Donepezil for the Treatment of Agitation in Alzheimer's disease
NEJMより

P:イングランドの、主に80--90歳のアルツハイマー病患者に
E(I):ドネペジルをagitation(激越/焦燥)に使った場合
C:非薬物療法のみに比べて
O:agitation(激越/焦燥)が軽快するか。

ドネペジルといえば杉本八郎さんが開発したアセチルコリンエステラーゼ可逆性阻害剤。日本で現在のところ唯一のアルツハイマー型認知症へ保険適応がある薬剤です。(アメリカでは現在全部で4+1種類)
本来の適応であるアルツハイマー病そのものはおいておき,agitation(激越/焦燥)に効くかどうかです。


結果は有効性を示せずですが、ここから学べることはいくつかありました。

EBM: このようなネガティブスタディーを世に出す(みなの目に触れさせる)ことは、ポジティブスタディーに比べ地味だがとても重要。

統計:Analysis of Covariance (ANCOVA)で解析しています。これも今回は復習。Wikipediaですが。
ランダム化に関しても、stratification(層化)をどういった項目でするのかなど。やっぱりただサイコロを振るわけではだめですね。

などなど。
最近は論文の読み方、スピード、量、発表、そして実際の臨床への落とし込みが少しずつ見えてきた、かな。


日本でも面白そうなジャーナルクラブがありました。
CMECジャーナルクラブ




推奨量以上のアルコール摂取は痴呆と何らかの関係があるとされていますが、
ハワイ地ビールお勧めの一本。
$バックパッカーの軌跡
Kaua'i Golden Ale
今のところ一番のお気に入りです。
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