カラ・ムスタファ・パシャと菅直人 | ごまおファンド

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 オスマン帝国の第二次ウィーン包囲の指揮官カラ・ムスタファ・パシャ。ウィーン包囲に失敗するも、ベオグラードで神聖ローマ帝国の迎撃体制を整える。しかし、政敵がイスタンブールのスルタンに讒言(ざんげん)。カラ・ムスタファ・パシャは斬首され、首を剥製にされたという。
 カラ・ムスタファの死後、指揮官を失ったオスマン帝国は神聖ローマ帝国に敗戦を重ねた。さらにヴェネツィアとロシアが神聖ローマ帝国側に加わり、16年に及ぶ戦争の末カルロヴィッツ条約とコンスタンチノープル条約が結ばれ、オスマン帝国はハンガリー、クロアチア、ポドリア、アゾフを失った。

 人間とは欲深いもの。本来の目的を忘れて、身内の足をひっぱって身内の不幸に満足する。菅さんと日本がカラ・ムスタファ・パシャやオスマン帝国のような目にあわないことを願う。