「グレーゾーンの問題」が俄かにあわただしくなっています。
今日はまず、「グレーゾーン金利」についておさらいしておきます。
現在の「出資法」での「金利の上限」は29.2%となっていて、それ以上で「貸付」ると「罰」せられるということです。
ほかに、「利息制限法」という法律もあり、この法律では、金利の上限は「最高20%(元本10万円未満の場合)」となっていて、違反しても「罰則」がありません。
この2つの「法律」の「差額部分」を「グレーゾーン」と言って、多くの「消費者金融」や「カード会社」が、「儲ける」ために特別に「採用」しています。
その差たった9.2パーセント。これぐらいたいしたことないって思われますか?
まともな会社として「評価」出来る、「銀行」や「政府系金融機関」などでは、「グレーゾーン」だからといって「高金利」で貸付などしていません。
それには企業としての「誇り」があるからでしょう。「消費者金融」のなかには、「株式上場」している「会社」もあるのだから、このような「違法行為」をしているのは、具合が悪いのではないでしょうか。
ところで、この悪業の根本になっている「出資法」なんですが、上限金利が29.2%になったのは、実は「2000年6月1日」からなんです。それ以前は「40.004%」(1991年から)であり、「73%」(1983年から)であり、それ以前は何と「109.5%」だったのです。
全ての「消費者金融」が20年程前に「109.5%」で貸していたとまでは言いません。しかし、この数十年以上にわたり、「グレーゾーン」を利用して「儲けまくっていた」ことは明らかです。
例えば「アコム」は創業70周年と言っていますから、70年間もそうして「儲けて」いるわけです。「ソニー」や「トヨタ」が、特別な技術を駆使して「大きくなった」のとは、わけが違います。
「借金」に悩み続けている人たちは充分理解されていると思いますが、「年利18%」でも「めちゃ高い」んです。
やっと、せめて「利息制限法」まで下げてくれるのかと思っていたところ、「都合9年間」も「例外の高金利」を認める今回の「金融庁」の提案は、「骨抜き」を通り越して、「液状化」してしまっているようなもんです。
これなら、もっと「解り易く」、9年後に「グレーゾーン撤廃」って言えよ。って思います。
いいですか、23年以前は「109.5%」ですよ。
21年前は「73%」
16年前は「54.75%」
そして、7年前は「40.004%」
その後やっと、現行の「29.2%」になりました。まだ、たったの「6年」しか経っていません。
その間に「余分」に払わされた分は、全部「消費者金融」の「余分な利益」になっているわけです。
そりゃ、「所得ランキング9位」にもなりますよね。たいしたもんです。
自宅の庭に「下から覗けるプール」も作りますよね。
数千人の社員と、1000店舗以上の「貸付拠点」も持っています。1台「数百万円」もするであろう、「無人貸付機」も、何台あるのでしょうか?それも全国の主要駅前の一等地にです。看板やCMも「超一流」ですしね。
それもこれも「誰」のお陰やねん。そろそろ「世のため、人のため」を考えて、「身」を正しくする頃じゃないんでしょうか?
いつまで、こんな「非道」なことを続けて行くのでしょうか。社員も可哀想です。
さて、ここからが今日の「本題」です。
グレーゾーンが「違法」であることは、「最高裁判所」も認めているところです。「違法行為」である以上、是正してもらわなければなりません。
では、この「払いすぎている分」はどうなるのでしょうか?
これは「消費者金融」が、「顧客」へ「返還」することになります。ただし、「消費者金融」が自ら「進んで」余分にもらいすぎていましたので、お返しします。と、言って「個別の銀行口座」へ振り込んだりは「絶対」してくれません。
これには、「ある手続き」が必要です。これが「法的処置」というもので、「債務整理」とか「過払い金返還訴訟」といわれるものです。
「裁判所」や「弁護士」や「司法書士」を通して、彼らに対抗すれば、「余分に払っているお金」は返してもらえるわけです。または、残っている元金に「遡って繰り入れ」し、元金を減らしてもらえるのです。
「大手」の「消費者金融」ではこの「返還金」が1日に「数千万円」になることもあると言います。
ただし、返してもらえるのは「手続き」をとった「人」にだけなのです。
もう、お解かりですね。「消費者金融」が最も「恐れていること」それは、これからもっと多くの人たちに「法的処置」を取られてしまうことです。
恐らく、「大半」のお客が「過払い」や「債務不存在」になってしまうでしょう。
「金融庁」の今度の「提案」のなかに、この件で、「消費者金融」側が、このドサクサに、この「目の上のたんこぶ」どころか「目の上の癌病巣」を一気に取り払う「方法」を画策しています。
これこそが「消費者金融の悲願」とも言えそうです。
驚くべき「逆転、さよなら、満塁、ホームラン」です。
その「可能性」もありそうです。
目を覚ませ「金融庁」。しっかりしろ「自民党」
ああ、もう「時間」です。申し訳ない、つづきは明日。・・・・・つづく