作られたのだろう? その疑問で、想像力は膨らみます。
いちばん惹かれたのは、怪獣の皮膚です。続いて、ウルトラマンのマスクの樹脂。さらに超兵器たち、ミニチュアです。
展示してあるのを触ってみると、ラテックスにはラテックスの異様な質感があります。一種のフェティシズムです。
決定的だったのは、仮面ライダーの顎でした。いつも曲がっていたり、口が見えたり、長髪がはみ出ています。あれはどうやってかぶるのだろう。その事に全神経を集中していた小学生でした。
高校の頃、円谷プロへ行って、怪獣倉庫の人に見せてもらい、なんとなくどういうものか、理解が出来ました。
要するに、素人には出来ない(爆)。

怪獣はでも、造型をやった高山さんの所へ遊びに行くようになって、高校の帰りに粘土原型を持ち込んで技術の一端を教えてもらう幸運を得ました。好きな事は、のめった者が勝ち。
どんどん、のめっていきます。
ウルトラマンのマスクは、専門学校の頃、編集の師匠になる安井尚志さんと知り合って、そんなに好きならと、某編集部にあったアトラクションのウルトラマンのマスクをいきなりもらいました。
それが写真のです。
目は片目で黄色い時代の物。バチバチにヒビが入っています。
そこで、さっそく修繕です。目は粘土を盛って原型を作って、石膏型へ樹脂を流して作りました。
アトラクで汗を吸い込んだ樹脂はなかなか直せません。裏打ちするより瞬間接着剤の方が簡単でした。飾っておくだけですから。
一応、電球を仕込んで光るようにします。耳のスイッチも再現します。
顔は、唇を直しました。
被れないと話にならないから、目穴も開けます。
いまこれは手元にありませんが、ハタチくらいの頃に、子供の頃に触ってみたかったウルトラマンをさんざんいじる事になりました。



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