季節の横顔

昭和10年に刊行された、祖父の随筆集『季節の横顔』によって、昭和初期という時代に生きた人々の様子、また時代を超えて共通する想いなどについて語るブログとしてスタートしました。
現在では、一人息子との日々を綴る方がメインとなりつつあります。


テーマ:
た~ぴんの小学校の校長先生が
この3月いっぱいで定年を迎え,退任なさいます。

昨日はその校長先生のお話を聞く会がありました。


校長先生は,
「ちょっといい話」ということで,
今までに出会った「ちょっといい言葉」たちをメモにして
私たちに話して下さいました。


メモの中にはなかったけれど,
私が,「ちょっと」どころか「すごく」いいお話だと思ったのは,
校長先生がまだ校長先生になる前のお話です。



当時勤務していた小学校の校長先生は書道の達人だったそうです。
その時の校長先生が,職員達に
「今日はみんなに習字を教えてやろう」と指導をしてくださることになりました。
習字があまり得意ではない先生(うちの校長先生ね)も
「校長がそういうんだから,しょうがないなぁ」みたいな感じで,
いくつか書いた中から,一番よいと思うものをもって
校長先生に見ていただくのだそうです。



するとその校長先生は


「おお,ここの入りはすばらしい!」

「この“はらい”は力強くていいよ!」

「ここもしっかりした線でいい!」


などとおっしゃりながら
そのポイントごとに,朱液で○を書いて下さる。
あっという間にそのお習字は朱色の○だらけになったそうです。

はなまるはなまるはなまるはなまるはなまるはなまるはなまるはなまる


そして最後に

「ここの角度がこうなったら,もっといい!」



返してもらったはなまるだらけのお習字をみて,
「なんだ,オレってけっこうやるじゃん」と
指導を受けた先生はとってもいい気分になったんですって。


するとその校長先生は

「今日は習字ではなく,
 “習字とはこのように教えるものだ”
 ということを教えました。」


と,最後におっしゃったとんだそうです。


人に教える,伸ばすというのは
そういうことなのかと,私は感動しましたね。

すごくいいお話だと思って,
小学校教員志望(笑)のた~ぴんに話したところ

「うん!うん!うん!うん!」


ものすご~く何度も肯いていました。












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