DEAR MY G-LOVERS

ボクのイマの声は
GACKTブロマガに載せてるから、
全てを読みたい人はブロマガでチェックしてくれ。

※この記事はGACKTブロマガから抜粋したものです。

【毎月3回配信】
http://ch.nicovideo.jp/channel/gackt




あっという間に、
バルセロナの滞在が終わってしまった。

 

とかく特別に何かを見に行ったとか、

どこかを観光するとかってわけじゃない。

 

ボクにとって海外に訪れるってのは、
なんとなく街をぶらついたり、
不動産巡りをしたり、
気に入ったところで考え事をしたり。

 

時折、
建物の間から見える景色に足を止めたり、
車の窓から見える面白い光景を眺めていたりと・・・、
そんな感じだ。

 

それがボクにとっては
日常の延長線上にある特別な意味を持つ行為だ。

 

その中で何か他の国では感じられないモノが
たくさんその国にあれば、

 

『とりあえず住んでみるかぁ・・・』

 

ってことになる。

最近はどの国に住むことも
以前よりシンプルに考えるようになった。

 

つまりもっと簡単に言うと、
重く考えず、
行動と決断をすることに時間を掛けない、
ということだ。

 

何故か?

 

人生は短いからさ。
いつも、
どの瞬間でも頭の片隅にあること。

 

『ボクに残された時間はあとどれぐらいなのだろうか・・・』

 

この答えは誰にもわからない。

 

でもボク自身、
決してその時間が長いとは思っていない。

 

これは、
ネガティブに考えているのではなく、
現実的に今までの経験と自分のカラダの状態を
常に敏感に感じてるボク自身だからこそ、
この言葉をポジティブに言える。

普通なら、
悲しい響きに聞こえることだろう。

 

ボクはこの言葉の後に、
必ず続ける言葉がある。

 

『だから最後まで笑っていよう』

 

これがGACKTだ。


人には限りがある。
いや、生きているものには必ず限りがある。
だから、美しい。

 

必ず散るんだ。
いつかは必ず。

 

だからこそ、
今この瞬間を咲き誇る花になれ。

わかるだろ?
ボクの言いたいことが。

 

ワカラないヤツは読むのをやめればいい。
難しいことを言ってるんじゃない。
説明したいわけじゃない。

 

感覚的に感じて欲しいだけなんだ。



さて、話を戻して・・・。

 

街を車で走っていると、
色んな光景に出くわす。

 

つまり『出逢い』だ。

 

人だけじゃない。
光景にも出会いがある。
だから、足を外に運ばなきゃ駄目だって
常日頃から口うるさく言ってるわけだ。



美しい建物か、
それを口を開けてみる観光客か、
どちらが興味深い光景か
わからなくなるときだってある。
どちらにせよ、オモシロい。

 

そんな光景に出逢えたのも
足を外に運んだから。

 

コレに尽きる。

 

今回のバルセロナは
色んなことがあった。

 

そして、素敵な人とも出会えた。
前回の悲惨なバルセロナの食の話をしたら、

 

『是非この日本食を食べに行って欲しい!』

 

と、市内のとある店を紹介された。

 

バルセロナの食事の時間は基本遅い。
どの店も早くて夜の8時からオープンする。

 

夕方、5時半ぐらいに
食事を始めるボクにとっては
かなり辛い部分でもある。

 

この紹介された店も8時半からの予約だった。

店はわかりづらいところにあった。

 

『こんなところで店をやって大丈夫なのか・・・』

 

と、そう思うような奥まった場所で
この店は暖簾を構えていた。

 

店内に足を踏み入れると、
気持ちいい笑顔の店員が席まで案内してくれる。

 

やっぱりスペインは笑顔がいい。
いや!!!!!
いかんいかん、
この笑顔に騙されて前回は酷い目に遭った。

 

今回はバシッと気を引き締めていこう!と
カウンターに案内されるがまま、
その席に着いた。

 

正直、
日本でカウンターに座ることなど、
もう何年もしていない。
落ち着いて食べられないからだ。

久し振りのカウンターが妙に懐かしくて嬉しい。
板前が慌ただしく動いている。

 

まだ、客は誰もいない。

 

暫くすると、
目の前に大将らしき人物が立っていた。

 

『えーっと、、、◎◎さんからのご紹介の・・・』

 

と、恐る恐る聞いて来る。そして、

 

『え~っと、、、神威さん???』

 

ボクも笑顔で答えた。

 

『はい、そうです。今日は楽しみにしています』

 

大将の両脇に立つ二人の板前が、
肘で大将を何度もつついていた。
ボクに聞こえないぐらいの声で必死に、

 

『GACKTさんですよ!GACKTさん!』

 

と、何度も言っていたが、
大将はキョトンとした顔で話を続けた。

 

『いやぁ、すいません!
日本から17年前にこっちに来たもんで
まったくどなたかはわからないんですけど、
いやぁ、、、カッコイイですねぇ~ガハハハハ』

 

と、マイペースに話を続ける。

気さくな人だ。。
ボクにとっても、
フラットないつも通りの大将の姿を見れて
妙に嬉しい。

 

『寿司屋に来てコメが食べれないって言うのは
失礼な話なんですけど、大丈夫ですか?』

 

と言うと大将が。

 

『あぁ~そうかぁ、アレルギーかぁ。
ってことは、麺とか、小麦粉とかも駄目ですね!?』

 

とマイペースに話を進める。
余り人の話を聞かないタイプらしい。

 

『いや、大丈夫です。コメとパンは食べないですけど、
麺なら普通に食べれますから』

 

と答えると、

 

『いやぁ~、小麦粉も駄目かぁ・・・』

 

とまだ頭を抱えていたので、

 

『大将ッ!麺とか、小麦粉とか大丈夫ッ!』

 

と、大声で言うとニコッと笑って

 

『あぁぁぁぁそう! よかった!
それじゃ、色々考えますからぁ!』

 

とマイペースに指示をし始めた。

オモシロい人だ。
名前をヒデキさんと言うらしい。
ボクよりもひとつ年上で同年代?ということで
随分、色んな話をし始めた。

 

話を聞きながら周りを見渡していると、
どんどん、客が入ってくる。

 

ここから一時間余りで店はパンパンになる。

 

目の前に置いてある箸も箸置きにも
妙な安心感を覚える。

 

そして、一品目が出てきた。
口を付けてみる。

 

うん、美味しい。

 

『大将、コレ美味しいですね・・・』

 

『いやぁ、なんてことない味噌汁です。
でも、よかったぁ~!口に合って!』

 

と満面の笑みで話をし続ける。
実際の所、本当に美味しい。

最初出てきたときは一体コレは何かなと思ったが、
非常に懐かしい味だ。

 

『とにかく、
スペインはどんな食材も手に入るんで
おいしくて新鮮なモノがたくさんありますから!』

 

と自信を持っている。
気持ちが良い。
必ず、一品一品、丁寧に説明が入る。
そして、隣のスペイン人にはスペイン語で、
他の観光客には英語。
中華圏の人には中国語で説明をしている。

 

この店は日本人、中国人、スペイン人で
板前が構成されているらしい。

次に出てきた刺身の盛りつけも美しく、
切り身の説明をする若い衆の言葉に付け加えるように、

 

『日本列島になっておりますぅ、
なんちゃってね。がはははは』

 

実に美しい。
海外ならではの粋なアプローチだ。
味は、非常に美味しい。

 

どの切り身もとにかく新鮮で、
身の締まり方もいい。
これは食材だけの問題じゃない。

次に出てきたのはエビだ。

 

『新鮮なモノですから、
手で剥いて食べて下さい!』

 

これもまた、
鮮度があるから出来る。
もちろん、臭みなんてない。



そして、
エビの頭となんと、ウナギが出てきた。
コレには驚いた。

 

しかも、
これほどの柔らかさのものが食べられるのにも驚きだ。
思わず美味しすぎて声が出てしまう。

 

『ヒデキさん、これは本当に美味しい!
こんなウナギを海外で食べられるとは思ってなかった!』

 

彼曰く、
全てが『拘り』なのだと。

 

自分が日本の顔になってるという責任が常にある、
だからこそ、いい加減なモノは出せない。

 

いい加減な仕事は出来ない。

 

この店を切っ掛けに日本を好きになってくれたら・・・、
という想いが彼の拘りを貫かせる。

 

ボクと同じだ。

 

拘りとは常に貫くもの。
多くの反対もきっとある。
でも、拘り抜いた先には必ず返ってくるモノがある。

この店は満席で約50人入る。
それに対し、25人の従業員で店を廻す。

 

これを聞くと店員の数が多いように感じるがそうじゃない。
もちろん、
経費のことを考えれば確かに人数は減らした方がイイ。
でも、これだけの料理を
下ごしらえ、
調理、盛りつけ、
高いレベルの接待をやろうとすると、
当然必要な人数になる。

 

ボクはそれで良いと思う。

 

拘ってそこに掛かる金はある。
でも、本物を求めて来る人達がこれだけいる。

 

隣の客は、
終始「WONDERFUL…..」の連発だ。
本当に感動している。

 

これが物作りじゃないだろうか。
金を掛ければ良い物が出来るのではない。

 

拘り尽くす中に金がかかるのはしょうがない。
自分が追い求めているそれ以上のモノを
しっかり届けられるかどうかが一番大切なこと。

この後も数品続いたが
どれもこれも本当に美味しいモノだった。

 

大将との話も随分盛り上がり、
帰りはタクシーを乗るところまで
見送りに来てくれた。

 

途中で大将が姿を消すときが何度かあったが、
後から聞いた話だがネットで必死に調べていたらしい。

 

オモシロい人だ。

 

素敵な人に出会えた。
足を外に運んで良かった。

またひとつ、
大切なことを勉強させて貰った。


ボクの名はGACKT・・・。
座右の銘は『Mr. ENCOUNTER』


人は、人と出逢うために生まれてくる。
出逢いがあるからこそ、
たくさん成長する。

新しい出逢いに心から感謝する。




GACKT




ボクのイマの声は
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※この記事はGACKTブロマガから抜粋したものです。

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