※本人は絶対にここを見ているなんて事はないと思いますが、一応伏字を使います。


アメリカに留学していたとき、仲のいいアメリカ人の友人Mがいた。彼はアパートの一階に住んでいて、よく友人を招いてR&BやHIP HOPをガンガンに流しながらパーティーをしていた。僕もよく参加したのだが、まぁいろんなアメリカ人と話ができて楽しかった。今書いていて思い出したが、一度ラテン系のセクシー姉妹が居て仲良くなったときは、忘れられない思い出だ(と言いたいが実際忘れていた)。

ま、そんな感じでよく騒いでいた。でもその友人Mも良識ある大人だ。12時を過ぎることになると音楽をムーディーでスムースでウェットなミュージックに変えていた。

しかし友人Mの部屋の二階には別のMが住んでいた。Mを含めて3人くらいで住んでいたらしい。そこにもよく友人が来ているようで、彼らもまた酒を飲みながら騒いでいたようだ。

友人Mにはその別のMたちの騒音がけっこう耐えられなかったらしい。そしてある日、友人Mと元アメフト選手のFはこんなことをしでかした。日本にもあると思うが、モデルガンの弾でペイント弾というのがある。当たると弾が弾けて塗料が飛び散るものだ。友人Mは家の外に出て、そのモデルガンを構えた。その銃口は2階のMの部屋の網戸に向かっていた。もうその後はわかるだろう。

それから数分して2階からMとその友人がドタドタと降りてきた。そしてわざとらしく友人Mも外にでてMにこう言った。

「今、ペイント弾が飛んでこなかったかい?」

「君もかい?僕の部屋にもペイント弾が飛んできたんだよ。びっくりした。」

「いったい誰がやったんだろうなー。僕の部屋はもう掃除して綺麗にしたけど、君は大丈夫だったかい?」

「ああ、大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。いったい誰がやったんだろうなー。」

「うーん、誰だろうなー。」


ちょっぴりかわいそうなMといたずらっ子の友人Mの話でした。