アコムがらみのようですが、「朝日新聞」が妙に胡散臭い記事を載せています。
今日の朝刊の1面記事のことです。
契約に際して消費者金融は、お客を「消費者信用団体生命保険」に加入させているようなのです。
これは、借主が「死亡」した場合、残った債務を「生命保険」が代位弁済するシステムなのです。
朝日新聞の書き方は巧妙で、記事を読んでいるとあたかも、消費者金融はこの「死亡保険金」を当てにしていて、滞っている顧客に対しては「死んでで欲しい」と、願っているかのような錯覚を起こしてしまいます。
「生命を担保にとって、厳しい取立てを助長している」という、論調なのですが、これはあまりにも言い過ぎです。
私は長らく、消費者金融の現場にいましたが、ただの1度も、顧客の「死」を願ったことなどありません。
ましてや、「自殺に追い込んで死亡保険金で回収しよう」などと考えたこともないのです。
もし、そんなことをしているなら、それは明らかに「犯罪行為」です。
いくら何でも、消費者金融もそこまで腐っているとは思えないのです。
「闇金」の世界はもともと、違法なので、そうした「非道」なことも、起こっているのかもしれませんが、「一部上場」の会社が、犯罪まがいの取りたてをしているとは思えませんし、また、「生命保険会社」としても、そんな危険な契約を結ぶ理由がありません。
そんなふうに「生命保険」をつかわれたのでは、「保険会社」も儲からないからです。と、言うか「大損」してしまいますよ。
この記事は、「消費者金融」を蔑視している、結論ありきの前提で、書かれているとしか思えない、ひどい記事です。
和歌山のカレー事件以降、被保険者の同意が無くては「生命保険契約」は結べなくなっています。勝手に「保険」に入らされて、その保険金目当てに殺されるという「犯罪」を未然に防ぐために、でしょう。
その意味では、もし「お客」が「団体信用保険」に加入していたことを知らないと言わせるような「消費者金融」のやり方は、良くないかも知れません。(例え、契約書の中に記載があり、お客が見落としていたとしても。)
しかし、よく考えてみてください。
まともな人間は、他人を「死」に追い込んでまで、会社のために働くでしょうか?
「消費者金融」に働く人たちは、ヤクザでも、暴力団でもないんですよ。その辺にいる普通の人たちと何らかわりない、一般の人たちなんですよ。多くは真面目な社員なんです。
で、あるならば、この制度の何がいけないのでしょうか?
保険料を負担しているのは、「消費者金融」です。お客に「保険料」を負担させているわけではありません。
もちろん、保険金受取人も「消費者金融」ですが、保証されているのは、「借入金」と「期間利息」だけです。お客が死亡したら一律300万円というのではありません。不当に保険金で儲けているような書かれ方は「読者」に誤解を生みます。
もし、この制度が無ければ、残った借金は「財産」を「相続」した、遺族が支払うことになるのです。
「借金」は「マイナス財産」として、遺族が相続しなければならないからです。
この制度のお陰で、消費者金融は「貸金回収」が出来るので、遺族に負担が行かないようになっているのではないでしょうか?
むしろ、感謝すべき制度なのではないですかね。
銀行で住宅ローンを組めば、この制度がたいてい入っています。しかも、保険料は契約者が負担してですよ。
私は、「消費者金融」を応援する立場のものではありません。
以前のブログを読んでいただければ解っていただけと思いますが、むしろ彼らを「批判」している立場の者なのですが、今日の「朝日新聞」のあまりにも「結論ありき」の読者誘導の記事に対しては、黙ってはいられませんでした。
関西のラジオでも、パーソナリティがその論調で「消費者金融」を批判していましたが、「グレーゾーン」のことや、「厳しい取りたて」のことには同意できるのですが、この件についての「消費者金融批判」には少し「抵抗」を感じています。
しかしながら、「団体信用生命保険」については、詳しくは解りません。もし、よくご存知の方で、私の考えが間違っていると仰るのなら、ぜひ「コメント」などへ書き込みをして下さい。よろしくお願いします。