妖怪プラザ

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昨日、成田さんと高山さんの揃いの写真がないかとネットを検索したら、高山さんの晩年の絵の画像が出て来ました。
ぼくらが遊びに行っている時に描いていた絵で、題して「妖怪プラザ」。
実は、ぼくが作った青いウサギは、この色のイメージと重なっていました。
当時、高校生ぐらいだったぼくは青い色が好きで、高山さんが青い絵を描いているので、「青、好きなんですか?」と聞いた事がありました。
高山さんは、ぼくらが遊びに行っても筆を動かしていて、ときおり相手をしてくれる以外は、たいていは、奥さんとの雑談でした。
奥さんと話が盛り上がっていると、アトリエからひょいと居間の戸を開けて顔を出して、にこっと笑って、奥さんの話を遮って、こうなんだよと、話を改めてくれる。
奥さんは、せっかく話をしているのに本人が来ちゃうから、あらま!と言う感じになる。いつもたいていそんなだった。
要するに、孫が遊びに来たみたいなものだった。

「青は難しくてね。苦手な色だからあえて使っているんだ・・・」と、高山さんは答えた。
そうか、得意な色で勝負するんじゃないのか。いたく、感動。
もっとも、ぼくのウサギは、ぼくが好きな色を塗りだしたら高山さんの絵がオーバーラップしたので、高山さんの緻密なイマジネーションに及ぶべくもありません。

高山さんの絵は、黄泉(よみ)の世界をテーマに選ぶ。でも鬼や閻魔大王が出て来るわけではなく、神様も居ません。
沼からあぶくが浮かび上がり、それが人の気配となり、人の想念が蠢いて、人間模様が展開する。
沼から沸き立つ染みのようなものが、それぞれの登場人物のヒントになるようで、無意識のうちに染みを中心に形が生まれるそうです。
そういう絵は、あまり気持ちのよい世界観ではないが、かといってグロテスクに過ぎる事もなくて、ぼくはとても気に入っていました。



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