• 27 Jul
    • ストーマに感謝

      術後24日目 術前の心配事と言えば何と言っても人工肛門でした。 人口膀胱に関しては避けられると確信をしてましたので もっぱら人工肛門増設後の生活の心配ばかりしてました。 臭いは大丈夫なのか。 人前で外れたりしたらどうよう。 袋を24時間ぶら下げることが煩わしくはないのか。 皮膚が荒れたりかゆみが出たりはしないのか。 便通異常になったりはしないか。 横向きで寝られるのか。 などなど 「体への負担」と「社会生活がストレスなく送れるか」 この2つの面でず〜っと不安を抱えて来ました。 まだ入院中の身なので社会生活でのことは分からないこともありますが 想像していたよりずっと楽です。 張り替えの時こそ慎重になりますが、これも回数を重ねるごとに コツがつかめてきました。 剥離材をうまく使いこなすことで簡単にはがせるようになりましたし、 はがした跡もほとんど汚れてはいませんから洗浄も楽です。 食事が再会する前、つまり便が液状だった時に一度だけ漏れてしまったことが ありましたが、今は固形になったこともあり漏れる気配もありません。 嬉しいのは便通が極めて健康になったこと。 下痢も便秘もありません。 適量が出てますし、色も固さも理想に近い。 ずっと縁の無かった健康な便通が戻って来たんです。 こういうものなんですね。 病院食のおかげでもあるのかな。 そして何より嬉しかったこと。 私はストーマを造設する前の3年間、 直腸を失ったことによる排便障害にずっと悩まされて来ました。 便を溜めておくことができないため日に何度もトイレに立ちます。 その上、肛門括約筋が弱っていることから油断すると簡単に漏れてしまいます。 だから毎日紙オムツが必需品。 どこに行っても何より先にトイレの場所を確認し無くてはならないし トイレの無いところには行くことすらできない。 機会があれば便意の有る無しに関わらずトイレにこもるようにはしていましたが その努力も空しく、漏れる時は漏れてしまう。 それは大きな大きな悩みでした。 何度自分のことを「くそ野郎」と罵ったことか。 悲しかったし悔しかった。 そうした生活からストーマが解放してくれたんです。 心の底からせいせいしました。 もうあの生活に戻らなくてもいいんだ。 そう思うだけで笑えてきます。 病院の屋上に行ってありがとう!と叫びたい気分です。 通常、人工肛門はQOLの低下を招きます。 排便障害者であった私の場合は違っていたわけです。 真逆です。 QOLが上がったんです。 それも大幅に。 医学を恨み、医学に感謝する。 がん治療を長期に渡り続けて来ると医療への思いはジェットコースターのように めまぐるしく変わります。 不安でたまらなかった人工肛門手術。 終わってみれば、私をどん底から引き上げてくれる助け舟となりました。 この時ばかりは本当に医療に感謝です。 ↓何か感じたらぽちっとね にほんブログ村

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  • 26 Jul
    • 再手術受け入れます

      先生へ 今回の手術は失敗に終わりましたねえ。 ダブルストーマを回避する。 そのために費やしてきたこの一年は徒労に帰しました。 先生はこう言いました。 治療方針に間違いは無かった。 抗がん剤は確かに腫瘍の縮小に功を奏したし放射線も充分に効いた。 この治療が無駄だったと思わないで欲しいと。 それは先生、言わずもがなですよ。 私だって無駄だったなどと思っちゃいません。 自分のがんのことはそれなりに理解しているつもりです。 再発したということだけで厄介であることも自覚してます。 局所再発と言ってもそれは目に見える範囲での局所です。 どこかに遠隔転移している可能性は充分にある。 何しろ、初発の時にはなかったリンパ節転移が直腸の両側にまで及んでいた。 となれば、すでにがんは全身に回っていると考えるべきですよね。 だから化学療法による全身治療は必要でした。 しかも術前に施したことでがんの退縮を確認できました。 FOLFOXは効かなかったけど、セカンドラインに選んだFOLFIRIは効果ありましたねえ。 となると全身に回ったかもしれないがんにも その効果は及んでいるはずです。 遠隔転移のリスクはなくなったとは言えないにしろ軽減はされたはず。 その意味でやった甲斐はおおいにありました。 では放射線はどうだったか これはやり損だったかもしれません。 組織を痛めて傷の治りを悪くしただけだったのではないでしょうか。 でもまあ、結果論ですから。 それを言ったところで何も始まりません。 さて手術に失敗した今、今後どうするかですが 先週の金曜日に告知を受けて以来 外出許可で気分転換を計りながらいろいろ考えました。 それは悔しさが湧き起こりますよ。 再発した吻合部が数ミリ違っていたら、 再発の発見がもう少し早ければ、 ほんの少しでいい。何かが違っていたなら 再発部分さえ切除すれば根治が狙えたはず。 腫瘍が発生した吻合部がが前立腺に接触している。 たったそれだけのことで骨盤内の臓器をすべて取り去るという大手術を余儀なくされた。 さすがに理不尽を感じます。 けれどそんなときでもトイレには行くんですよね。 鈍いとはいえ尿意は感じますから。 おしっこをするたびにお尻からザーザーと漏れてくる。 どんなに頭で違うことを考えても私の下半身が 叫ぶわけですよ。《この状況をなんとかしてくれー!》とね。 それに、ダブルストーマを避けた今回の手術は やはりどこかに無理がある。 それは先生が感じていたと。 実は私も同じことを考えといたのですよ。 たとえこの手術が成功したとしても、それは高い再発リスクを抱え込んだままになると。 けれどダブルストーマという生活に耐えられる自信が無かった。 排泄ケアの為に自分の人生の多くを割くという暮らしは受け入れがたかった。 だからシングルストーマ手術に賛同してくれる医師を捜し それを目標として辛い治療にも耐え抜いてきたわけです。 そして手術後の病理検査の結果、切除面にがんを取り残したかもしれない跡が見つかった。 それを知った以上再発リスクのことは私の心に深く刻まれることになりました。 再発に怯えながらの生活。 トイレの度に下半身が泣き叫ぶ生活。 それを回避する方法は無いものか。 鈍い頭で必死に考え、ネットのゴミ情報を漁り、 縁のある医療コーディネーターにもそれとなく相談してみました。 けれども打つ手などありません。 先生の提示されたこと以外は・・・・・・・。 再手術受け入れます。 ↓何か感じたらぽちっとね にほんブログ村

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  • 25 Jul
    • 3週間ぶりの外出

      術後22日目 再手術をのことを聞いて相当に落ち込んだ私。 精神的にどん底。 普通そうなります。誰でもなります。 順調に言っていたはずなのにあまりに突然の失敗宣言だったわけですから。 それは医師や看護師も分かっていて、説明が終わった後 いろいろなスタッフが個別に病室にやってきてくれました。 慰めだと分かっていても嬉しいものです。 中でも若い医師からの提案。 「そろそろ、外出してみたらいかがですか」 私は術後、院外に一度も出たことはありません。 薄暗い病室の中で3週間悶々と痛みに耐え続けて来たことになります。 体はまだ思い通りに動かせませんが、歩行はできる。 医師からの外出提案は渡りに船でした。 外食は禁止なので昼食と夕食の間4時間程外出できることになりました。 昨日、日曜日の昼下がり、 穴あき座布団を片手に出かけました。 そこは見慣れた光景、 いつも通っていた道、 のはずなのに、なぜでしょうか。 いろいろなことが妙に輝いて見える。 青々とした街路樹、 近代建築の粋を集めた建物群。 おしゃれな服に身を包んだカップル、 幸せを絵に描いたような母子、 まだ歩行に違和感があるためなんだか雲の上を 歩いているような感覚がします。 そんな中にあって次々に現れるこうした光景。 天国とは手の届かない遠い世界にあるものですよね。 けれどこの日感じたのは天国とはすぐ隣にあるんじゃないかということ。 そう、天国は私たちのすぐ隣にあるんです! 手の届くところにあるんです。 そこに気づくか気づかないか。 その違いは大きなことです。 気づかなければ永遠に存在し得ないということになりますからね。 というわけで最高に気持のよい天国散歩になりました。 ただ、体が思い通りにならないのはいかんともしがたく 無理はできませんね。 秋葉原で買い物をしたんですが帰りのエスカレーターでのこと。 降りながら買ったもののチェックをしていました。 エスカレーターは終点に近づくと段差が少なくなってきます。 その変化に気づかなかった私は後ろにバランスを崩してしまいました。 普通ならそこで踏ん張りきれるところですが 今はそういうわけにもいきません。 そのまま仰向けの体勢で転んでしまいました。 終点近くでしたから、服が挟まれないように 少々焦りましたね。 それでも大事に至らず腕のかすり傷程度で済んだのは もしかするとラッキーだったかもしれません。 夕食前に病院に戻りました。 一応、エスカレーターでの事や傷の事は報告。 病院はこうしたことには敏感です。 どう見てもかすり傷で痛みも無いんですが 看護師や医師が立ち代わり診に来ました。 大したことはないという私の主張が通り 治療はしませんでしたが、外出による事故は病院にとって 重大な事で、仮にそれがただならぬものであった場合はメンツにも関わるんですね。 今回の外出、良い経験になりました。 当たり前だと思っていた事が実は天国だった。 そこではすべてが新鮮で興味をかき立ててくれる。 この経験を忘れたくないと思いました。 今後、回復すればまたルーティーン中心のの生産性の低い日常生活に戻るでしょう。 けれどそうじゃない。 健康を享受できる、動くことができる。 それがどれほど素晴らしいことか。 それを自覚してきちんと生きていきたい。 そのためにも、今回感じたことを忘れちゃだめなんだ。 自分だけではありません。 このブログにも読者がいます。 いろいろな方がいらっしゃるでしょうが闘病を終えた、 または一段落したという方も多いかと思います。 そんな皆様にお伝えしたい。 現在の健康な状況がどれだけ素晴らしいものであるかを。 欲しくても欲しくても手に入れられない方もいらっしゃることを。 生活のどんなささやかなことでもいい。 そこにある意義、意味を感じ取りながら どうか中身のある生活を美味しく味わいながら過ごしてください。 薄暗い病棟で悶々としている闘病中のがん患者からのお願いです。 ↓何か感じたらぽちっとね にほんブログ村

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  • 22 Jul
    • 絶体絶命〜最悪の日〜

      最悪の日となってしまいました。 まさかこんな事になろうとは全くの予想外です。 お尻からしたたる液体、 尿であることが検査で判明しました。 その結果を受けて外科部長と主治医に別室に呼ばれました。 「多分・・・というかそれしか無いと思います」 との前置きがあっての説明が始まりました。 そのもったいぶった言い方に 良い知らせではないことが伺え、不安を覚えながら・・・。 内容を要約すると、 ★どこから漏れているのか 漏れているのは膀胱ではない。 尿道の手術で削った場所からだ。 それが、お尻の傷口から排出されている状態にある。 再発がん腫瘍は前立腺及び、前立腺の中を通る尿道に隣接している。 腫瘍を切除するにあたっては慎重に隣接部を剥離した。 尿道に関してはぎりぎりのところまで残しさらに他の組織を切り取り 薄くなった尿道部を補強した。 そうした処置を行ったにも関わらず尿漏れがあるということは その箇所に穴が開いてしまったと考えられる。 開いてしまった理由として最も考えられるのが放射線による影響。 組織がダメージを受けているため通常よりももろくなっている。 これは私が想像していた通りです。 漏れの箇所が特定できたことにはほっとしました。 けれどそれに続く説明が・・・。 ★尿道に開いてしまった穴は治るのか 治すのは非常に難しい。 同じような症例の患者さんが以前いたが治るのに2年かかった。 とはいえ2年で治るという保証はどこにも無い。 ★その患者さんの治療方法とは 尿道にカテーテルを挿入して排尿させる。 そうすればお尻からの漏れはなくなる。 その間に尿道の穴が塞がるのを待つ。 しかし自然に塞がることは望みが薄い。 放射線でダメージを受けていることを加味すれば その可能性は少ないと見るべきだろう。 「開いてしまった穴は塞がらない」 その話を聞いた時点で全身から汗がにじんでいるのが分かりました。 どうやら事態は相当に深刻なようです。 ★カテーテルを入れないで放置した場合はどうなるか 今の状態がずっと続く事になる。 一度作られた尿の経路は変わらない。 現在は前と後ろの両方から尿が出ている状態だが 放って置けばやがて前から出なくなりお尻からの排泄だけということになる。 それは非常に感染をしやすい状態。 膀胱や尿道、腎臓にも重篤な事態を招く事になりかねない。 手の打ちようがない。 話を聞いているうちに全身の汗が滝のように流れているのが分かりました。 質問をする私の声は、うまく出ず裏返ってしまいます。 再発の話を聞いた時もこんな状態になった事を思い出しました。 気持がMAXで乱れてる。 そう感じながら続きを聞きました。 ★どう対処すればいいのか 尿道の話をする前にがんの話をしたい。 切除部分を病理検査に出したところ切除面の一部にがんが見つかった。 これはあってはならないこと。 なぜなら切除はがんから余白を取って行われる。 切除面にがんがあったということは体内にがんを取り残したとも考えられる。 問題を整理すると二つある。 1)治すことが非常に困難な尿道の穴 2)体内に残ったかもしれないがん細胞 この二つを一気に解決する方法は一つしか無い。 残された骨盤内の臓器、前立腺、尿道、膀胱を取りきってしまうこと。 目の前が真っ暗になりました。 再手術しか手がない。 それも骨盤内全摘。行えばダブルストーマです。 私はこのダブルストーマを防ぐためにこの一年奔走してきました。 それがかなうと思えばこそのセカンドオピニオン、抗がん剤、放射線治療だったはずです。 その願いはこの瞬間につゆと消えました。 再手術するかしないか、その決断を迫られました。 「お返事は時間をください。」 「お気持ち分かります。けれどやってきたことは無駄ではなかったと思います。 抗がん剤も放射線も充分に効いていることが確認できています。 ここはどうかファイティングスピリットを持って頂きたい。」 「先生の言われることは道理だと思います。 けれど今は気持が揺れています。 そんな精神状態で正しい判断は下せません。 今の私に必要なのはまず診療内科だと思います。」 「分かりました。心療内科は当院にあります。手配します。 その上でじっくりと考えてみてください。」 平常心の時でなければ重要な決断はしない。 私の信条です。これを守らないことでどれほど失敗を重ねてきたことか。 今決断を下せと言われてもとても無理です。 「私も医師としてこのことをどうやって伝えたら良いのかを随分考えました。 ◎◎さんが『ストーマなんて一個も2個も同じだよ』 と言ってくれたらどれほどいいことかと。 私たちは今回の手術に自信を持っていました。尿道にも万一の事を 考えて補強をしたほど慎重を期しました。けれどそれが崩れてしまった。 この手術は本来なら骨盤全摘にすべきとろこをダブルストーマを避けるために 無理をしています。変な話ですがこれは神様が本来の手術をしなさいと言っているように 思えて仕方が無いんです。」 医師の勧めはダブルストーマです。 話を聞けば聞くほどその意見は正しいと思います。 けれどこれまでの経過を考えれば即答なんてできません。 「とにかく時間をください。」 それを言うのが精一杯。 欲しいのは時間。 自分が納得するまで時間。 何があろうと後悔しない決断ができるようになるまでの時間。 受け入れるしかない それをいろいろ検証するだけの時間も余裕も今回はありません。 再手術を受け入れるのかどうか 今夜は長い夜になりそうです。 ↓何か感じたらぽちっとね にほんブログ村

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  • 21 Jul
    • お尻から尿が出る?

      手術による合併症や後遺症、マイナートラブル。何が起きやすいかは術前に説明を受けてました。 術後2週間あまり、私が苦しんできたこと。 ★お腹の傷の痛み。起き上がる、咳をする、くしゃみ、笑うこと、など腹筋を使うあらゆる動作が出来なくなります。痛みも強烈です。現在はほぼ回復しました。 ★下肢の痺れと痛み。臀部から会陰、精囊の裏側から両足がしびれました。感覚が鈍いのに痛みだけはあります。そのため現在も歩行が思うようにできません。 ★お尻の傷術中にお尻は縫われてしまいましたが早々と傷口が開いてしまいました。そこから浸出液が出ます。この傷今も痛みます。座ることができません。座れないということがどれほど生活にダメージを与えるか思い知りました。 以上、いずれも辛いことではありました。ですが術前に予想されてたことばかり。想定内の出来事です。 ところが本日、想定外の事態が。 尿漏れです。ただの尿漏れではありません。お尻から漏れ出したんです。 その違和感は数日前からありました。 トイレに行って排尿すると同時にお尻から生暖かい液体が出る感じがするんです。 何か出ている。 当初は傷口から出る浸出液だろうと思ってました。 けれど排尿する度に同じことが起きます。もしかするとこの液体は尿ではないのか。 夕方、回診の折に外科部長に伝えました。 すると、普段はにこやかな外科部長の顔が厳しくなり、矢継ぎ早に状況の質問が飛んできます。 部長の態度の変化にさすがに不安を覚えました。 やはりただ事ではない。 結局、お尻の傷から出て来る液体が何なのか採取して検査することになりました。 担当医の説明では、お尻から出ているのが尿だとすると尿道のどこかに穴が開いていて体内でそれが漏れてるかも知れない。治療法は検査をしてみなければわからないとのことでした。 尿道に穴?体内で漏れてる? そうなると私の身体はいずれ尿で満たされてしまうのではないか。 たまたまお尻の傷が開いていたためそこから排出できたのではないか。 不安どころではなくもはや恐怖すら感じました。 消灯後、軽い尿意を感じトイレへ。 放尿したのですがどうも出が悪い。水滴しか出ないんです。 その瞬間、お尻から大量の暖かい液体がどっと滴り落ちました。紙パンツやパッドだけでは受け止めきれずパジャマまで濡らしていきます。 何本もの筋が足を伝い落ちるのがわかります。 確信しました。明らかにお尻から尿が出ています。それも大量に。しかも時間が経つ毎に酷くなっている。 あわてて当直の医師に伝えました。 医師によれば明日からCTなどの検査を始めるとのこと。 私の不安を察してか消灯後であるにも関わらずいろいろな話をしてくれました。 これはありがたかった。 事実私の不安は相当なものでした。何しろお腹から便がお尻から尿が出るわけです。この身体はどうなってしまうのか。 今夜はまた眠れないのかなあ。 いやいやいけない。しっかり寝ないと。 幸いに隣のいびきはまだ始まっていません。 とっとと寝ます。おやすみなさい。

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    • 会社に伝えるべきか?人工肛門

      術後18日目 私は自分のがんは基本的に公表しています。 3年前の初発の時には誰にも言いませんでした。 手術で治ったと思っていたからです。 しかし再発した時点で言わざるを得ない事態になりました。 抗がん剤や放射線、度重なる入院、そして手術。 長期に渡る闘病は様々な人の協力を得なければとても無理です。 実際職場には多大な負担を強いて来たことだろうと思います。 ではこの度の人工肛門はどうか。 実は誰にも言ってきませんでした。 果たして伝える必要があるのか。 必要が無ければことさら公表などせずとも やって行けるはずだとの思いがあったからです。 端的に言えば嫌だったんですね。 これは自分自身への強烈な問いかけとなりました。 なぜ、嫌なのか。 それは自分が健常者だった頃、 人工肛門に対してどういうイメージを持っていたかに大きく関わっています。 生活は不便だろうなあ。 自然ではなくなることと言うのは厳しいんだろうなあ。 衛生面でどういう工夫をしているんだろう。 etc. それは何か遠い世界の話でありました。 そしてどこかネガティブなイメージも合わせ持っていたのではないかと思います。 そして今私は生涯をオストメイトとして暮らすことになりました。 すべてを受け入れたと言えば嘘になります。 感情が危うく揺れたまま人に伝えるというのは やはりはばかられることでした。 けれどもこれは現実です。 きちんと対峙していかなくては生きていけません。 出した結論は、 会社の幹部のみに伝えよう。 その他の社員には秘匿するようにお願いしよう。 事務的に考えれば障害者雇用の観点から経営層には伝える義務があると考えました。 そうした総務的ことを何も分かっていないのですが後で何か言われたら事です。 さらに人工肛門で業務に戻った時何が起きるか分かりません。 やはり様々なトラブルは予想されます。 必要な人にだけ伝えておく。 それが私の選択。 ま、オストメイトとして自信がつけば考え方も変わるかもしれません。 今はこれが精一杯。 気にし過ぎですかね。 皆さんはどう思われますか? ↓何か感じたらぽちっとね にほんブログ村

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  • 20 Jul
    • 尿漏れに気づいた

      術後17日め 毎日回復には向かっていると思います。 けれど一本調子に良くなるといわけにはいかず 3歩進んで2歩後退というような回復の仕方です。 毎日のように新たなトラブルに見舞われています。 昨夜と今朝方の2回、猛烈なお尻の痛みが来ました。 さすがに耐えきれずナースコール。 ナースとしても痛み止めを出すぐらいしか手はありません。 私もそれは承知してますがナースと話している間は痛みが紛れます。 今朝の回診で、痛み止めの追加をお願いしました。 麻薬系のオキノームに加えてオキシコンチンを1日3回2錠ずつ。 これで軽減しなかったらもう打つ手がないかもしれない。 とにかくこの強力な鎮痛剤に期待です。 さて、本日のトラブルはそれだけではありませんでした。 シャワーを浴びようとした時のことです。 紙パンツを下ろしたら、尿道から尿がぽたぽたと流れ落ちてる。 げっ!尿漏れだ! 尿が漏れているという感覚は全くありません。 目視で発見した次第。 前々からパンツが濡れるの気になってましたが それは放尿時の失敗だとばかり思い込んでいました。 実際には自分でも分からないうちに漏れ続けていたということらしい。 今回の手術で私の排尿機能は温存されましたが 尿を止める機能はもしかするとやられたのかもしれません。 今回の手術で紙パンツ生活からは抜け出せると考えていましたが どうやら甘かったようです。 この先私の下半身は一体どうなっていくのか。 それを考えると悶々としてしまいます。 それでも今回の闘い、 相手の本丸はやっつけたと思ってます。 こうしたトラブルなんざ雑魚のうち。 完治の希望がある限り、大丈夫! ↓何か感じたらぽちっとね にほんブログ村

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  • 18 Jul
    • いつになるのか退院日

      術後15日め 2週間が経ちました。 初発時の手術入院といろいろ比べてしまうのですが 前回はピッタリ2週間で退院できました。 確かにおなかの手術痕に痛みは無く 腹筋を使ういろいろな動作もできるようになりました。 ところが今回は勝手が違った。 お尻の痛みと足の痛み。 これがきつくてどうにもなりません。 ベッドから立ち上がるのにまだ一苦労しています。 歩くのもよたよたで足を引きずっている状態。 まずは縫われてしまったお尻。 未だにベッドがから起き上がるのもぎこちなく もちろん座ることはできません。 円座(穴空き座布団)を使えばしばらくは大丈夫ですが 楽ではありません。 毎日のように医師か看護師さんに見てもらっていますが 縫われた傷が2カ所開いてしまいました。 そこから浸出液の漏れが止まりません。 ガーゼをあててもらっていますが1日でびっしょり。 座ることができないというのはなんと辛いことか、 日がな一日痛感しております。 回復はするでしょう。 問題はいつどこまで回復するかです。 日常生活、特に仕事に大きく影響しますから そこのところは大いに気になります。 次に足。 今回の手術で両側リンパ節を覚醒しました。 術前にこの術式によって足にしびれが残る場合があるとの説明を受けていました。 どうやらその説明が現実のものになったようです。 臀部から会陰、精囊、両足にかけてずっとしびれが来ています。 特に会陰から右足にかけて強く出ており、かなりの痛みを伴っています。 先日から病院の配慮で院内のリハビリ施設で指導を受けています。 リハビリルームで最初にしたこと 筆で足の指を触ってどの指を触っているかを当てるというもの。 結果は60点。 中指と薬指の違いが分からなくなっていました。 というわけで下半身のいろいろなところが痛いんです。 痛み止めにカロナール、ロキソニン、トラマールと 段階を踏んで飲んできましたがどうも今ひとつ。 先日はとうとう、私の方から麻薬系の鎮痛剤オキノームを 所望してしまいました。 けれど処方されたのは1日2包。 ううん、これじゃ効かないなあ。 というわけで2週間経った今も痛みに悩まされております。 早く来い来い退院日。 ↓何か感じたらぽちっとね にほんブログ村

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  • 11 Jul
    • 出た出た尿が

      術後7日目。お尻から足にかけてのしびれは相変わらずです。とにかくベッドから足を降ろすのが大仕事になっています。 それからお尻の痛み。お尻縫っちゃいましたからね。まともに座れません。 穴あき座布団は必需品です。 ところで術前からひとつ心配だったことがあります。 排尿障害。 今回の手術では自立神経の密集地を触ります。排尿機能の温存が出来るかどうか。もしもできなければ自己導尿です。それは避けたい。 手術直後、医師から言われました。「一生懸命に神経は残しました。けれど結果は一週間しないとわからない。」 術後は尿道に管を通して排尿します。この管が外れるのが一週間後というわけです。 そして一週間が経ち、朝一番で管が抜かれました。今後は自力排尿です。 出るかなあ。 そして昼、恐る恐る入ったトイレ。力を抜いてしばらく待っていると、 チョロチョロ〜。 それは弱々しい一筋。しかもずっと管が入っていたから痛い。 でも嬉しい。排尿機能は温存されたようです。 術後ずっときつい思いばかりでしたがこの時ばかりは笑みが出ました。

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  • 09 Jul
    • しびれ

      手術7日目に入った。治りが悪いと思う。昨日の午前中は病棟10周した。現在のスピードだと30分だ。 午後になって痛みが増し上手く歩けなくなった。 今朝も痛みが強く一周もできない。 気になるのが今だに足を自力でベッドから下ろせないこと。 原因は直腸両側リンパをとったこと。足に行くリンパのため浮腫みやしびれが出るとは言われていたが実際に体験するとやはりきつい。 対策として本日からメチコバール服用開始。週明けからリハビリの先生が来てくれる。 そこに、期待したい。

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  • 07 Jul
    • パウチ決壊

      術後目が覚めて気になるのがパウチのこと。 しっかりとつけられていました。やっぱりね。 分かってはいたものの本物を目の当たりにすると動揺はします。 2日目、いきなり音が発生。ププププ プルプル ププププびっくりしました。 これが噂に聞いてた突然出て来るおなら音。結構でかい。これは対策が必要そうです。 看護師さんが何度か中を捨ててくれました。3日目の昼、看護師さんがお腹をチェックすると 「あー!」 パウチが決壊してました。大騒ぎです。 急いで交換。これが大変。 流動食が始まったばかりなので中は液体です。 パジャマ、シーツ、身体全部汚れました。 なる程。こうしたこともあるのか。 でも失敗は今経験しておいたほうがいいですからね。 コメントやメッセージありがとうございます。返せずすみません。スマホが重いんです。

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  • 05 Jul
    • 手術終わりました

      終わりました。昨夜はあまり寝てなくてうつらうつらした程度。頭がボーッとしてます。 硬膜外麻酔のおかげか切ったお腹があまり痛くない。今日立てるかな。

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  • 03 Jul
    • 手術前夜

      去年7月1日、再発が発覚してからきっかり一年が過ぎました。 抗がん剤と放射線に苦しんだ一年、 ストーマの不安を抱き続けた一年、 そしてこれからどう生きるかを考えた一年でした。 56歳の再発がん患者。 分からないことだらけの状況の中で どう生きていけばいいのか。 ヒントはあります。 昨日は外泊許可を取って 車の試乗に行ってきました。 今、私が一番興味を持っている車、 マツダのロードスター。 世界第一級のオープンスポーツカーです。 楽しい車ですねえ。 運転していて、生きてる実感が湧くんです。 もし所有するとしたら、 これが人生最後の一台になるだろうと思いました。 最後になるかもしれないと思うと ますます特別な物に見えてきます。 この考え方、すべてに言えると思いました。 例えば人に会うこと、 これが最後かと思えば接し方も大切にします。 例えば食事、 最後の晩餐だとしたら味わいも違って来ます。 例えば仕事、 最後の仕事ととして取り組めば適当なことはできません。 次は無いかもしれない。 これが最後かもしれない そう思うとすべてが愛おしくなります。 物事の一つ一つを愛おしく感じる。 そういう生き方。 悪くない。 そんなことを思いながら 明日手術を迎えます。 ↓何か感じたらぽちっとね にほんブログ村

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  • 02 Jul
    • 検査検査

      昨日は1日中検査に終止しました。 朝一番からエコー。 胆のう、膵臓、肝臓など 消化管以外の臓器の状態を観察します。 それが終わると内視鏡検査。 例によって2リッターの下剤を2時間かけて飲み干し 検査に臨みました。 盲腸まで入れるのかと覚悟してましたが 前回診ているので今回は直腸だけとのこと。 ほっとしながらモニターを眺めていると 医師が声をかけてくれました。 「うん、小さくなってますね。」 私は内視鏡検査でいつも自分で見てきましたから分かります。 確かに、病変の顔つきが良くなっている。 以前はもっと醜かったはず。 それが確実に穏やかになっています。 そう思っているとさらに医師の言葉が 「おお、これはいい。すごくいい!」 びっくりしました。 がん治療を初めて3年、「すごくいい」なんて言葉を聞いたのはこれが初めてです。 何がそこまでいいのかよくわかりませんでしたが あのつらい、抗がん剤と放射線の効果があったことは間違いないようです。 気分よく終えた内視鏡検査。 次は注腸検査のはずでしたが なぜかCT検査の指示を受けました。 CTは先日やったばかり。なぜまた今日なんだ。 意味がよく飲み込めないまま 造影剤の気分の悪さを耐えながらやり終えました。 最後の注腸検査。 お尻から空気を入れられいろんなポーズをとらされる。 おなかが張るの痛いの。 相変わらず辛い検査でしたよ。 というわけで怒濤の検査デー、終了です。 昨日の夜から何も食べてません。 腹へった~、おまけに体中くたくた。 も~ふらふらです。 ふらふらになりながら、主治医の説明を聞きました。 良いこと悪いこ、。何事も二面性があります。 まずは良いこと。 最大の懸案だったダブルストーマの件。 腫瘍に明確な退縮が見られることから シングルでいけるだろうとのこと。 前立腺が救える!膀胱が救える! これです。 私がこの病院に転院を決めた理由は。 その目的がかなったと思いました。 一方、悪いこととは 分かってはいたことですが 私のがんは直腸の両測位リンパ節に転移しています。 このリンパ節を郭清した場合、両足にむくみが出る可能性が あります。 むくみのことはブロ友のたかさんから聞いていたので この主治医の話はぞっとしました。 もっとも鼠蹊部のリンパではないのでその分影響は少ないはずです。 次に自律神経の温存。 温存は目指してはくれます。 しかし直腸周辺は自律神経が密集しており どこが損傷を受けるか分かりません。 損傷を受けた場合、最も困るのが排尿障害。 自己導尿という事態はなんとしてでも避けたい! 自己導尿ともなれば何のために人口膀胱を避けたのか分からない。 いやむしろ人口膀胱の方がましだということになります。 合併症について 大きく考えられるのは二つ。 腸閉塞と創感染です。 私は2回目の手術ですからその分腸閉塞のリスクは高まっています。 怖いなあこれ。 とにかく痛くて苦しいのが苦手な私には大敵です。 創感染については初めて聞きました。 今回の手術では、肛門をくり抜いて縫い合わせます。 しかし、この部位は非常に栄養も豊富な場所で感染がおこりやすい。 重篤な合併症では無いとのことですが 通常の生活はできないでしょうね。 さて、最後に言われたのが予想もしなかったこと。 朝一番で行ったエコー検査で指摘されたんだそうです。 「大動脈解離の可能性あり」 突如追加されたCT検査はこれが理由でした。 魚中心の食事にしたり、血管の病には気をつけてきたつもりですが こういうのが出てくるんですね。 大動脈解離があるのか無いのかまだわかりませんが、 こちらも死に至る病。 何はともあれ、私の目の前にある壁は手術です。 医師が見積もった手術時間は8時間プラスアルファ。 前回が4時間でしたからさすがに今回は大手術です。 人生の一大事。 がんばりどころです。 ↓何か感じたらぽちっとね にほんブログ村

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      テーマ:
  • 30 Jun
    • 外出許可で温泉

      無事入院手続きを済ませた本日 何もすることがなかったので外出許可を得ました。 病院のベッドで寝て過ごすのは やむを得ない場合をのぞき 不健康な行為だと思うのですよ。 前回の放射線入院がそうでした。 強烈な痛みと便意のため ベッドから離れることができない状況が続いていた私。 みるみる体重が落ち、筋力が落ち 退院した時には階段を昇るのもつらい程 体力が無くなっていました。 こんな状態で手術に臨めるのか。 病院が設定した一ヶ月半の回復期間。 その間に、避けていた肉ももりもり食べ 駅でもできる限り階段の二段昇りをしてました。 おかげでそれなりの回復はしたと思っています。 そうした経験から、 病院のベッドからは可能な限り離れるべし。 そんな生活法が漫然と私の中に出来上がったわけです。 外出許可を得た私が向かったのは都内の温泉施設。 岩塩浴でたっぷり汗を流しました。 温泉にもふやけるほど浸かりましたよ。 分かって頂けますよね。 これからストーマになる人間が 温泉に浸かってみたくなった気持ちのことを。 実際のところオストメイトは温泉にいけるのでしょうか。 以前、ストーマを理由に 入浴拒否をした温泉旅館のことがニュースになっていました。 つまり温泉側はオストメイトを断ることはできないわけです。 問題は、オストメイト側の気持ちだと思います。 この体を公衆の前でさらけ出すことの抵抗感。 他人に不快な思いをさせるのではないかという心情。 そんな気持ちを抱きながら いい湯だな♪ という気分にはとてもなれないでしょう。 (貸し切りという手はありますけど、贅沢ですね) といわけで、おそらく今日が最後の公衆の面前での入浴になったのだろうと思います。 今は病室に戻ってブログを書いています。 病院のシャワーを浴びた後とは比較にならないほど気持がいい。 やはり私も温泉民族なんだなあと思います。 ストーマになる瞬間が刻々と近づいています。 オーバーでも何でもなく その時を刻む音が聞こえてきます。 その音を聞くたびに思います。 今という時間がとても愛しい。 愛しくて愛しくて仕方がない。 明日はエコーと内視鏡検査で一日中病院です。 けれど土曜日は何もないはず。 外出許可取りたいなあ。 今日は、帰院時間に1時間半も遅刻したので 看護師さんにちくりと言われてしまいました。 「遅れる場合は必ず連絡くださいね。」 はいそうします。 そうしますから、外出許可をください。 病院のベッドに居続けることは 不健康なことなのだと言うことを分かってください。 次回許可がおりたら何をするか。 車の試乗をしてきたいです。 ぶい~ん♪ ↓何か感じたらぽちっとね にほんブログ村

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    • 入院しました

      本日入院完了 見た目な全く普通ですが都心に立地するこの病院にしては 広い方です。 差額ベッド代も払わず済んでるわけですから上出来です。 ただですねえ。 どうしても許せないのが一点。 この病院がオンボロだとはこのブログでも散々言って参りましたが これまでの入院とは違い、今回は手術入院です。 にもかかわらず、ベッドが手動なんです。 手前のハンドルが上体用 奥のハンドルが足用です。 初発の入院時では、痛がる体をなんとか和らげてくれたのが ベッドを微妙に動かしながらなんとか楽な体勢を確保することでした。 ベッドのリモコンは大切な友達だったんです。 それが今回は手動・・・・・・。 今はいいですよ。体が動きますから。 術後は動きません。 だから、動くベッドが頼りだったんです。 手動ベッド。 昔は皆さんこれで凌いでいたということは分かります。 けれど今の時代に現役で使いますかね。 これだから、私はこの病院をオンボロ病院と言い続けているわけですよ。 何でも差額ベッドだとそんなこともないらしい。 そのこともまた気に入らない。 お金で解決ですか。 まあ、でもいいでしょう。 病院の価値とは施設ではありません。 ここの医療チームを私は大変に信頼していますから それに勝る物はないんです。 ハンドルぐらい我慢します。 だから、お願い。 いい治療を施してください。 ↓何か感じたらぽちっとね にほんブログ村

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    • 遊べ遊べ

      ふと人生を振り返る。 それなりに仕事はして来た。 見合うだけの評価と報酬も受けて来た。 もちろん大したものないだろう。 あくまで私という存在に照らしあわせてのことだ。 けれども疑問もあった。 このままでいいのか。 人生を賭けるような壮大な目標など持ってはいない。 そんな私がそこそこの仕事をし、 そこそこの評価を受け、 いずれ朽ち果てる。 そういう人生で満足できるのだろうか。 できるかもしれない。 何から何までそこそこだ。 いいじゃないか。 私はそうして生きた。 何を恥じる事もない。 そこそこの人生といえども それは世界中にどこにもなかった 私だけの生き方であることに 変わりはないのだ。 ただ、私はがん患者になった。 それも再発がん患者だ。 おまけに歳もとっている。 56歳。 生き方を変えてみようと思った。 がんに罹患するのも悪いことばかりではない。 これからの人生を考えるうえで これ程の機会もそう多くはないだろう。 ではどう生きるのか。 来し方を考えてみた。 私に最も欠けていたものは何なのか。 浮かんだ言葉は、遊び。 がん患者となって感じることがある。 これまで感じることのなかった程の 自由を手に入れたということ。 がんがん患者に対し社会はやさしい。 そのやさしさは自由に繋がる。 少なくとも私の場合はそうなのだ。 では、図らずも手に入れたこの自由、 何に使うのか。 これまでの人生で欠けていたものに使いたい。 あるいは取り戻すといってもいい。 遊び、遊び。 遊んでやろうと思う。 その果てに見えてくるものがあるような気がする。 これまで見えなかった何か。 それを見つけたい。 それを見つけて果てたい。 それが私の生き様なのだと思うのだ。

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  • 24 Jun
    • 手術日決定

      本日は外来デー。 手術日程を告げられました。 7月4日です。 アメリカでは独立記念日ですね。 ま、関係ありませんが。 日程が決まったこともあってか 今日は、採血、心電図、肺活量、CTと検査も盛りだくさん。 中でも気になるのはCTの結果ですがもちろん今日は出ません。 けれど、採血のデータにはほっとさせられました。 以前から抗がん剤のダメージを指摘されていた私の肝臓。 治療中断し、回復期間中のデータでは ガンマGT(基準値9~109)の変遷は 5月24日 444 5月31日 202 6月24日 77 炎症を表すCRP(基準値0.0~0.3)は 5月24日 6.8 5月31日 0.8 6月24日 0.1 この炎症の値、私を苛んできた痛みの原因じゃないかと疑っておりまして それが下がったというのはまことにめでたい。 なかなかいい感じで回復しているようです。 MRIでは腫瘍の退縮が確認できましたが CTや内視鏡でもいい結果が出れば 理想に近い形で手術に臨めます。 去年8月以来1年に渡って続けてきた抗がん剤と放射線。 快適な1年だったとはとても言えません。 殊に放射線は地獄の日々でした。 けれどそれも終わり。 すべては7月4日、この日のために。 成功するのかしないのか。 それを知るのは神様だけです。 今はあれこれ考えるても意味はなく、 粛々と受け入れるだけです。 成功するとイメージすることが大事だ。 近頃仕入れた情報はすべてこう言ってます。 それはそうなんでしょう。 プラセボ効果だって立派な効果。 これで一気に完治なら がんにかかったこともいい経験だったねと笑える日が来るかもしれない。 そう思っていればいいんでしょうね。 ↓何か感じたらぽちっとね にほんブログ村

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    • 車が欲しい

      最近はストイックな生活とか 老後のことを考えたぎりぎりの生活とか あまり考えないようになりました。 人には人の事情がありますから 無論その考え方は人それぞれ。 私は、独身者ですので生への執着や家族との絆、しがらみなども希薄です。 だからこそ、欲しいのが生き甲斐! なんですが、今からなかなか見つかるものでもありません。 特に治療中で、治療後の道が完治なのか再発なのか まるで分かりません。 医師に聞いても決して言わない部分ですが 私の体に起きている状況、現代のがん医療データなどを 私なりに総合的に判断すると50%50%だと見ています。 医師に正直に言わせると甘い数字だと言われるでしょう。 けれど、そう思いたい。 どっちに転ぶか分からない人生。 確立はフィフティフィフティ。 いいじゃないですか。 なかなかドラマチックな人生ベースですよ。 その中で何をするのか。 実は大きな目標があるのですが 実現不可能に近いので今は公表しません。 興味を惹かれるものすべてに思い切り惹かれたい。 言わば、快を求めるということですね。 がん患者にとってこうした生活姿勢がいいのには 信頼できるエビデンスがそろっていますから 正しい、方向だろうと思います。 さて、現在の私の興味。 車なんですよ。マツダロードスターです。 先日試乗に行ってきました。 最高! いいね、この車。 2シーターのオープンカー、 荷物はほとんど積めないに等しい。 本来の機能を果たせないアソビ車なんですが 欲しい。楽しいですよ。 これで運転して全国を回ってみたい。 そんな夢を一つ持ちました。 けれど東京都民にとって車を持つこと自体が贅沢行為ですからね。 おまけにそんな経済力は私にはありません。 その上に役に立たない車となれば 思いつきで手に入れる訳にもいきません。 でも、欲しい。 中古でいいから欲しい。 こんな感じで 欲しいものあれこれ考えて、未来生活を想像することは とてもいいことなんですよ。 ワクワクする気持ちががんをやっつける。 と、ストレス研究者の間では言われておったりしますなあ。 中古なら買えるかも。 中古でもワクワクするのかな。 今週末、また見に行ってこようと思ってます。 ↓何か感じたらぽちっとね にほんブログ村

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  • 19 Jun
    • キラーストレス(NHKスペシャルから)

      昨日と今日、2回に分けて放送された NHKスペシャル「キラーストレス」 大変興味深く観ました。 ストレスが蓄積していくと人の限界を越え やがて命をも奪うキラーストレスになってしまうということ。 (キラーストレスという言葉自体は番組の造語である気がしましたがよくわかりません。) なぜそうなるのか、 その対策はあるのかが 番組主旨でした。 ざっくりまとめると 人はストレスを感じると まず脳内の扁桃体が反応します。 すると副腎からストレスホルモンが分泌され 心臓の鼓動を早めたり、血管を締め付けることで 血圧を高めます。 こうしたストレス反応は狩猟時代 人が生きていく上で必要なことでした。 その頃は、危険が迫るなど必要な時にのみストレス反応が起き 危険が去ると元の状態に戻っていました。 ところが現代社会の中では 人はストレス源にやむことことなく 晒されるようになりました。 ストレス反応が 絶え間なく繰り返されることによって 体内に蓄積されていきます。 こうして過剰になったストレスが がんの免疫力を削ぎ落としたり 動脈出血を起こしたりと 致命的なダメージを引き起こすのです。 これが番組の問題提起でした。 私はがん患者ですので こうしたことをがんと結びつけて考えます。 がんを体内に持っているということ自体 ストレス源です。 命の危機に晒されているという意識からくるストレスは強烈です。 さらに、長くつらい治療。 私の場合で言えば直近の抗がん剤と放射線治療から来た痛みが そうでした。 突然やってくる痛み。 当初はトイレで雄叫びを上げる位しか 対処法がなく、なんとか収まるまで一ヶ月半かかりました。 その時のストレスはあまりに強烈で 脳が破裂するかと思った程です。 番組内でも触れていましたが これに拍車をかけるのが、記憶力と想像力。 つまり、痛みが去った後でもその記憶でストレスは去ってくれない訳です。 また次に痛みが来るだろうと考えるとそれがまたストレスになります。 痛み自体はあったりなかったりしても ストレスは持続する状態です。 結果、ストレスが蓄積され 免疫力低下を招くという悪循環。 がん患者のストレスとはこういう物だと思います。 こうしたことにどうすればいいのか。 番組の後半ではその対処法に主眼が置かれていました。 紹介された方法は3つ 1)運動 2)コーピング 3)マインドフルネス 中でも 2)のコーピング。 これは面白いと思いました。 自分が落ち着けること、ストレスから解放されることを 自身の経験から100個書き出しましょう、というのです。 木に触れてみる 猫の肉球に触る 化粧にこだわる 本格カレーを作る 空を見上げる ・・・・・・・・ どんなしょぼいことでも構いません。 質より量なんだそうです。 何かストレスを受けた時、 書かれたリストを見て そのストレスを少しでも解消してあげる。 とにかく溜めない、蓄積しない。 受けたストレスはその場で解消。 また、ストレス解消を意識しながらすることが有効何だそうです。 ストレス反応の大元は脳内の扁桃体という部位です。 この部位が肥大しているとストレス反応も大きくなります。 ところが、コーピーングを意識する習慣をつけることで この扁桃体が縮小するというのです。 う~ん、本当だとしたらすごい。 私も早速トライしてみようと思いました。 最初に思いついたのが晩酌。 いやー、アルコールはダメでしょう。 今、断酒してるってのに。 という訳で簡単そうで難しいコーピングですが やってみる価値はありそうですよ。 ↓何か感じたらぽちっとね にほんブログ村

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1960年生まれ 2013年8月直腸がん発覚 人生終わったかと思いましたが ステージⅡで経過観...

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