先日、1986年に世界遺産に登録されたカジュラホーに行って来ました。
カジュラホーと聞くと、そう、「魅惑のエロティックタウン!寺院遺跡群」ですよ。
カジュラとは、「ナツメヤシ」という意味で、街の名の由来です。
「インドのもうひとつの顔・喧騒」からは
程遠いところにある「静かで美しい椰子の木が印象的なインドらしいインドの街」。
前から行きたいと思っていたインドの名所のひとつです。
今日はその旅行記を書きたいと思います。
デリーからバラナシ経由のジェツトエアウェイズに乗り
バラナシからおよそ40分。。。
さ~て!空港についてまず感じたのは
「空が高い!!」ということ。
バラナシ泊経由で来たので、あの埃まみれの霞んだ空気から
行ったものだから、余計に感動できたかもしれません。
インドであるにも関わらず、鼻がそうそう黒くなりません。
狭い狭い街なので、車も極端に少ないし、なにしろ開発が
ほとんどされていないから、空気がキレイで
空が突き抜けるように青くて気持ちがいい!
背の高い建物や近代的な建物がないので、
さらに空が高く感じるのでしょう。
↑この青い空は、インドイチかもしれません。
予約していたハイヤーカーに乗り込み、ホテルへ。
狭い街、を実感できるのは、空港から観光地まで10~15分という近距離でした。
出発前日に、体のトレーニングをガッツリしてしまったがために、
超筋肉痛の私の歩行は、90歳くらいのおばあちゃん級。
まさか、、ここまで体がなまっていたなんて。。
胃腸炎&インフルもどきで寝て過ごした3週間は、予想以上に
体を弱ヨワちゃんにさせてしまっていたようです。
そんな状態で、予約されていた部屋はエレベーターの無い2階。
そう、階段を余儀なく使わなければなりません。
なかなか階段を上れないでいたら、ホテルの従業員が
異変を感じてくれたようで、即効、1階の空いたばかりの部屋を掃除してくれ、
チェンジしてくれました。ありがたや~~~。
こういうとき、スタイリッシュなホテルはサービスが違うな、と
感じますよね。居心地の良い、プールの見えるお部屋でした♪
さて、日本語のできるガイドさん(予約済み)とホテルのロビーで
待ち合わせして挨拶したのですが、あまりに流暢な日本語でビックリ!!
なんと奥様は日本人なのだとか。
ガイドさんを雇うかどうかで悩みましたが、結果的には
ガイドブックに載っていないことや、歴史のこと、ヒンズー教や
ジャイナ教のことを詳しく知ることができ、
旅が深いものとなりましたので、良かったです。
ではいよいよ観光へ出発です!
車に乗り込み、3分しない場所に遺跡群がありました。
なんとーっ!近すぎる~~!
やはり、車はいらなかったかな。。。と、感じたのですが、
その後のスケジュールで、その考えは一新されました。
入場料は、100ルピー。でも、インド在住者の外国人居住者登録証を
持っていれば5ルピーで入れます。きゃ~95%引き~♪
ただし、パスポートと居住者登録証のコピーを提出しなければ
ならなかったので、(きっと受付担当者の気分でしょうけど。)
あらかじめコピーは持っておくべきだな、なんて思いました。
ゲートを抜けると、広いひろーーい空間を贅沢に使った遺跡と
緑のきれいな庭、そして青い空、
飛び交うカラフルな鳥にいたく感動し、
口からでたのは、「ふぉ~っ!!きれい~~~!!」
私が行ったのは2月初旬、ここの気候はデリーと良く似ていて
この時期は、少々肌寒いくらいで湿度が低く、
最高の観光シーズンといえます。
↑高さは30.5m。細かく見えるものは、ひとつひとつがとても大きな彫刻。
ここは、およそ1000年前に建築された寺院遺跡で、
初代の王様から跡継ぎが次々と似たような寺院を造り、
大きな寺院群(西)には、9寺院あります。
その特色は、ズバリ!「エロス」そして、精巧なつくりのおびただしい数の彫刻です。
千年もの昔の生活を垣間見ることのできる遺跡でもあります。
そのレリーフの語る生活は、赤裸々でもあり、英知の表現でもあり、
ヒンズー教の科学的かつ宇宙的な教えの表現でもあり。
インドの女性の地位もいろいろあり、王様を支える秘書がいるように
解釈できる彫刻もあります。1000年もの昔だというのに、
国の知能として、ちゃんと女性も働いていたようです。
彫刻の精緻さは、秀逸していて、柔らかい砂岩を利用しているにも関わらず、
よくぞこんなに保存状態が良好でいられたね、というキセキを感じます。
そのキセキの理由は、当時、ヘンピだけど素敵な田舎だったからこそ。
イスラム勢力の攻撃の手が入りづらかったんですね。
自然の風化にも負けず、ムスリムの偶像崇拝反対運動の手にも
会わず、というか、あまりのエロスぶりに、
「ここはオモロイから、まあいいや、残しとこっ。」
と、攻撃に会わずに済んだのでは?と思ってしまいました。
レリーフの中には、髪の1本1本までも表現しているものや、
え~!体のそんなところまで??と、大きく語れないものまで
そして、え~~っ!そっ!そんなことやあんなことしちゃうのっ??
戦乱の中に、戦地へ女性は連れていけないからと、
馬としちゃう!そして、それを恥ずかしがる若造、なんていうレリーフも。
しかも、これは、今の歴史的見解として事実らしいから、またスゴイ。
ちょっと興味があって犬としちゃうっ!でも、後で王様に叱られました、
なんていう「おいおい、、、マジですか。。」というレリーフも。
音楽を聴きながらダンスしながら出会う男女、
という大昔のディスコの様子まで!
そんなんでいっぱい!
完全に、壮大なエロ本状態で、壮大なしつけの教科書でもあるんですけど、
でも、不思議とみてて恥ずかしくなく、
その他大勢の神々の彫刻の持つ美しさに
驚くほうことの方が上回っていました。
↑ 下世話ではありますが、気になるかたのために公開。
隙あらば、こんな彫刻が次々と顔を出す。
というか、目立つだけなんでしょうけど。
・・・そりゃ、、若干、気持ち引きますよね。。。
↑これは有名なマィトゥナ像。
なんというか、動物の持つ生命エネルギーの根源を
これでもかってくらい描いてるんですよね。
そして、現代では忘れがちな美しい女性のしぐさや、体のラインの
本来の健康的で柔軟な美しさも垣間見ることができます。
さて、、にしても、、どうして、こんなレリーフが許されるんでしょう。
と思うのですが、それは、昔、文字が知れ渡っていないときに
わかりやすくヒンズー教を理解させることが根底にあり、
また、カーマスートラという性を通じてヒンズー教を理解するという教えも、
神聖でまじめであるという考え方があるようです。
東の寺院群にも行きましたが、ここはジャイナ教が色濃く、
ここは、エロスではなくキレイな彫刻の連続でした。
観光後、夕日を見にお茶に行きました。
レイクビューホテルの屋上でマサラチャイを飲みながらみた
夕日が沈んだ青とオレンジのグラデーションの空。
下弦の月も美しい。
車があるがゆえ、メインの西、そして少し離れた東にも、
さらに夜も外でカジュラホの遺跡を背景に、
毎年2月から3月に行われる古典ダンスフェスティバルや
外食に安全にいくことができたので、ハイヤーカーはあった方がいいですね。
古典舞踊のカジュラホ・ダンスフェスティバルは、
インド中から素晴しいプロダンサーが
集まってパフォーマンスを披露してくれるという絶好の機会。
そこで見たKuchipudiというアンデラプラデェッシュ州が起源のダンスが
とても優雅で可愛くて女性的なダンスで、心惹かれました♪
カメラ代を外人の私たちは強く要求されたので、
なんとなく気分を害した私たちは、カメラは車の中へおいてきたのですけど、
1台分は払ってでももっていけばよかったと後悔しました。
それほどまでに、ライトアップされたカジュラホを背景にした古典舞踊は
素敵でした。カメラを持ち込まなかった分、
今もちゃんと目に焼きついてます。
そうそう、2月初旬~中旬は、まだまだ夜は肌寒いので、
屋外ステージだったため、風邪を引きそうになりました。
なにか羽織るものを持参した方がいいです。
さて、その後の夕食ですが、
木のてっぺんの枝上にテーブルのある「ブルースカイレストラン」へ。
ここからは、本来、ライトアップされたカジュラホーが綺麗に
見れるそうなのですが、この日はダンスフェスティバルのために
音と光のショーはお休み。でも、薄暗いなかでも
その遺跡の存在感はバッチリで、木の上からの景色は楽しかったです。
アドバイスとしては、2月~3月のダンスフェスティバルの期間は、
昼間に軽食がいいかもしれないです。
ここのバターチキンは美味しかったですよ。
サーバントに用事があるときは、紐を引っ張って
カランカランと牛鈴をならすのですが、その反応の早いことっ!
礼儀も良くて気分良くお食事がとれました。
カジュラホの遺跡は、本当に、他の遺跡とは種類が違うので
インドに長くいるのなら、行った方が良い場所だと思いました。
おススメです。
ただ、お年頃のお子様とご一緒は、どう説明してよいのやら、
だと思います。なはは。。(;^_^A
次回は、カジュラホの国立自然公園をご案内しまーす
<旅情報>2011年2月現在
カジュラホー遺跡(西・東 両方入れます)
入場料 100ルピー
インド在住証明有りなら5ルピー
(古典舞踊)カジュラホーダンスフェスティバル
19:00~
入場料 100ルピー(当日自分手配可能)
カメラ持ち込み料 100ルピー(ホントか??!!)
ブルースカイレストラン 木の上のテーブルは1席のみなので要予約
℡ (07686)274647
日本語ガイド Mrティワリ 1日付いてくれて 975ルピー
一見、高いかな、とも思いますが、クオリティが高かったので
良心的な値段に思えました。
Lake Side Hotel で手配してくれます。
(日本語対応有り)
℡ (07686)274140
ホテル Taj Chandela
スタッフの気配りが気持ちよく、部屋も綺麗で、居心地良く
もちろんお湯もたっぷり。室内のアクアフィナの水ボトルも、
常時置いてくれます。くつろげました。
Tajグループだから当たり前か(^^;)
もちろん、手入れの行き届いたお庭も綺麗でした。
℡ (07686)272355