外国文学(イギリス文学他)

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嵐が丘 (文庫)

エミリー・ブロンテ (著), 鴻巣 友季子
http://www.amazon.co.jp/%E5%B5%90%E3%81%8C%E4%B8%98-%E3%82%A8%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%86/dp/410209704X/sr=1-1/qid=1171813813/ref=sr_1_1/249-2110018-5082754?ie=UTF8&s=books

語り手1:ロックウッド。スラッシュクロス屋敷を借りる。
語り手2:家政婦ネリー(エレン・ディーン)

ミスター・ヒンドリー・アーンショー。
子供:ヒンドリー、キャシー(キャサリン)。
拾いっ子:ヒースクリフ。
孫:二代目ヒンドリーの子供のへアトン・アーンショー。

過去
嵐が丘・・・アーンショー家;先代ヒンドリーが、捨て子のヒースクリフをリヴァプールから連れてくる。
息子のヒンドリー、娘のキャサリン、
使用人のジョウゼフ(聖書中心的)、家政婦ネリー

スラッシュクロス屋敷・・・リントン家、エドガー・リントン。


現在
嵐が丘・・・ヒースクリフ、へアトン・アーンショー、義理の娘

スラッシュクロス屋敷・・・語り手のロックウッド、家政婦ネリー


ヒースクリフは、キャサリンの言葉(ヒースクリフと結婚したら乞食になる等)を聞いて、嵐が丘を去る。3年後、ヒースクリフは、金持ちになり、風采もよくなり、もどってくる。

 エドガーの妹イザベラが、ヒースクリフを好きになる。ヒースクリフはイザベラを嵐が丘に連れていき、結婚する。
キャサリンは、精神の病になり、狂気に陥る。
ヒースクリフは、ネリーを仲立ちにして、スラッシュクロス屋敷のキャサリンに会いに行く。二人の抱擁。
エドガーが帰ってくる。その晩、キャサリンは、妊娠7カ月の娘(キャサリン)を産み、その後、亡くなる。
キャサリンは、教会墓地の片隅の草深い斜面の墓穴に埋葬される。
そこは、低い塀をのりこえて荒野(ムーア)のヒースやコケモモがはびこる、泥炭層の土がほとんど塀を埋め尽くしている。


ヒースクリフと彼を殺そうとするヒンドリーは争い、ヒンドリーは重傷を負う。
ヒースクリフ、イザベラ、ヒンドリーは、復讐心の虜となる。「目には目を、歯に歯を」


イザベルは、ロンドンの近くに逃げ、子供リントンを産む。
キャサリンの死後半年経たないうちに、兄ヒンドリーは死ぬ。
ヒンドリーの息子のヘアトンは、財産なく、ヒースクリフの世話になる。
キャシー(キャサリンとエドガーとの娘)は、たいへん器量よしで、エドガーに甘やかされて育つ。

亡くなったイザベルの子供リントンが、引き取られてくるが、解せないのは、
エドガーやネリーが、いじめられるのをわかっていながら、リントンを嵐が丘のヒースクリフに引き渡すことである。何か不自然なものが感じられ、また、なにか、無抵抗なあり方である。弱腰である。

ヒースクリフは、リントンとキャシーを結婚させ、スラッシュクロス屋敷を奪うことを企み、リントンとキャシーの交遊を勧める。
エドガー・リントンは、衰弱し、またリントンは、病弱となっている。
ヒースクリフは、リントンを虐待することで、キャシーとネリーを嵐が丘に行かせ、監禁する。
リントンの、優しいキャシーに対する、つれなさ、酷薄さ、自分勝手さ。
キャシーとリントンは結婚する。
5日目ネリーは、死にかけたエドガーのところへともどる。また、死の直前、監禁されていた嵐が丘から抜け出したキャシーがもどってきて、死に目に会う。
 ヒースクリフは、キャシーを取り返しに、スラッシュクロス屋敷に来る。
ヒースクリフは、ネリーに、過去の話をする:彼は、先代のキャサリンが埋葬された日、キャサリンの墓を掘り出そうとしたとき、キャサリンの亡霊を身近に感じた。
 ヒースクリフは、キャシーを、嵐が丘に強引に連れていく。
キャシーがひとり、看病した後のリントンの死:リントンの遺言:動産はヒースクリフにすべていく;不動産もヒースクリフは手に入れる。(今日から見ると、相続権が、女性にないに等しい)

エレンの話の終了;ロックウッドは、嵐が丘に、エレンの手紙をもっていく。

ロックウッドは、1802年の9月、狩りに出かけた折り、スラッシュクロス屋敷、嵐が丘に立ち寄る。エレンがそこにいて、ヒースクリフの死を知らせ、後日談を告げる。
 いがみ合っていたキャシーとへアトンが、キャシーの積極的な仲直りの提示で、仲よくなる。二人で、本を読み、へアトンは、粗野さから抜け出す。
ヒースクリフは、復讐心を失い、自分の変化を告げる:・・・不思議な変化が近づいているよ。ヒースクリフは、不自然なよろこびの色を、血の気のない顔に浮 かべる。そして、居間で、かつてのキャサリンの幻影を見ている。食事も睡眠も取らず、やせこけている。「おれは幸福すぎるくらいだが、まだまだ幸福がたり んらしい。おれの魂のよろこびは、おれの肉体を食いつくして、しかもなお満足しないんだ。・・・おれはね、ほとんどもうおれの天国を実現したんだし、ほか のやつらの天国などうらやましくも、行きたくもないからな。」
ヒースクリフは死に、キャサリンの墓の隣に埋葬される。キャサリンの墓を中央にして、反対側には、エドガー・リントンの墓がある。村人たちは、ヒースクリフの幽霊が出ると言い、ある男の子は、ヒースクリフと女の人を岩の上で見たという。

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嵐が丘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


嵐が丘』(あらしがおか、原題:Wuthering Heights)は、エミリー・ブロンテ の唯一の長編小説。 1847年 にエリス・ベルの筆名で発表。

イギリスヨークシャー の荒野に立つ荒れ果てた館「嵐が丘」を舞台に、復讐に燃えるヒースクリフの愛を描いた作品。発表当時は不評であったが、20世紀に入ってから評価が高まった。


あらすじ [編集 ]

1801年 、一人の男が、家を借りた挨拶のため、大家の住む「嵐が丘」を訪れ、そこで主人のヒースクリフ、義理の娘キャサリンやその従兄のヘアトンなどの奇妙な住人に会う。そして古女中エレン(ネリー)から、ヒースクリフと館にまつわる数奇な物語を聞かされる。

ある日、嵐が丘の旧主人アーンショーが身寄りのない男児を哀れに思い、家に連れて帰り、ヒースクリフと名づけた。ヒースクリフはその家の娘キャサリ ンと仲良くなるが、その他アーンショー家とリントン家からは虐待される。やがて成長し、キャサリンがリントン家のエドガーと婚約すると、ヒースクリフは突 如家を出る。やがてヒースクリフが裕福になって戻ってくると、キャサリンは錯乱して死亡、さらにその兄ヒンドリーを追い出す。ヒースクリフの復讐はまだ終 わらず、その矛先はエドガーとその娘キャサリンや、ヒンドリーの息子ヘアトンにも向いた。

キャサリンはヒースクリフの息子リントンと結婚するが、リントンがまもなく死に、リントン家の財産はヒースクリフのものになる。しかしキャサリンはヘアトンと愛し合うようになる。ヒースクリフは、亡きキャサリンへの愛憎と、果たせない復讐を残して死んでいく。

登場人物 [編集 ]

ヒースクリフ
孤児。哀れに思った嵐が丘の主人に拾われる。
キャサリン
嵐が丘の主人の娘。ヒースクリフと仲良くなる。
エドガー
リントン家の息子。キャサリンと結婚。
イザベラ
エドガーの妹。ヒースクリフと結婚。
ヒンドリー 
キャサリンの兄。
キャサリン・リントン
キャサリンとエドガーの娘。ヒースクリフの子と結婚。
リントン・ヒースクリフ
ヒースクリフとイザベラの息子。
ヘアトン・アーンショー
ヒンドリーの息子。
エレン・ディーン
嵐が丘に仕える家政婦。物語の語り手。愛称がいくつかあり、物語の中ではネリー、ネルなどとも呼ばれる。
ロックウッド
嵐が丘近隣に家を借り、そこでエレンから嵐が丘の主人にまつわる話を聞かされる。


作品解説 [編集 ]

虐げられた孤児ヒースクリフの長年にわたる復讐劇を描いた作品である。復讐に燃えるヒースクリフをはじめ、神秘的な激しい人間像を描く反面、平凡な語り手ロックウッドや家政婦ネリーら現実的な人間がうまく入れあい、複雑な恋愛構造を巧みに描いている。またイギリスヨークシャー の自然と風土をみごとに描ききっている。作者エミリーが住んだハワース の家一帯には原野が広がっており、激しい雪と風が吹き荒れ、その中にたたずむ家を中心としゴシック要素を強く盛り込んでいる。主人公ヒースクリフ(Heathcliff)は、「ヒース の崖」の意味であるが、まさにゴシック演出の象徴といえる。

エミリーは物静かで家庭的であった一方、感情を表に出さず、孤独に耐え抜く強い力を持っていた。姉シャーロット の『ジェーン・エア 』に注目が集まったのに対し、本作は酷評された(当時、男性風の匿名で出され誰も女性だとは思わなかった)。

エミリーの死後、シャーロットによって第2版が編集された。20世紀に入ってから評価が高まり、モーム は自著『世界の十大小説』でその一つに挙げ、ブランデン は『リア王 』『白鯨 』と並ぶ英語文学の三大悲劇と評した。激しい愛憎描写や荒涼たる自然描写は圧巻である。

なお原題にある「Wuthering」とは、「嵐が荒れる」というイングランド北部の方言で、Wuthering Heightsを「嵐が丘」と訳したのは斎藤勇 である。

邦訳 [編集 ]

エミリとアンの日誌及び
シャーロットによる覚書が収録
固有名詞「スラシュクロス」「ジラー」
エミリ・ブロンテの「詩」が40篇収録
固有名詞「ギンマートン」「スラッシクロス」「ジラー」
永川玲二による解説付き
固有名詞「スラシュクロス」
エミリ・ブロンテの「詩」が80篇収録
固有名詞「ヒースクリッフ」
「キャシイ」「ネリイ」「ヒンドレ」
  • 永川玲二 世界文学全集16 集英社 1973年
固有名詞「ロクウッド」
固有名詞「スラシュクロス」
「ヒンドリ」「キャシィ」「ネリ」「スカルカァ」
「エドガァ」「スロットラ」「ジラー」
固有名詞「スラッシクロス」「ヘヤトン」
「ジラー」「キャスリン」「ヒンドリ」「ギマドン」
「スカルカ」「ネリ」「キャシ」「エドガ」「ペニストウ」
「スロトラ」

派生 [編集 ]

映画 [編集 ]

舞台 [編集 ]

ドラマ [編集 ]

小説 [編集 ]

漫画 [編集 ]

音楽 [編集 ]

  • 嵐が丘 」"Wuthering Heights" - 1978年発表、ケイト・ブッシュ のデビューシングルおよびデビューアルバム「天使と小悪魔 」収録の歌曲。正確には、小説自体ではなく、テレビドラマ化された作品から着想を得ている。なお、この曲は、その後1994年から、日テレ系 で放映されているテレビ番組「恋のから騒ぎ 」のオープニングテーマ曲として使用される。
  • 「静寂の嵐」"Wind & Wuthering" - 1976年発表、ジェネシス の2番目のアルバム
  • 嵐ヶ丘 」 - 1993年発表、ALI PROJECT のシングル。アルバム「DALI (1994年)」他、「jamais vu (2000年)」、「Deja Vu ~THE ORIGINAL BEST 1992-1995~ (2006年)」、「Romance (2006年)」にも収録されている。
  • 「嵐が丘」 - 2005年発表、ヴァイオリニスト川井郁子 の5番目のアルバム『嵐が丘』の表題曲。主人公の感情を表現した弦楽曲で「ヒースクリフに捧ぐ」の副題が添えられている。
  • デンマーク ではワザリング・ハイツ というヘヴィメタル バンドが活動しており、幻想的かつドラマティックな作風を持ち味にしている。
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