がんばらない生き方カウンセラー
伊藤直幸です。
「自分が存在することの価値」
つまり、自分が、「生きているだけ」の、「ここにいるだけ」の価値。
生命を受けてこの世界に生まれ、息を吸って吐いて、ご飯を食べて、ウンコして、寝る、ということに対する価値。
「存在給」とも言われている。
あなたは、「存在給」をあげたいですか?
努力や苦労、出した結果によって得る労働の対価、あるいは、品質の対価として得られるお金のことではない、「存在給」という概念。
上にも挙げたけど、これ、金額のことじゃないのです。
「存在給が、1,000円なのと、100万円なのでは、100万円の方が高いからいい」ということではないと、私は考えています。
「ただ、そこに、私がいる」、というだけで価値がある。
ということが、「存在給(自分が存在することの価値)」の全て。
それを、お金換算で計ろうとするのって、今までなじんできた、歩合給や努力給、ガマン給、そういったものと同じ次元で捉えてしまうということ。
「今の私の存在給は、時給1,000円だから、もっと上げなきゃ、上を目指さなきゃ」では、本質を見失っている気がする。
「何もしないこと」、「がんばらないこと」が、「存在給」ということでもない。
大事なのは、「私には、すでに【存在給】がある」、ということ。
それは、いくらだとか、お金の形で入ってくるとか、そういうことではなくて、「すでにある」ということ。
そして、それは、「努力しない」とか、「がんばらない」とか、何もしないことで上がるものではないけれど、「努力した」から、「がんばった」から、「何かの役に立とうとした」から、上がるものでもない、ということ。
だって、そもそもが、すでに、あるのだから。
「存在給がある」、というだけで充分。
ピンとこない人もいると思います。
僕も、知ったときは、何のことか全く分からなかったからね(笑)
「あれ、こういうことなのかも、、、」と、何となく感じはじめてからも、ここまで腑に落とせるまで、1年ぐらいはかかったもの。
そうはいっても、やっぱり、実際に、財布にあるお金とか、月々の請求を「どう工面したらいいか」とか、気になっていた。
自覚していたことよりも、「自分の力で何とかしなきゃ」、と思いこんでいた。
くどいようだけど、生きているだけで「存在給」は、あります!
「あるのかなぁ、、、」「あるのかもしれないって、思ってみようかな」、と決めてみると、今までとは、違う世界が見えてくるかもしれない。
確実に、すでにあるものに、どれだけ、自分自身が豊かさや幸せを感じられるかで、「存在給」って、上がるもの。
「存在給が上がる」って、そういうこと。
別に、使えるお金、目に見える形のモノが訳も分からずに増える、ってこととは限らない。
たまたま、そういう人もいるだけ、なんだけどね。
そんなことよりも、「すでにある豊かさや幸せ」に気づいて、満たされた気持ちで生きていけることの方が、ずっと、幸せじゃないかな。
目に見えるお金やモノが集まってくることでしか確認できない、信用できない豊かさや幸せなんて、お金がなくなったら崩れてしまう。
だとしたら、「存在給」の基準をそこに求めるのって、無意味だよね。
僕は、そのことが分かってから、楽しく過ごせている。
本当に今までで、今が、一番幸せな気がしてる。
今までも、幸せだったけどね(^^)
きっと、明日も一番幸せだよ。
自分で、今が一番幸せだと決めさえすれば、いつだって、幸せでいられると本気で思っています。
僕は、こうして思いを伝えられることも、含めて。
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