ドラムのレコーディング1(準備) | ギター兄ちゃんの独り言…

ドラムのレコーディング1(準備)

いやぁー。最近暑いっすねー。

デブな俺には汗ダクになるのでツライ季節です。(((゜д゜;)))


今日から久々にノウハウ的な内容で長編記事でも書こうかなと。思います。はい。(´_ゝ`)

どうやら。俺がレコーディングエンジニアという仕事をしているということを

よく分かっていない人が少なからずいるようなので。www

と。ゆー。ことで。今日からちょっと生ドラムのレコーディングの流れをお話しします。



まず最初に事前準備のところから。

各パートを順番にオーバーレコーディングをする方法をとる場合。

ドラムというパートは基本的には一番最初にレコーディングするパートです。

なので演奏者はクリックだけでは曲の構成が分からなくなってしまいますので。

クリックと合わせてガイドとなるものを聴きながら演奏する事になります。

ガイドは事前に用意して頂くか。もしくはこちらで用意する場合もあります。

ほとんどの場合はピアノやシンセパッドでのコード音であったり。

また仮ギターや仮ベースを事前に録音されるクライアントもおられます。

で、この時にAメロやサビなどのセクションを教えて頂き。マーカーを打っておきます。

マーカーはパンチインの際に演奏者との意思疎通に必要不可欠なので忘れず聞きます。

それと合わせて使用する機材等やレコーディング方法などを演奏者と確認しておきます。

基本セットのセッティングやオーバーダブするモノはあるのか。チューニングはどうするか。

など。特に何かイレギュラーな要望がないかどうかはきちんと聞いておきます。

当日に急な要望を言われても対応できないこともあるので事前確認は大事です。

またタンバリンや、シンバル、ハイハットなどは先に別録りすることも多いです。

と。ここまでは一般的な事前準備のお話し。

自分はレコーディングに慣れていないインディースのバンドを録ることが多いので。


例外多数(≧ω≦)b ぶっ


一番多い例外が事前の打ち合わせ無し当日ぶっつけ本番。曲のBPMすら当日報告というw。

あとドラムのレコーディングの時にガイド無しって意外と多いです。

演奏者がクリックだけで泣きそうな顔で頑張っている姿をよく見ますが。

ドラムって基本的にはビートを叩くのが主たる楽器で。同じフレーズを何回も繰り返します。

要所でのキメなど構成を間違えないように常に頭で考えながらの演奏。

まぁだいたい一発の音が小さくなってしまいダイナミクスに乏しい演奏になってしまいます。

当然ながらオススメはできません( ̄▽ ̄;)

逆にガイドがあると自分のリズムで叩けないので嫌がるドラマーもおられますが。

嫌がる意味がわかりませんwww

次に多いのがドラムのレコーディング時にガイドでリアルタイムでギターを弾く。

冷静に考えて頂けると簡単に分かると思うのですが。

ドラムのレコーディング中はドラムの音に神経を耳を集中したいんです。俺がな(°∀°)


 俺)スネアの音が硬いかな?

 ギター)ジャカジャカジャカ(・∀・)

 俺)位相は大丈夫かな?

 ギター)ジャカジャカジャカ(・∀・)

 俺)これはトップマイクの角度を変えた方が良いかな?

 ギター)ジャンジャカジャーンジャカ(・∀・)

 俺)キックのアタックが弱いかなぁ。

 ギター)ガイーンピロピロジャーン(・∀・)

 俺)ん!?もしかして今ノイズが入ったか?

 ギター)ジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカ(・∀・)

 俺)あ、マイク叩いたかっ!?

 ギター)ジャカジャカジャカジャピーギャ~ンピロピロドンガラガッシャーン(・∀・)

 俺)ギターぶっ殺す(σ・∀・)σ



と。なるw やめて頂きたい。切に(TωT)

演奏中の不意なノイズの発生や演奏者が気付かずにマイクを叩いた音の混入など。

またタイコの裏の皮が空気圧で破れてしまう。なんてこともあります。

演奏に集中している演奏者って。意外とそれらのことにほぼ100%気づきません。

なので。音のチェックやマイク間の位相のチェックも含めそれらはエンジニアが注意を払います。

だから。いちおう。やめて欲しいでやんす。

というニュアンスのことはオブラートに伝えてみます。一生懸命に。

でも…。今まで聞いてもらえたことは一度たりとももありませんが。

それがなにか?(・∀・)

ダメなら諦めますw もしくは拗ねてみるのも効果的w

しいて言えば。そういう時はセッティングは決めうちで。それがベストだと信じ。

あとは問題が起きないように神に祈りを捧げる作業に没頭しますw

まぁ他にも色々ありますが。それはまたのお話しでw




余談です。ドラムのレコーディング時にパンチインできますか?とよく聞かれるのですが。

ドラムであろうがギターであろうがピアノだろうが基本的にどこでもパンチインは出来ます。

ドラムの場合、各パーツそれぞれの余韻などの繋がりの問題もあるので。

それを気にしてパンチインしない演奏者も多々いますが。実は演奏の途中でもどこでも大丈夫。

俺はパンチインが出来るか聞かれる度に1秒あればパンチインは可能とお答えしています。

演奏者が問題なく叩いてくれればどこであろうと違和感無く繋げることは可能です。

出来ないって言うエンジニアもいるようですが。それは100%面倒くさがってるだけですw

と。ゆーことで。続きます(・∀・)/






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