フランス額装、アトリエ・オリーブのブログ

フランス額装のアトリエ・オリーブのトモコのブログです。

額装や額縁の事、西洋美術の事、アートの事、フランスでの事、 猫についてなどを書きます。


テーマ:
今でも人気のある、画家の有元利夫先生。
 
有元先生を飾る額縁は独特な物が多いのですが、その多くは、神田にある額縁会社弘雅堂の小俣清さんが
製作されたものです。
有元先生は、お若く37歳で他界されたので、ある期間色濃くご一緒にお仕事をされたそうです。
 
私は3年前に、小俣さんと群馬県高崎市にある高崎市美術館へご一緒させて頂きました
有元利夫展 天空の音楽を観に行く為です。

 

 



小俣さんが有元先生の額縁を制作されていたのは、もう今から30年以上前になるそうです。
これらの額縁は面白くて、古く見せたり、壊したり、オリジナルな物なのです。
小俣さん曰く、先生は綺麗な額縁は好みでなく、自然な様に汚して壊すことをオーダーされたそうです。間違えた箇所はとても気にって下さっていたようです。が、この間違いも上手い人がやる間違いだから良いそうです。下手な人ではだめだそうです。...

小俣さんがポロッと言われた言葉が心に浸みました。
今の自分ではこんな作品が作れないのではないか? あれから30年が経ち、技術は向上されているのに何故かと聞くと、 今の自分では綺麗に出来過ぎるかもしれない、そしてもうひとつ。 それは気持ちの問題です。あの頃のがむしゃらな気持ちだそうです。悩んで、先生と話して、そして額縁を作られる。
 
谷中のお寿司屋さんで色々なお話をした事等も懐かしいそうです。
その当時は大変でしたが、良い思い出だそうです。 
そういう思いで作られた額縁なのです。

下記のポスターを見ながら、職人さんが、昔はこの椅子に座って良く話したなあと話していると、どこからともなく美術館の学芸員さんがいらして、話を聞かせて欲しいとの事で、小俣さんに色々と質問されていました。
学芸員さんも有元先生の額縁は独特なので、先生自身で作っていたと思っていたようです。

 

小俣さんは、国立近代にセザンヌの絵画も製作されています。

故梅原龍三郎先生にもお会いしていたりと凄い人なのですが、とても人柄が良く素敵な方なのです。


 

 

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