■小3の入院中、聴いたラジオが原点 今も意識するのは病室のリスナー。

 不況で元気のない関西だが、この人は絶好調だ。ラジオから聞こえてくる楽しい関西弁と鋭いツッコミにはお笑いタレントもタジタジ。いまや“関西ナンバー・ワンDJ”の名を欲しいままにしている谷口キヨコさん。インターネットでも地上派と同じ内容のラジオ放送が楽しめるIPサイマルラジオのサービスが今春から始まり、さらなる活躍が期待されている。そんな谷口さんの半生に迫るとともに、ラジオへの思いを語ってもらった。(聞き手 岡田敏一)

 --小さい頃はどんなお子さんでした? やはりおしゃべり好きだったとか…

 谷口 ものすごく普通の子でしたよ。缶蹴(け)りやバッタ捕りに明け暮れて、晩ご飯の時間になったら帰宅するという…。ま、一人っ子でしたからね。家でひとりでしゃべっててもしゃあないですやん。

 --小学校時代は?

 谷口 学校は普通の公立で、音楽とか書道とか好きでしたね。勉強は嫌いでした。

 --ませた小学生だったんでしょうね。恋愛話とかあったでしょ?

 谷口 そう。初恋は5年生のとき。近所に住んでた1つ年上の6年生。“貴公子”って呼んでた!

 --彼、みんなのアイドルだったんですね

 谷口 違いまーす。“貴公子”って呼んでたのは私だけ(笑)。私の中では“貴公子”やったんです。用事もないのに彼の家の周りをうろついたり、ピンポンダッシュしたり。

 --告白は?

 谷口 しませんでした。私が6年生のとき、彼は中学1年生で、学校が違うから丸々1年間離れるわけじゃないですか。そして私が中学に入学したとき、彼は中2になってたんですが、久々にその彼を見て幻滅…。何でこんな人好きやったんやろって。めっちゃおかしかった。

 --それが小学校時代の一番の思い出ですか

 谷口 いえ、一番の思い出は別にあります。いやな思い出ですが。暗黒時代でした。

 --暗黒時代?

 谷口 小学3年生のとき、1カ月半、腎盂炎(じんうえん)で入院したんです。私、背が高くて、ハキハキしてて、みんな元気だと思ってたらしいんですけど、突然、腎臓を悪くして…。

 --食事とか大変だったでしょ

 谷口 食事制限は半端じゃなかった。献立がきっちり決まっていて、カレーなんか絶対食べられなかった。だから、今もカレーにはめっちゃ執着ありますよ。でもね、一番辛かったのは、外見は元気なのに体育の授業を欠席しなければならなかったこと。腎臓の病気だから無理におとなしくしていなければならなかったんです。そんなこんなで小3、小4は暗黒時代。今もこのころのことはほとんど覚えてません。記憶から意図的に飛ばしてるのかもしれないですね。

 --入院中は辛かったでしょう

 谷口 西宮市の病院の個室で、母がずっと一緒に寝泊まりしてくれましたが、夜も早いし、テレビは目が疲れて、体も一緒に疲れるから見ちゃダメでしたしね。

 --どうやって退屈を紛らわせてました?

 谷口 ラジオをずっと聴いてました。今も覚えてますよ。OBC(ラジオ大阪)の「ポップ対歌謡曲」。ラジオの存在を最初に強く意識したのは、この入院時でしたね。今もラジオでしゃべるとき、『どんな人が聞いてくれているんだろう』と考えると、まず頭に浮かぶのは入院している人なんですよ。

                   ◇

【プロフィル】谷口キヨコ

 たにぐち・きよこ 兵庫県西宮市出身。京都産業大学法学部卒業後、OLなどを経てDJに。“キヨピー”の愛称で親しまれている。現在、FM大阪の「LOVE FLAP」、MBSラジオ「ノムラでノムラだ♪」、α-station(FM京都)「Chummy Train」、KBS京都の「谷口な夜」などに出演中。趣味は韓国語。年齢は非公表。京都市在住。

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