【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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●各疾患・症状に対しての研究-治療成果、患者さんとのエピソード、コラムなどを掲載しています。
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テーマ:

幻覚患者さんの症例より 「高齢者患者の整体院的課題」
《幻覚の原因は多種多様ですが、このタイプの幻覚患者は増加する可能性があると思われます。》
          
患者Cさん:87才-男性-無職

病歴
・主訴=幻覚 (患者Cさんは、知人=Dさんの祖父である。そのDさんから相談を受けた。)

・当院に相談する1か月前頃から幻覚を生じるようになったそうである。

・幻覚の内容は、「トイレにこもって出てこない」という事から始まった。
その点について家族がCさんに聞くと、
「オシッコが止まらない。ずっと尿が出続ける。」
「尿に色のついたものがある、尿をすくうとそれが消える。」
といった事を話した。しかしCさんの娘さん(Dさんの母親)が便器を見ても、その尿の色は分からず、通常の健康的な尿に見えたそうである。
そこでCさんを泌尿器科に受診させ、色々と検査をした結果、医師は
「蛋白尿が少し出ていたが特に異常がありません。気にせんでいいよ。」
と、家族に説明した。
しかしその後もCさんは「尿がずっと出続ける。」と言い続けていた。その度にパンツを確認しても全然汚れていなかったそうである。
そんな事が続くある日、Cさんは
「白いドロドロの尿が出て便器から這い上がっている。 壁にも水がついている。」
といった内容を話し出した。そこで祖父のCさんと一緒に孫のDさんがトイレに入って確認したが、やはりCさんの言う「ドロドロしたもの」や「壁に水がついている」等は認められなかった。
そこで家族相談の上Cさんを精神科へ受診させる事にした。

・精神科で脳のCTを撮ったところ、「慢性硬膜下血腫があり、それがじゅわじゅわと出ています(現在進行形)。それが幻覚の原因かもしれないが、今のところよくは分からない。」といった説明を受けた。
さらに高次脳機能テストでは「認知症では無い」と説明を受けた。

・他院での投薬状況を確認の上、その精神科の医師より別の「安定剤・睡眠薬」の処方を受け、量も半分にした。その代わり他院から処方を受けていた「高血圧薬、睡眠薬(☚幻覚の副作用があると言われている)、下剤薬(便秘)、便を軟らかくする薬、腎臓の薬など」の内、「高血圧薬、腎臓の薬」はそのまま服用させ、「下剤薬(便秘)、便を軟らかくする薬」は服用を中止させるように指示された。
念の為に血液検査もした。(☚検査結果は後日知らされるそうである)


問診 (患者=Cさんは来院出来ないので孫のDさんに問診した)
・処方されているお薬について孫のDさんに確認した。
するとDさんの回答は以下のごとくであった。
「過去に色々な病院から処方されていたお薬がたくさん残っていて、それを祖父=Cさんが自分自身で管理し(家族に触らせない)、こまめに服用している。」
(後日、この点について再確認すると、Cさんは溜まっていた色々な薬を家族に内緒で余分に飲んでいたそうである。)


考察
・「認知症は無い」との医師の診断結果ではあるが、CTでも硬膜外血腫が確認できたので「脳性の精神所見=幻覚」の可能性は高いかもしれない。しかし脳性の幻覚とはその生じ方・内容が典型的でないと感じた。また硬膜外血腫の部位は不明だが、それによる巣症状的な所見も確認できなかった。

・しかし年齢からくる肝機能低下、自己管理している多種多量の薬剤のこまめな服用、あるいは他の原因による肝機能低下の可能性など、硬膜下血腫以外の可能性は排除できない。従って硬膜外血腫などの脳性の幻覚であるより、肝機能低下による肝不全が幻覚(肝性脳症)を生じさせているのでは、と推定する方が自然だと考える。
・硬膜
下血腫の出血傾向も、この肝機能低下による凝固因子機能低下が関係しているかもしれない。


治療
・Cさんは来院出来ないので、孫のDさんに以下のアドバイスをした。
「念のため病院で肝機能の血液検査をしてください(☚この時点で血液検査待ちであった)。その後、もし肝機能が低下しているのであれば、医師の助言を参考にして祖父Cさんの管理しているお薬を自己管理させず、家族の誰かが管理して服薬量を減じさせる(出来れば服薬量をゼロにする)ほうが良いと思います。」
施術はしなかった。


結果
・Dさんは帰宅後、早速祖父Cさんのお薬をCさんが管理し、服薬量を大幅に減らしたところ、2週間ほどで幻覚は解消に向かい、1か月後にはあれ程発症していた幻覚は「ゼロ」になっていた。

・その過程で病院での肝機能の血液検査結果が後日家族に知らされたそうである。GPT(正常範囲30 IU/L未満)が100を超えていたそうで、薬剤性肝炎であった可能性高い、と説明を受けた。改めて医師よりお薬の管理を家族がする事の説明を受けた。さらにCさんはお茶を多飲していたので、医師より水分制限の指導を受けた。又、昼夜逆転の生活習慣があったので、その生活習慣も改める指導を受けたそうである。この様な事が総合して幻覚の改善につながったと思われる。

・しかし今回の主因は肝機能低下である事は疑いの無い所であろう。87才という年齢では、肝疾患でなくても壮年時の半分以下程度まで肝機能は低下しているはずである。その年齢的な肝機能低下が影響している可能性は高い、と推定される。その状況でCさん自身の性格傾向も影響したのか、お薬を余分に服用するCさんの習慣が肝機能を悪化させていった要因かもしれない。

・今回は医師からも特段の薬の処方も受けていず(どちらかと言えば減薬)、整体手技も施術していない。ケースによっては具体的な治療をしなくても、「肝臓の休肝日」的な無為が、患者さんの症状を治療できる興味深い症例になったと思う。
しかし隠れた要因として、近年社会問題化している「高齢者の薬の蓄積問題」があると考えられる。

・現在厚労省や薬剤師会などが中心になって、お年寄りの手元に蓄積しているお薬の管理業務を薬剤師等が管理する政策が進められているが、本症例のCさんのケースは、その氷山の一角かも知れない。その意味で、一整体師である我々も、高齢社会の今、この様な薬に汚染された高齢者患者が整体院に来院する可能性を、もっと視野に入れて整体業務を進めていく必要が有ると感じた。この様に肝機能が衰えている高齢者に通常の整体治療を施術すると、いわゆる重大な「好転反応(副作用)」が生じる可能性が高いからだ。この点の診察を丁寧にした上で、高齢者に対する整体治療内容を考えて施術する必要が、ますます増えると考える。

・但し、薬の服用をコントロールする説明は、本来医師あるいは薬剤師の職務であるので、整体師がする事では無い(法律的にも専門的にも)。従ってこの様なケースでは、今後とも細心の配慮を持って患者さんに応じる必要が有る。



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