かっぱしゃいん

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漫画家のくぼやすひとさんから、連絡が来て、以前、ぼくがつくった原型がやっと製品化したので、手渡してくれると仰る。そこで、行きつけのドナテロウズで待ち合わせました。
井の頭公園は、毎夕、2時間かけて散歩します。そのうち1時間は猫の相手。猫がたくさんいます。仲良くなった猫だけでも5匹。
汗だくになって歩きます。
さすがに走りません。夏以外は、三鷹台まで往復します。それが2㎞。公園1周が2㎞。生活圏の歩きが3、4㎞。
毎日、健康のために歩きます。
歩いた後、ドナテロウズで飲むアイスコーヒーは別格です。
この店も猫がいます。
この夏、亡くなって2年になる、看板猫パンダのためにオフ会をしたばかりです。猫はいつだって身近です。
でも最近のドナテロウズは、猫はたいてい店の外で、ちと寂しい。
ここのところ読んでいるのは、村松友視のアブサン・シリーズ。
吉祥寺北町にお住まいなので、ご近所さんです。
21年も生きた猫、アブサンの物語が面白くて、いま3冊目の「アブサンの置き土産」を読んでいます。
先に着いたので、本を読んでいると、くぼさんが来ました。

くぼさん、お父さんを亡くしたばかりで、さてどう言葉を出そうかと思っていましたが、もう互いに50代、甘いも辛いも噛みしめているから、ふだんの通りで、そのうち、怪獣話になってワイワイやりました。

この新春、くぼさんのキャラクター「かっぱしゃいん」を立体化しました。
くぼさんは、自分で金型屋さんを訪ね、製品化までやったんです。エライ。
金型へ起こす作業、ソフビを流して成形する作業を業者へ頼んで、あとは、自分で油口のラッパを切って、袋詰めしました。
その足取りはブログで。
<http://kyasuhito.exblog.jp/>
ホームページはこっちです。
<http://web.me.com/kubokupo/kubo-machine/Welcome.html>

「かっぱしゃいん」はトヨタの社内新聞の連載マンガ。
このソフビは残念ながら非売品です。お世話になった社員の方へ抽選でプレゼントするそうです(つまり自費製作)。
指人形にもなります。
こういうのをストラップにして下北沢あたりの女子学生がぶら下げていたら可愛いと思いますが、どうでしょう。

かっぱしゃいんは、スポーツカーに乗って出社。手にキュウリを持っています。なんで河童が? ええ、そこがミソで。なんで河童?的な面白いマンガです。

くぼさんと1時間半くらい話し込んでしまいました。
写真は、「かっぱしゃいん」。左からストラップの付いた完成品。
中央が、油口の付いたもの。逆さにしたのが金型の状態で、ソフビ原液を流して焼きを入れて成形。抜く時にラッパ状の部分を引っこ抜く。製品はそれをカットします。
それとパッケージ状態。ヘッダーも作った懲りようです。
完成、おめでとうございます。楽しい仕事でした。ありがとうございました。

いずれホームページでまとめようと思っています。もう少しお待ち下さい。

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8.26

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東京スポーツを暑い中、コンビニで買って、アイス屋へ入って涼みながら斜め読みします。ああ、バカだなぁと思って、楽しみます。褒め言葉ですよ。
一時期、ヤクザ抗争が一面を飾った時期があって、あれはなるほど、芸能とスポーツなんだな、と思ったものでした。
芸能とスポーツの華といえばプロレスです。東スポとは切っても切れません。
今日は終面にオールスターの記事がありました。
まだ現役のブッチャーとシンが組んで、一夜の復帰を果たす猪木組と戦うプランです。猪木のパートナーは未定です。
かつて・・・。
32年も前ですか。ぼくは、高校生でした。
怪獣仲間が誘ってくれて、8.26夢のオールスター興行を観に行きました。武道館のほとんど最上階。なんにも見えません。
でも、あのわくわくはすごかったです。
なにがなんだか分からないうちに終わりました。終わってもドキドキしていたものです。

力道山亡き後、独立した、ジャイアント馬場とアントニオ猪木が、それぞれの団体の威信をかけて真っ向からぶつかる。
主宰は東スポです。連日、記事で煽ったものでした。なけなしの小遣いで東スポを買うのが、学校の帰りの楽しみです。
正確には3つの団体戦です。
ラッシャー木村は格下だったので、ちょっと国際プロレスが可哀相でしたが、まぁしょうがありません。
千両役者といえば、馬場猪木。そのコンビが一夜の復活を果たし、ラスト、猪木がマイクをもって叫びます。
馬場さん、今度は戦おう!
おおー!っとなりましたよ。そりゃもう。まだ2人とも30代ですからね。全盛期です。
馬場さんは下降期にあったとはいえ、まだまだ負けるとは思えません。
猪木は、格闘技世界一決定戦や日本人抗争をやって上り調子でした。
だから、猪木が勝つかもしれないな、と、よく仲間で話したものです。
もちろん、プロレスは興行で、ショービジネスですから、雌雄を決するのはよほどです。いざと言う時に、どちらかが裏切るわけです(笑)。
それもまたプロレス。
格闘技ファンは、バカにしますけどね。良いんですよ。ヒーロー番組を見ているのと同じ感覚で楽しめば。

大巨人にこだわらないで、ドリーファンクジュニアあたりと組めばいいのに。
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実相寺さんの「風」

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時代劇専門チャンネルで、栗塚旭主演の「風」を放送していて、先日、待望の実相寺作品を見る事が出来ました。
4本撮っています。まずは、第9話「走れ新十郎」。
もちろん、ぼくは、作業中です。音を聴いて、これはと思った時に手が空いたらすぐにテレビの前へ。
なので、半分くらいしか映像は見ていません。ソフト、出ないだろうか? 録画をしてないので、勿体ない事をしました。
もう、録画する癖がなくなりました。目出度い事です。
ビデオテープをDVD-RAMへコピーをしている最中にデッキがイカレて、そのままです。
まだVHSもβもそれぞれ50本くらい残っています。コピーしたのから次々と捨ててきました。
DVD-Rっていつか消えてしまうんですか!いろいろ説がありますね。デッキは何回録画すると壊れるとか。
ぼくが使ったのはDVD-RAMの方で、10年前だから1枚メディアが2千円以上しました。いま、いくらなんですか?ギャラがぜんぶそっちへ消えました。
80年代のプロレスもだいぶ録っていたので、大変な作業でした。しかし、デッキが壊れて見る事が出来ません。修理をすると、きっと、買った方が安い!と言われるのでしょう。そういう仕組みです。

まぁいいです。
それで、実相寺さんの「風」。
面白かった!
ちょうど、「ウルトラセブン」のかの12話「遊星より愛をこめて」の後に京都入りして撮ったのが、これでした。恋人たちのキラキラ煌めく陽光のシーンはよく似ています。
清水紘治さんが「風」では珍しくまともな役(失礼)。
町娘に扮したお姫様も可愛く撮れていて。
可笑しかったのは、ナンセンストリオです。
特撮ファンなら、誰しも、実相寺さんが撮った「ウルトラマン前夜祭」の曰くを知っているでしょう。
杉並公会堂の公開録画で、ろくすぽ打ち合わせもせずに舞台はてんやわんや状態。ウルトラマンがピアノ線に引っかかって場内爆笑。放送ではいきなりネロンガのシーンが流れます。
その時の狂言回しに、泥棒に扮したナンセンストリオが出て来ます(忍者姿)。で、舞台へ上がる時に定番のギャグ、親亀の背中に子亀を乗せて・・・をやります。
で、この作品、監督は、中継車の中で絶望したそうです。怪獣製造器から出るはずだった豚が舞台を走り回ったり、どうにもならないと、77年発売の著書「闇への憧れ」に書いてありました。
そのどうにもならない思い出を挽回するためなのか「風」にナンセンストリオが出て来るんです! で、その、親亀の背中に・・・を披露します。
やっぱり忍者です。

実相寺さんは、円谷一さんに、おまえなんか、ぼやぼやしていたら鴨川に浮かんじゃうぞ!と嚇されたそうです。
京都のスタッフは一見さんには厳しいそうです。
全盛期の映画からのスタッフですからね。テレビディレクターに風当たりも強い、という倣いだったのでしょうが、実相寺さんの述懐によるとそんな事はなかったそうです。
ていうか、京都のスタッフもさぞや面食らったでしょうね。それまで、割とシリアスな「風」。いきなりナンセンストリオですから。
いや、機会があったら見て下さい。だいじょうぶか!これでいいのか!って感じです。
でも帳尻合わせ。後半のスラップスティックな組み立てから、一気に戦いの場面は格好良く、緊張感あふれてチャンバラをやって、大団円。
丁寧に撮っているので編集が大変だったようです。
栗塚さんも番組の宣伝で、実相寺さんの回想をしていました。
なんと、主題歌は、川崎高! 実相寺さんのペンネームです。

飯島さんも撮っているし、Pプロが特撮をやっていて、音楽は冬木透。
準レギュラーに小林昭二が出ています。特撮ファンは見るべし!

写真は、「闇への憧れ」。
監督が残してくれたたくさんの財産のうちの1つ。やっぱりこの人だけは、スゴすぎです。
この67年で、実相寺さん、30歳ですよ。逆立ちしてもかないません!$ヤマダ・マサミのブログ
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文芸座

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インターネットは不思議なツールで、画像掲示板で世の中の流行り廃りや有象無象の趣味の世界を見ていると、たまに、見覚えのある物と出会えます。
見覚えのある物というのは、大雑把なくくりですね。正確に言うならば、自分を構成するパズルのたくさんのピースの1つ、それを、すっかり忘れていたら、出会い頭にばったり出会った感じ。
心の隙間が一瞬にして満たされます。
昨日、あの文芸座の外観写真と出会えました。ちょっと嬉しい(転載しますね)。

70年代の後半から80年代前半。学校の帰りに「ぴあ」を片手に持って、池袋まで出かけます。文芸座がもっぱらの目当て。
「ぴあ」にはずいぶんお世話になりましたよ。授業中にこっそり読んだりもしました。
上映時間を待つには近くのゲームセンターやデパートも良い遊び場です。なんだか不良のようですね。
かといって、映画少年というほどじゃありません。
目当ては、かつての怪獣映画、特撮映画、SF映画です。たまに、時代劇やATG、黒澤の特集もあって、そういったちょっと濃いジャンルを集めてくれるのが、この映画館の特徴でした。
なんせ、円谷英二の没後10年を記念して打った企画もここだけでした。
本多監督へ、その事を伝えたら、とても喜んで、本当に、感謝しているんだと仰っていました。

文芸座は、洋画をかける1階の劇場の他に、地下に邦画の2番館、地下劇場があります。
また、簡単なプログラムの小冊子を毎回発行していて、それをもらいに行くだけでも楽しいものでした。
高校生の頃、あまり好きが高じてしまい、三脚と一眼レフを持ち込んだ事もあります。テレコは当然でした。ご免なさい。
1枚の写真で30年前に帰れました。
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ラゴンの目

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伐折羅大将、全力で進めています。
資料はけっこうあるんですが、どの写真も陰影のあるお洒落な写真で、模型的な写真と違うんです。やはり国宝ですから、カメラマンもプロ中のプロが呼ばれるんでしょう。良い写真です。けれども、模型をつくるのには不十分です。
そこは奈良まで行って来るべきなんでしょうが、外食を控えているくらいの昨今、取材費は出ません。こういう企画をどこかへ売り込んでおけば世買ったンですが、売り込んだところで、話が延びていくばかりでしょう。
痛し痒し。
でもいつか、現物を目の当たりにしないとバチが当たりますね。

写真は、80年頃のラゴン。安井さんの撮影。高山さんに持ってもらって。この頃、何度も遊びに行ったので、ラゴンはぼくも手で持ちました。
もうカチカチでした。
「宇宙船」の取材を兼ねて、聖さんが渡米して買って来たドンポスト・スタジオのマスクをもらった安井さんが、高山さんにもドンポスト形式のマスクを作ってもらってはどうか?と頼んだのが、一連のリメイク、レプリカの始まりです。
ラゴン、セミ人間、大魔神を、高山さんはリメイクしました。
ラゴンを選んだのは、高山家に残っていたから同じように再現出来るだろうと踏んだわけです。リメイク版の方が優しい顔です。

撮影で使ったラゴンは、「ウルトラQ」「ウルトラマン」と2回に亘って海へ投げ込まれるので、塩のせいでヒレはベトベトになり、劣化してカチカチになりました。
目が緑なのが、驚きでした。
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海底原人

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ラゴンは、ハリウッドの「大アマゾンの半魚人」のコピーで、成田さんもそれほどデザインで悩んでいないと述懐しています。
ラゴンという名前は、ギルマン(ハリウッドの半魚人)のコピーにある<ブラックラグーン 黒い入江>から来たんでしょう。
命名はたぶん監督の野長瀬三摩地さんが自分でやったのでしょう。
シードラゴン(タツノオトシゴ)の略かと思いました。
でもあまり深い意味がないようです。
アントラーは、<アントライオン アリジゴク>からだと仰っていました。奥さんが名付けたとか。
アントラーといえば、Jリーグのアントラーズは、鹿の角の意味です。
ファンは勝手に想像しますから、鹿の角のくねった感じも重なるので、ダブルミーニングかと思ったんですが、アリジゴクだけだそうです。
「海底原人ラゴン」というサブタイトルも、まったくそのままの迷いの無さでカッコイイです。

ラゴンは、「ウルトラQ」と「ウルトラマン」の世界観を繋ぐ、重要な怪獣でした。
「ウルトラマン」に出て来るミイラ人間(ドドンゴの飼い主)は、人類の古代の姿なのか?という、謎かけも台詞でありましたが、ラゴンの方の海底原人は、博士が語るには、姿は人間のようだが、純然と魚類などの進化形に当たると言っています。
地上をミイラ人間、海底をラゴンが、太古、こういう人たちが地球上を闊歩していたんでしょう。すごい事です。
アボラスとバニラを封じたのも古代人です。こっちは文明人です。
2匹が戦いながら移動することでその地域を全滅させてしまう、恐るべき生体兵器のようでした。カプセルに封じるのも大変だったでしょう。
この話も野長瀬さんですね。

野長瀬監督は、SFが好きで、東宝の助監督仲間だった、福田純監督と、よくSF談義をしたそうです。
写真は、ラゴンのモノクロ写真に色を付けたもの。フォトショップが面白くて、片っ端から色を付けたのでした。15年くらい前です。$ヤマダ・マサミのブログ
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