あなたは信じますか?

あなたは信じますか?sexの迷信・・・

鼻のデカい男はアソコもデカい。とかいう迷信の数々。
ど~せウソっぱちだ!なんて侮るなかれ。
なかには、ちゃ~んと科学的な根拠に基づいた話もあるんです。




はげ=スケベ。エッチにまつわる迷信でまず思いつくのはこれでしょ!
そうそう。 たん亭のしゃちょー  もハゲてるぞ~。

 

で、確かにスケベで絶倫だ・・・・。




だとすると、この話はホントなんだろか!




では、さっそく解明してみましょ。




頭髪の成長を左右するのが女性ホルモンの働きであることは周知の事実。
ハゲた男性は女性ホルモンが少なく、

男性ホルモンが多いから絶倫だという科学的根拠もある。




とある夫婦の話で、

夫が精力旺盛で1日に5回はsexしないとおさまらないといったケースで、

奥さんがたまらなくなって医者に相談した結果、

夫に週に1回女性ホルモンを注射してみたところ、

みるみる精力が減退していった。というケースもあったそうな。




だが、その男性はがハゲでいたかっていうと、

そうではなくて髪の毛はフッサフッサだった。



で、一体どっちなんだ?




某カツラメーカーの調べによると若ハゲの男性は着実に増えているという。
じゃあ、そのかわりに日本男子のsexが強くなっているかというとそうでもない。
精力減退の一途をたどっているという。



その、大きな原因はストレス。




同じハゲでも、現代社会における若ハゲはこちらのタイプが多いので、
ハゲ=絶倫とは言い切れない。




どちらかというと、インポを疑ったほうがいいのかもしれない。




じゃあ、たん亭のしちょー  さんは何なの?





あ゛っ!。特異体質かもしれない・・・^^;。

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人間は老いていく年齢にはかないません。
 
 
特に男性の「勃ちが悪くて・・・」
 
と世のお父さん達にオススメなのが、
「抵睾筋反射」というものがあるらしい。
 
これは、太ももの内側の上部の皮膚を擦られることで、
睾丸が反射的につり上がり勃起を促すというもの。
医学的にも認められている、男性の生理的反応だそうよ!
 
 
 
 
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やがて、ブツの処理と事情聴取が済んだ。

ここまで書いてきてなんだが、内容は記すことができない。

ただこのあと、一人の大物政治家が事実上の引退に

追い込まれることになる。

もちろん表立って知っているのはほんの一部の人間だけだ。

 
私の知りたいことは事情聴取の中にあった。
まさか、あの先生こそが売国奴だったとは。

余談だが、この事件の後、私は私の師と仰いでいた

この先生とも連絡を絶つこととなる。師に弓を引いた形だったが、

私は後悔していない。国民全てが安心して暮らせる社会を目指す気持ちは

師も変わらなかったのであろうが、そのやり方は余りにひどすぎた。


私たちは、漁船に詰まれていた救命ボートに男たちを乗せた。

後の事は知ったことではない。他国領海に近いため、

誰かが救助するであろうという予想はあったが、

高波でもくれば小さなボートは転覆するだろう。

最後に水と食料を入れたリュックを投げ入れて、

巡視船と漁船は新潟へと引き返した。



「奴ら、死んだら死んだでいいんだが、

生きて帰れば日本の怖さを思い知るだろうよ」



私たち3人は任務が終了した安堵感からか、会話にも冗談が出てくる。

ちなみに私の腕は出血がじわじわと包帯の色を

どす黒い赤色に変えていた。なんだか腕がしびれている。


港に着くと、すっかり朝になっていた。

漁船の乗組員たちは正式に逮捕された。あとは海保がうまくやるだろう。

早見と私たちは港で別れることになった。

「お疲れ様でした」



3人とも敬礼をして別れる。

ちなみにこの早見氏は、今も現役の防衛庁職員、である。

防衛庁も広いので、ここに書いても彼が特定されることはなかろう。

 
私は田所と病院へ向かった。

田所の手配で保険証も名前も名乗る必要がない。

医師に全治3週間の宣言を受けて、東京へ戻る。私が負傷したため、

BMWは帰りも田所の運転だ。



「海水浴でもすればよかったかな」

 
私がふざけて言うと、

「だめだ。水中メガネを忘れたからな」

 
田所は間髪いれず切り返す。さらに、

「これで、俺もスパイ任務は卒業だ。最後の裏奉公というところだな」



フーッ、と大きなため息を吐く田所。

顔には出さなくとも、今まで苦労を重ね、

常に命をかけた真剣勝負だったのであろう。

肩の荷が下りた、そんな感じである。

人間誰しも、深層心理では不安のない生活を送りたいものだ。

好き好んであぶない世界に身を置きつづけたいと

考える人間は少ないであろう。スパイという職を通じて、私は、

平和や平凡という言葉の重さを誰よりも感じていた。



東京に戻り、私と田所は別れを告げた。

2度と会う事はないかもしれない。

生命の危機を共に渡り合った私たちは、

最後にがっちりと握手を交わした。



そして3ヶ月後、某国からの麻薬ルートは壊滅し、

ある暴力団組長が行方不明となった。

某社会主義政党の議員はなぜか辞職し行方不明になり、

そして私の師も力を失った。

テロリストの支援者と呼んでも過言ではないだろう

その人間たちに鉄槌が下されたのだ。





今、世間では北朝鮮問題が盛んに議論されているが、

その裏にはクスリも、貨幣も、殺しも拉致も、さまざまな裏が絡み合う。

外務省が隠す隠さないでマスコミは騒いでいるが、

もっと根本的に隠されている歴史の裏を報道して欲しいものだ。



~おわり~


長らくありがとうございました。 

「もうすぐ密輸船が見える。俺たちは中で活動を行う。

実は今回、薬物とは別に、北朝鮮の関係者が別件で密入国する

との情報があるんだ。われわれはそれを阻止し、

そして密輸の証拠を掴むのが目的だ。

但し逮捕などの司法警察活動は行わない。

あくまでも証拠を掴んだ上で追い返すだけだ。

あんたにも手伝って欲しい。探しもの、得意だろ?」


私はさらに緊張したが、もう後戻りできるような状況じゃない。



30分後、われわれを乗せた巡視船は沖合いに停泊する

イカ釣り漁船に近づいた。漁船は逃走する気配はない。

こんな状況も予期しているのだろうか。巡視船が近づく。

船には、日本人の船長と、船員2名の姿があるが、

漁をしている気配はない。臨検を名目に海上保安官、田所、早見、

私の順で乗り込む。抵抗の気配も無く、船長と船員は、


「ご苦労様です」

 
と笑顔で応対する。


「船に乗っているのは3人ですか」

海上保安官が尋ねる。頷く船長。



と、ここで突然、保安官、早見、田所の3人が船員の身柄を拘束する。

揺れる船の上でも素早い制圧だ。


「ブツと人を探すんだ」


田所、早見、そして私の3人は、船内の創作を始めた。

他の海上保安官が乗り込んできて、手錠をかけられた3人を見張る。



早見が、ブツを見つけた。簡単に見積もっても覚醒剤が数百キロはある。

私はそのとき、船の後部に不自然なフック跡を見つけていた。




案の定,そこには隠し部屋になっている。

中にはイキのいいのが1人、偉そうなのが1人釣れた。

ただ、私は負傷してしまうのだが。。。。

 

 

船の後部に不自然なフック跡があるのを発見した私は、

その部分にナイフを入れてこじ開けた。

蓋のようになっている部分を開けると、

中は船倉部分を改造した居住区となっていた。

中に入るには梯子を降りていかねばならない。

私は無線で田所を呼ぶと、中の様子を探ろうとした。


そのとき!

「パンパンパンパン」

乾いた音が私の周囲で鳴り響いた。木屑が飛ぶ。

次の一瞬、私の左肩は激痛に襲われた。


中の男たちが発砲してきたのだ。

不用意に中を覗いた私は後悔したが、

今はそんなことを考えている場合じゃない。

のけぞって倒れた私が起き上がるとき、

田所と早見が船の後部へ走ってきた。

「大丈夫か!」

田所と早見は叫ぶと、ホルスターから拳銃を引き抜き、

船内を確認もせずに上から撃ちまくる。中からの抵抗はやみ、

男3人は両手を上げて梯子の下までやってきた。


幸い、私の傷は拳銃弾の擦過傷による傷であり、

痛みはあったがたいした傷ではなかった。

先に巡視船に戻り、巡視船の職員の治療を受ける。


漁船では、船倉にいた3人を船倉に入れたまま、

事情聴取がなされていた。そのうち一人は幹部・・・

記せないがかなりの大物クラス、残り二人はそのボディーガードだった。

要は、テロリストの密入国である。このイカ釣り漁船は、

薬物の密輸から工作員の上陸までを継続的に行っていたようだ。

まさに売国奴、である。


傷の手当てが終わった私も事情聴取に参加することとした。

私たちも船倉の3人も英語が話せるので、英語での会話となる。

男たちは、

「私は日本の国会議員と懇意にしている」

 
「国に帰してもらいたい」

犯罪者が言いたい放題である。とりあえず私たちは、

薬物の処理をすることとした。田所がブツの袋を破り、海に捨てていく。


「これが本当の水際作戦だ」


田所は次々袋を破り、ブツを海へ捨てる。身分なき捜査員は、

他国の領海近くでの任務を誇りに思っているようだった。

この男こそ、本当の警察官である。

今、田所や早見に何かあっても日本政府は関知しないだろう。

そんなぎりぎりの所で治安を守る護民官に対し、

私は敬意を表さずにはいられなかった。


つづく。

その2時間後、私と田所警部補は車で新潟へ向かっていた。

堺の写真は出かける前に田所と一緒に現れた田所の上司に渡していた。


ひたすら関越高速を飛ばす。

田所が乗ってきたBMWのボディは200キロを超える走行でも

私たちに不安を与えない。ハンドルは田所が握り、

私は助手席でうとうとしていた。

 

「明後日、松尾の死体の件は発表する。

犯人の逮捕、という形でだ。これで完璧にあんたの容疑は晴れる」

 

群馬を越えたあたりで目がさめた私を見て、田所が言った。

表ざたにならなかったとはいえ、麻薬密売の容疑がかかっていた

というのは気分が悪い。

田所がいなければ私は冤罪に巻き込まれるところだった。


「いろいろお世話になりました」

 
別に礼を言う必要はないのだが、そこは我慢して言っておく。田所は、

「まぁ、これが解決したら俺も出向するから、そのときおごってくれ」


と真顔で言った。私は今まで、他の刑事にたかられた

(職務上知り合った警察官は飲みに行くと金を払わない!)こともあり、

嫌な思いをしたこともあるが、田所に対しては心からご馳走しよう、

と心に決めた。同じ目的に対して戦っているから、

私の心にも妙な連帯感のようなものが浮かんでくる。


やがて新潟県の某所にたどりついた。そこは港ではなかったが、

私たちは車に積んでいたボートで沖合いへ出た。

沖には巡視船が停泊している。


「これじゃまるで、北朝鮮の工作員だ」

 
チッ!と舌打ちをしながらつぶやく田所だったが、

の顔は、「これから任務を遂行する男」の顔だった。



巡視艇はわれわれを発見すると、素早くブリッジに私たちを引き上げた。

何も聞くなと言われているのか、

海上保安官の制服を着た男たちは私たちに何もしゃべらない。

「お待ちしておりました」


身長は180センチを超えているだろう男が船内から現れた。

お互いに身分を尋ねるようなことはしない。正確に言えば、

田所と男は互いに素性を知っていたようだが、私はあえて聞かなかった。

第一、自分の疑惑が晴れた段階で余計なことに

首を突っ込んでいること自体が無謀なのだから。


私が無謀にも田所について来たのは、北海道を含む一連の捜査段階で、

私の恩師ともいえるある議員がこの事件に間接的に関与・・・というか、

知っていて見逃していた気配があったからである。

私は恩師がそんな政治のやり方をするわけはない、と信じていた。

信じているからこそ、ここまで来た。


満月の光が漆黒の闇を少しだけ、明るくしてくれる。

巡視船は全ての明かりを消し、全速力で沖合いへ向かう。


「今から一つ、働いてもらう」

田所はそう言うと、私を船室へ案内する。

「防衛庁の早見です」


大男が突然自己紹介をする。私が簡単に挨拶をすると、

早見は私に防弾チョッキを手渡してこう言った。


「お噂は田所さんから聞いております。

この船は、ご覧のとおり海保の巡視艇ですが、

今この瞬間は日本船籍ではありません。

本任務は秘匿であり、公式の記録には残りません。

そこのところだけご理解下さい」


・・・死んでも内密に処理されるということだ。

私が扱った案件の中でも最高レベルのこの危険任務に、

私の体の血は沸き踊った。手がブルブル震える。

頭では怖いと思っていなくても、体はこれから始まる未知の経験を

察して反応しているのだろうか・・・。



つづく。

潜伏していると思われるホテルの部屋は、

ツインルームフロアの一角にあった。

ドアの真横に立ち、左手でルームキーをそっと挿す。

「カチャリ」

と小さな音が開錠を知らせてくれる。田所はいつのまにか

右手に握っていた特殊警棒で相手の反撃に備えている。

「1、2、3!」 二人同時に部屋に飛び込む。

部屋内には暴力団風の男が二人。背の高い白人が一人。

「動くな!警察だ」

 
田所が大声を張り上げた。男たちは来ることを予感していたかのように、

抵抗せず、両手を挙げた。

「私たちは、逮捕しに来たのではない。但し、嘘をつけば即逮捕だ」

 
部屋の中にいたのは密輸の日本側の主犯である暴力団組長と、

ロシア側のブローカー本人だった。刑事警察ではこれで事件解決、

めでたしめでたしとなるわけだが、今回はここからが勝負だ。

3人はすっかりおとなしくなっている。



私は、部屋の中にあった3つのスーツケースを素早く開けた。

中身は2つが紙幣、1つが覚醒剤らしき紙袋が詰まっていた。

中身と紙幣を掴んで組長らに投げつけると、田所が言った。


「これは、ロシア産じゃないだろ。どうだ。・・・

われわれは刑事警察じゃない。

裏の議員と、北朝鮮の麻薬を撲滅したいだけだ。

正直にウタえば俺たちは帰る。言わなければ今ここで逮捕だ」

 
有無を言わさぬその態度に、渋々答えだしたのは意外ながらロシア人の男だった。



「私は元KGB。議員に頼まれてやっただけだ。

薬は日本海の海上で乗せかえて新潟と北海道行きの2隻に分けた。

その後のことは知らない。その議員の名前はヤマダ。
もう、私も祖国を追われた身。だからこれ以上わからない」

 
かなり日本語が話せる。事実かどうかの裏づけはないが、

嘘をついている雰囲気ではなさそうだ。


暴力団二人は、日本側の密売人組織を操っていた。

今回、松尾を殺したのは本州側のヤクザで、

裏に議員が絡んでいることは知らなかったと言う。

逮捕されないという安心感からか、ヤクザの二人は

その背景や取引の詳細までをべらべらしゃべった。



田所は、すぐにその場で電話をし、英語と日本語でなにやら話している。



電話をして10分後、ドアをノックする音が聞こえる。私は緊張したが、

 

「これで、あんたの疑惑は晴れたことになる」

と言って、田所は私の腕を引いてドアに近づき、ドアを開けた。

外からは警察官がなだれ込んでくる。田所は私の手を引いて部屋を出る。



「奴らは逮捕されるみたいだ。」


そう言って田所は笑った。部屋の中の様子を見ることも無く、

エレベーターでロビーまで降りると、


「さて、では本丸に切り込もうか」



この事件、悔しいがすっかり田所に主導権を握られている。

ただし、助けられた恩もあるし、

ここは国家スパイの顔を立てておくことに私は決めた。



飛行機で東京に戻る際,田所は私のわき腹をつついて、ニヤリと笑いながら


「あんた、泳げるかい?」と言った。

 

 

東京へ戻ったわれわれは、一度別れ、

それぞれの準備をすませることになった。


2週間ぶりに事務所に顔を出すと、

そこには書類や伝言が山のようにたまっていた。
私は書類の束にざっと目を通す。

中には堺に頼んだ議員の尾行報告もあった。


当時はすでに第一線のスパイからは身を引いていたため、

伝言の多くは依頼者や調査がもとで知り合った政財界の方だったが、

仕事のほうは部下がうまく処理をしてくれていた。

余談だが、このころは非常に優秀な部下に恵まれていたと思う。


私は電話機をたぐり寄せ、堺に電話をかける。

ワンコールで堺が出る。私が言うより
先に堺がしゃべった。

「アッ、お疲れ様です。

昨日分までの報告書はお届けしておきましたが。。。」


「報告書の中で一点気になるところがあってね。

この3日前の新潟出張の際に会った人物の写真をくれないか。」

 
私は、してやったり、と思った。

この議員が新潟で会っていた人物の中に、薬物密輸の日本側関係者

とされる暴力団組織の幹部の姿を発見したからである。

この暴力団組織は、業界でも有名な組織の一派で、

シノギに薬物を多く扱うことでも有名だった。


写真は1時間で届けられた。

議員と暴力団が鮮明に写っている。

ほんの一瞬の出来事だったようだが、

一流探偵の堺はその瞬間を逃さなかったようだ。

つづく。

舞台を私の事務所へ移すことにする。

事務所に着くと、田所はソファーにどっかりと座り込み、

資料の山をバサバサと机に広げた。

出したコーヒーを2杯立て続けに飲みながら

私にこの事件の概要を説明する。


「この事件は、外事としてもずっと追っていた案件だった。

ただ、ここで死人が出ちまった以上、どこかで誰かがけじめをつけないと

終わらないんだ。まぁ、これは警察というお役所の建前上の理論だ。

ただな、俺はこの議員が気にくわん。

日本への麻薬輸送に手を貸す議員など、死刑相当だと思ってる。

尻尾をなかなか出さないんだが、こいつのような売国奴は絶対に逮捕する。

それが警察官としての俺の務めだ。」



正義感に燃える警察官と汚名を晴らす元スパイの共同戦線。

まずは議員の動向をチェックすることから始めた。

田所と私は面が割れている危険性があったため、

私はすぐに堺に電話をし、張り込みの依頼をした。

依頼料は私のポケットマネーで500万を先払い。

堺はすぐに議員の張り込みを開始した。



私たちは、

密輸ルートと議員の関与の裏を取るために北海道へと向かった。




この事件の裏には議員だけでなく、

奥深いスパイの歴史も垣間見ることができるのだが・・・



北海道に渡った私たちは、麻薬密輸のブローカーを割り出し、

ブツの卸元の情報を得ることに成功した。

とはいえ、これは田所警部補のパー(警察手帳)効果によるものが大きい。

探偵は、その正体を明かすことなく調査するために、

調査が困難なときも多々あるが警察官であれば、

いざとなれば警察手帳が使える。

いやがおうにも、探偵の限界を感じ取った捜査だった。

今の日本ではやはり、犯罪調査に関してはこの

警察手帳の威光にかなうものはない。



ブツの卸元はロシア人だった。
日本の暴力団の手回しで、

札幌の全日空ホテルに潜伏していることを突き止めた私たちは、

すぐにホテルの部屋に乗り込んだ。厳密に言えば違法捜査であるが、

今回の捜査は麻薬密輸団全員の逮捕を目的としていない。

松尾への殺人容疑、ならびにこの麻薬密輸にかかわったとされる

某社会主義政党の議員を逮捕、もしくは非合法に追い詰めることを

目的としていたため、違法捜査であろうが関係ないし、

通常の捜査手順では協力を求めるはずの北海道警にも

一切連絡はしていない。



そもそも、田所は警察内では外事課と名乗っているだけで、

表向きの身分は司法警察員ではない。

手帳があっても身分なき警察官である。

決して表に出てこない警察官-特命を与えられ、潜入、工作、

そして非合法手段で問題を解決していく-そんな警察官たちもいるのだ。

彼らは外部との自由な連絡は禁止され、

プライバシーはほぼないといっていい。女性が欲しくなれば、

組織であてがうこともするような、

そんな組織が警察内にある。これは、本当の話だ。



一般的に言われているように、

刑事警察の捜査と公安警察の捜査方法、捜査方針は違う。

というか、各セクションによってやり方はそれぞれだといっても過言ではない。

警察は、一般人が考える「警察=犯罪があれば捜査し、犯人を逮捕する」

という考えをもっていない。

 

あくまでも行政警察、司法警察としての法や方針に基づいた

運用をされるだけである。

その結果として、犯人が逮捕されたり、

政治的理由で見送ったりするだけの話だ。

そして今回われわれが行っている捜査の場合は、

殺人犯や密輸犯の逮捕、というよりそのような

不法勢力の「排除」を目的としている。


ただその「排除」を行う理由は田所と私で違っていた。

田所はもちろん「任務」で行うだろうし、

私は「悪評を晴らす」ために行っている。


つづく。

「ロシアルートの麻薬がらみで、おたくの名前が出てきた。

変なことになる前に先に言っておこうと思ってな」

 
口早にまくし立てて車に乗るが早いか、

資料をバサバサ出して私に見せる。その中には、

かつて仕事をしたことのあるスパイの名前もあった。



「こいつがおたくの名前を騙っていたようなんだ。

防犯や捜4はおたくの事を知らないから、まずガラを押さえに来るだろう。

その前に外事で押さえさせてもらおうかというわけさ。

事情聴取という名で捜査もできるしな。」


助けてくれたということなのだろうが、本当のところは、

これまでにさまざまな秘密を知りながらスパイとして

生きてきた私を探られると、外事方面としても面倒だ、

というところであろう。



「これからしばらく、同行してもらうから」

有無を言わさないその姿勢に私は、

「はいはい、わかりました」

とおどけて答え返した。


田所警部補はそんな私を無視して、

 
「極秘だが、某所で死体があがった。現場を見に行こう」

と言って車に乗り込んだ。



さらに私に向って、港区の有栖川公園に向うように指示し、

どこかへ電話をかけはじめた。
このあとしばらく疲労と、ストレスの日々が続くのだが・・・

田所警部補と一緒に有栖川公園に着いた私は、

公園内の殺人現場に赴いた。表向きには殺人があったとは発表されず、

最少人数での現場鑑識という秘匿捜査が行われていた。

灰色の作業服を来た男たち-これらも捜査員なのであろう-

が現場を捜査している。



なぜか、こういうときはマスコミには発表されない。

発表されないというよりは、発表させない。

もし抜け駆けで発表するようなことになれば、

そのマスコミは二度と警視庁への出入りができなくなり、

情報がもらえなくなるといっても過言ではない。



死体はまだ現場の特殊作業車の中にあった。

死後硬直が始まっているその仏さんを、

田所に続いて死体を覗かせてもらう。
手を合わせて、その顔に恐る恐る目線を移すと、

その顔は紛れも無くスパイ・・・

いや、裏切り専門のスパイだった松尾だった。


松尾は昔、北海道の利権がらみの調査をしたときに見事、

裏切った男である。そのため私はスパイ対象の罠に落ち、

ピストルを向けられ殺される寸前まで行ったのだ。

私が松尾の顔を忘れるわけはなかった。




「おたくの名前を騙っていたよ」

 
現場を離れ、ショートホープに火をつけながら田所は言う。

「ここ10年近く会っていませんが・・・」

どうしたものか、松尾への怒りよりも、

昔を懐かしむ郷愁のような気持ちが心を包んだ。

このとき私は、「時は人を優しくさせるものだ」

などと本気で思ったことを覚えている。



ただ、このとき、私に一つ疑問が浮かんだ。

こういうスパイでも、「その道の人間」というのはどの辺で活動しているか

というのは同業者のカンで調べればわかるものなのだが、

国内にいなかったのか、裏切られた私が血眼になって調べても、

松尾の足取りはつかめなかったからだ。その松尾が10年の時を経て、

死体という形で今、目の前に横たわっている。


「薬物がらみということで、ロシアマフィアとの関連性も調査中だが、

この事件で一番厄介なことがある。某社会主義政党の現職議員が

こいつと接触を持っていたとの情報がある。そこで、

迷宮入りを察したうち(警視庁)の他の部は名前を騙っていたあんたが

臭いということにしたいみたいなんだ。あんたも恨み買ってるからなぁ。
まぁ、仕事が仕事だから、お互いに仕方がないけどな。」

あやうく冤罪で逮捕されるところだった、とでも言うのか。

ショートホープの煙を燻らせながら田所はゆっくりとこちらを見る。

 


さらに、

「今はこの事件も報道管制中だ。だがやがて表に出る。

そのときは俺も真犯人を逮捕したい。

この事件の実績で係長(警部)も十分狙えるからな」

という。

「で、目星はついてるんですか」

私が投げやりに言うと、


「ついてたら呼ばないさ。とりあえず事務所でゆっくり作戦を練ろうや。

なに。俺と一緒にいる限り他の部はあんたに手を出さないよ」 

 

 

つづく。

みなさまに好評なので?われらがBOSSのスパイシリーズを!

 

*****************************
 

 

そんなに遠くない過去に、こんな話があった。

新宿の雑居ビルを振り返る。

この日は部下の一人立ち記念、ということで、

私は些細な祝い金とワインを置いてビルを後にしたところだった。

 

私が一人立ちしたときと同じような雑居ビルで、

部下の・・・いや、元部下である堺がどこまでやれるのか、

見守るつもりであった。見守る、といっても探偵としての腕は

一流である堺のこと、失敗することはないだろう。

 
一人の子供を社会に出す-子供がいない私だが、

親が、自分の子供が独立した時に感じる想いと共通するような、

そんな感慨にふけった一日だった。

夜のとばりが降りて、

コンクリートジャングルの中へも月明かりが届く時間になっていた。



西新宿のはずれから、足は自然と歌舞伎町方面へ向かう。

小滝橋通りを渡って、新宿の大ガードをくぐる。

歌舞伎町の行きつけだったバーへ向かうが、

そこは風俗店に変わっていた。このようなことは歌舞伎町では、

なにも珍しいことではない。スナックだと思っていたのが、

翌月に居抜き状態でボッタクリバーに変わっていることも珍しくはない。


行きつけをなくした私は、「ジェスパ」というバーに入った。

今で言うなら、44人放火死傷事件のあったビルの向かいあたりだ。




*****************************

話がそれるが、あの事件は事件直後から、

「トラブルによる放火」とその筋では話題になっていた。

警察は掴めていないようだが、あの事件は複雑な糸が絡み合い、

ある外国人によって実行された可能性が非常に高い事件である。

警察よりも頼りになる男が言っているからまず間違いはない。

歌舞伎町のドンのところには警察はたどりつけていなかったようだが。

*****************************



チーズをつまみながらマティーニを傾け、ほろ酔い気分になった私は

大久保方面へと足を運んだ。大久保は、かつて、

私の彼女・・・当時は本気で付き合っており、

私が結婚まで考えたある女性との思い出の眠る地だった。
当時、ある店に1ヶ月程張り込んでいた私と、そこで働く彼女が

仲良くなるまでにさほど時間はかからなかった。確か初めての夜は、

私の家に彼女が手料理を作りに来てくれた時だった。



思い出にふける私の脳裏に、過去の幻影が浮かんでは消えを繰り返す。

1時間ほど、フラフラしていただろうか。

やがて私はタクシーに乗って事務所へ帰った。
事務所へ着くと、伝言メモが私をまっていた。

伝言の主は、警視庁の刑事である田所警部補。

至急連絡を、ということで電話をかける。

「もしもし。お電話いただいたようで。」

「遅いぞ。今すぐ来い!いや今から行くから車を出せ。理由は後だ。」

刑事というのはかくも強引な。。。と思ったが、

世の中に巣くうタカリ屋の悪徳刑事と違い、

田所さんはそんな人ではない。

よほどの緊急事態だろうと思い、駐車場から車を出して待つ。




うるさいサイレン音が近づいてくる。

この辺で事件でもあったのか、と呑気に構えていると、

そのサイレンの主は私の車の後ろで止まり、田所警部補が降りてきた。

サイレンはまたけたたましく鳴りながら六本木通りを走り去って行く。

 

つづく。