『福田君を殺して何になる』実名出版差し止め申し立ての件
テーマ:社会事件時事コラム
光市母子殺害事件の被告の元少年(28)について書かれた本の出版に対して、元少年の弁護団が出版差し止めを求める仮処分を広島地裁に申し立てたことが6日、分かりました。
この件についは6日のTVニュースでも取り上げられ、話題となっています。
この本は『福田君を殺して何になる』とうタイトルで、ライターの増田美智子(ますだ・みちこ)さん(28)が元少年や元同級生などを取材して執筆したものです。
報道によると、増田さんいわく「本人に実名で書くと伝え、了解を得ていた」との事であったのに、元少年の弁護団が出版差し止めを求める仮処分を広島地裁に申し立てたらしいです。
「報道ステーション」で初めて知ったのですが、まずこの本の『福田君を殺して何になる』の名前の部分が伏せられていました。(たしかAとか・・。)
早くも規制が起こっていました。
「実名報道」というと、「犯罪者を裁判以外で罰する」ようなイメージに捉えがちですが、彼女の考え方は違います。むしろ逆です。
実は私は著者の増田美智子さんとは知り合いで、この報道がTVやネットで大きく取り上げられていたので、大変驚きました。
以前彼女とはこの「光市母子殺害事件」についていろいろと話をした事がありますし、取材などをしていると聞いていました。
私が彼女から聞いた話では、「彼は精神的に幼く、純粋な心を持っている」との事で、「彼を死刑にしてしまって良いのか?」という意見を持っていました。
私は犯罪者に対しては厳しい考えの持ち主なので「強姦+二人殺人なら死刑で当然」とか「強姦殺人犯はちんちん切っちゃえ」とか言っていたのですが、彼女はむしろ被告の元少年を擁護するような意見でした。
そこから察するに、今回の本『福田君を殺して何になる』は、そのタイトルからして分かるように、決して被告の元少年を一方的に攻撃したり、事実無根の誹謗、中傷を書き、実名による制裁を目的としたものでない事は多くの人が推察できるのではないでしょうか?
なのにも関らず、「実名だから」と一方的に出版差し止めを求める弁護団はおかしいと思います。
被告の元少年が意見を変えた可能性もあります。
報道を見る限り、彼の言動は私は減刑の為に意図しておかしな言動をしているように思えました。(増田さんは違う考えかもしれませんが)
ですので今回の本に関しては被告の元少年が「自分に不利」と判断したのかもしれません。
様々な意味で私は匿名報道はいらないし、意味がないと思っていますので増田さんの判断には賛成です。
少年法61条により報道が禁止され、新聞、テレビなどは元少年を匿名で報じているというのであれば法改正すべきです。
7日に書店にならぶとの事ですので、是非読んでいただき、出版差し止めの求めや、マスコミの自主規制が正しいものであるのかどうか、それぞれ自身の目で確かめて頂きたいです。
['09/10/6 中国新聞
] [インシデンツ
]
[ツカサネット新聞 掲載記事]
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