伐折羅大将 その7

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袖を少し直しました。それから表面処理。これは途中まで。もう1晩やって、終わります。顔の仕上げもこれから。
表面は、ツルッとした感じだといかにも出来たてなんですが、当時の現物は金箔が貼ってあって、それなりにテクスチャーぽいわけです。
現況はそれが剥がれて朽ちた感じがします。
かといって朽ちすぎてもイヤミなので、朽ちた感じも少し入れる事にします。やり過ぎないのが、意外と面倒です。
でもこれが一種のリアリティになると思います。
それにしても簡単に終わりませんねぇ。買い物も行かないといけないです。
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伐折羅大将 その6

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台座が完成しました。それと、裾を少し直しました。それで1日です。
なかなか進まないものです。
しかし、あと全体の仕上げと顔を少しいじれば、やっと終わります。

ところで台座は、新薬師寺の十二神将がぜんぶそれぞれの台座へ乗っかっているので、なるべく印象をなぞらえました。
もちろん12体つくるつもりはありませんが、1つパターンをつくっておくと形式を踏襲出来ます。下は楕円です。上に岩?の表現です。
この岩は、実際はもう少し幅があります。コンパクトにしました。
削っていると既視感があって、そういえばと思い出すのは、80年頃に「宇宙船」でやった「SF造型教室」です。

同人誌をやっている頃なので、名前を変えてやりました。成田さんの記事なども手伝いました。
この時の大魔神は、ラテックスの可動人形で、粘土原型を石膏で型取りし、ラテックスで成形しています。
アルミ線を束ねてラテックスを混ぜた布を巻いて骨を作り、さらにウレタンを巻いて筋肉を作り、ラテックスの皮でくるみます。
これは高山良策さんに教えてもらったやり方です。

バランスは悪いですけど、50センチあるので迫力はありました。
それで、ただ立っているだけじゃしょうがないので、台座を作ったんです。
「大魔神逆襲」の時の山奥の岩場に鎮座する武神像をつくり、そのまま足場まで持ってきました。
この岩場が、今回のとそれほど変わりがないんです。
30年前にも同じような事をやっているのが可笑しいです。$ヤマダ・マサミのブログ
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伐折羅大将 その5

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腰紐の先の房と台座をやりました。あとスカートのすそ。あちこち細かい所も。
画像は、全パーツです。
ガレージキットを作る人なら組み立てて塗装までそんなに苦労しないでしょう。ゴジラと違って気泡が溜まるモールドでありません。多少は気泡も溜まるでしょうが腕に覚えのある人は楽勝のはずです。

プラキャストのムクになるので重量はそこそこになります。腕と脚に真鍮棒などを通して接着をする事をお奨めします。
隙間はポリエステルパテなどで埋めて下さい。
台座と足の接面は、それぞれに凹凸を入れるつもりですが、それでも真鍮棒を通すとしっかり固定されます。
重たいので倒れると壊れます。

ところで、ガレージキットを作った事がない人へは、製作も受け付けようと思っています。組み立てと塗装で1週間前後かかります。


ずいぶん長くかかりましたが、やっと終わりそうです。
でもその前に、土曜はオフです。しっかり休みます。$ヤマダ・マサミのブログ
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伐折羅大将 その4

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ベルトの飾りをやりました。一日半かかりました。石鹸箱のような凸部に花ビラが飾りが付いています。これがたくさん(笑)。
そして中心で結んだ腰紐は左手の死角になっていてよく分かりません。
データを取ってDGで極彩色を再現した「バザラにホレた!」で、一応、なんとなく分かるんですが、CGなんです。
各部の写真をたくさん載せてあったら良かったんですが。CG画像ももちろん良いんですけど。ぼくが編集したら、まず徹底してオリジナルを解剖してから本題のCGを載せます。
仏像、神像の写真集もカメラマンのベストショットばかりで、三面写真ってなかなかないです。みんなパースがついています。当然といえば当然です。模型のための本でないのですから。

あと刀と左右の腕の写真も。刀、細いです。キャストで抜いたら、そのままだと反ってしまいそうです。折れちゃいますよね。どうしよう。原型は真鍮棒を入れていて、反対側に桁を立てています。
残りは総仕上げと、台座。
それが終わって、いよいよシリコン型取りです。それは来週。
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伐折羅大将 その3

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ベルトの装飾が半分くらい終わり、右手の袖のヒラヒラの直しで時間いっぱい。
ベルトの装飾は、胸と首元にある花ビラと同じ物がたくさん並んでいます。
「奈良新薬師寺 十二神将」(毎日新聞社)には良い写真が何点かあって助かりました。
この本に、各部の名称が載っているんですが、花ビラの事は触れていません。
特徴のある逆立った髪の毛は<焔髪えんぱつ>、胸は<胸甲きょうこう>、袖のヒラヒラは<鰭袖ひれそで>、腰は<腰甲ようこう>などなど。
それに寸法もあります。本体は162,9㎝、台座を含めると177,1㎝。
面と向かうと男子の平均より少し大きいわけですが、本体は小柄なんですね。
ぼくは勝手に180㎝くらいあるんだと思っていました。

なんせ、仏を護る神様の武将です。部下がたくさん居て、その頂点に君臨する猛者です。
口をくわっと開いているのは、怒っている貌ですけど、なにか邪気に食いつきそうです。
塑像でここまで作り込むのは西洋彫刻のようですが、天平時代なので、入って来ているのは中国あたりの表現でしょう。
異様な全体のバランスも不思議です。これに人間の骨格をなぞらえるとかなり不自然な体型で、果たして刀を抜いたところなのか、引っ込めるところなのか、いろいろ想像を張り巡らせます。

しかし右手、刀をきちんと握っていないんです。軽く握って、掌の中で刀の柄を遊ばせているように見えます。
刀に目が行きますが、実は力が入っているのは左手です。掌をぐっと開いて反らせています。
待てよ!という溜めを、感じさせます。
伐折羅は、むやみやたらに手を出さないのかもしれません。

怒って髪の毛は逆立っていて、難しい方の漢字の火焔をあてがっています。焔髪なんてふつうは使いませんよね。
東宝映画のNG企画にあった「火焔人間」と同じ文字です。
怒って怒髪天を衝く魔王の貌。それなのに相手へ襲いかからないで自分の力をセーブしているように、左手が感じさせます。

ぼくが作っているのは机の上へ飾れるサイズなので、実物と同じ迫力は出せませんが、なるべく近づけて、要所にこだわりました。
しかし手を下すのは個人の技術なので、到らぬ部分もあり、個性や好みもいろいろあります。まったく同じというわけに行きません。
抜き勾配も考えないといけないのです。
そういうのをぜんぶ踏まえて、やれるだけやっています。

3・11以降、その前から押し寄せていた不況の波がより一段と大きくなって、人心を惑わす政治の不透明さ、放射能の恐怖、帰れない人たちの苦しみや起こり始めた差別、また復興を少しずつやっている地元の人とボランティアの希望や疲労など 、さまざまな日本のこの状況の中で、ぼく自身も疲れや不安、それなのに未来へ挑みたい気持ちも交錯して、簡単に言葉へ表せない複雑な想いが渦巻いています。
それでも前へ進まないといけません。
伐折羅大将は、昔から気になっていました。これを作る気になったのは、胸の中にくすぶった怒りを像へこめたい気持ちもあります。
大げさに言ってしまうと、そんな決意がきっかけでした。
同時に、食っていかないといけません。やれることをやるしかありません。
気に入った方はぜひ、お求め下さいまし。

写真は、資料としてネットで集めた画像です。$ヤマダ・マサミのブログ
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伐折羅大将 その2

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全身像です。腕の角度で手間取りましたが、だいたいまとまったので、いよいよ最後のモールドに入っています。
残りの難関はベルト。飾りがたくさんあって面倒です。
刀は、つかの部分をもう少し。台座はラフなまま。これは1日くらいでやれそうです。もう出口が見えています。

問題は、総仕上げをどうするかです。
朽ちた感じを出せば現状の印象になりますが、出来たての極彩色を塗装したい人にとってはぜんぶ削らないといけなくなるので、そこそこな感じが良いかと思います。
あと唇が欠けています。これを実物通り、欠けたようにするのか、欠ける前にしておくかです。欠けている方が現状の印象になりますが、削るのが忍びないんです。
意図的に欠いたものでないので、リューターで削って同じようになるか難しいところ。それに、せっかくのカタチに作為的な事をするのがイヤなんです。どうしましょう。

さらに言えば、細かいところは、実物を見ていないので、本の写真から割り切っています。奈良へ行って来れば良いんでしょうが。このまま自分なりの印象で完成させようと思っています。

これが終わらないと次の作業がなにも出来ません。集中するのでくったくたです。
生活がかかっていますので、買って下さいまし。

カタチが上がったら、シリコン型を作って複製。それは1週間くらいです。月末までに初回分を出す予定です。初回分は10~15個です。
よろしくお願いします。$ヤマダ・マサミのブログ

伐折羅大将

テーマ:
現在の状況としては90%くらいまで終わりました。
そでの膨らみを手直ししています。
刀をさてどうするか?ストローをペタンコにした感じなので、キャストで抜くとすぐに折れてしまいそうです。
それ以外の残りは全体の仕上げ。
指の爪、服の装飾はベルト周りが面倒で、顔ももう少し手直しします。台座もつけます。ラフに出来ていますので表情が出るまで、もう少しやります。
全高33センチくらい。プラス、台座の高さが4センチ。
一応、プラキャストで抜こうかと思うんですが、もっと良い材料ってあるんでしょうかね。
ポリストーンってやった事がありません。売っているんでしょうか。工業素材で個人では手に入らないのだろうか。
加工するのは、キャストの方が容易でしょうね。

あと1週間で仕上げを終えて、溶きパテかサーフェイサーのスプレーかで表面仕上げをしてから、やっとシリコン型取り。そして複製です。
1つのシリコン型でプラキャストがうまく抜けるのが10~20個くらいなので、目処として15個が初期分と考えています。
原型はその後、組み立ててしまうか、注文が来た時のための原型として残しておくか、分かりません。
注文が来なければそのままです。

値段、まだ正確に出していません。これくらいの範囲とは思っています。高いと売れませんし。しかし安くすると生活を棒に振ってしまいます。
2ヶ月以上かかりましたから。温かい目で見て下さいまし。$ヤマダ・マサミのブログ
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台風

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金曜ロードショーで劇場版「ルパン三世」をやっていて、最後の方だけ、ちらっと見ました。どうして最後の方かというと、ハナから見るつもりはなくてニュースが終わってチャンネルを変えたらやっていたので、そのまま見たわけです。
で、マモーの巨大化した脳味噌に、当時は分からない既視感があって、その謎がすぐ分かりました。
80年代に入って「成田亨デザイン画集」が出ました。
バルンガのデザイン画を見ると、触手が下の方へごわごわ伸びていて、そのまま作っていたらさぞやグロかったことか。
それつまり、脳味噌にくっついた脊髄の神経・・・。いやぁ。気色悪いです。苦手です。
ロボコップで、脊髄神経付きの脳味噌が出て来るのも、今以てイヤです。脳味噌だけなら平気で、「ハンニバル」はそれほどグロいと思いませんでした。細かいのがたくさん付いているとイヤなんですね。

バルンガにすぐ結びついたのは、この台風ですよ。
「明日の朝、窓の外をご覧下さい。そこに輝いているのは太陽でしょうか、バルンガでしょうか」
「ウルトラQ」屈指のSF篇です。
脚本の虎見さんは、監督の野長瀬さんや脚本家の山田さんとSF仲間で、書いてみなよと薦められて書いたそうで、「バルンガ」の脚本は、野長瀬さんの手が入って完成したそうです。
台風を飲み込んだバルンガが次に狙ったのは太陽でした。
バルンガが居たら、この鬱陶しい大型台風も飲み込んでくれるでしょう。後始末が大変ですが。
マモーの脳味噌も、爆破されなかったら宇宙で育ってもっと巨大になったんでしょうか。

ところで、大阪万博の三菱未来館で使った特撮が、円谷英二さんの最後の仕事で、その1つに、台風の目に爆雷を落として台風のエネルギーを消滅させる作戦がやがて未来には完成するでしょう、というのがありました。
そういう事って、試した事はないんでしょうか?
しかし台風のエネルギーは核爆弾より大きいとも言います。自然の前に、人間は手も足も出ないのが実情でしょう。

ということで、神仏に祈ります。祈ります。早く、伐折羅大将が完成しますように。
現在、表面モールドです。装飾部分をやっています。
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