継続はちからなり。
完熟丹波大納言小豆の手摘み研修に参加してきました。
私の母校「東京製菓学校」では、和菓子の原材料である小豆の生産農家さんを守るため、完熟豆を手摘みしている京都綾部地区の大納言小豆を買い取っています。
お約束の大納言小豆発祥の地の碑で記念写真。
今年の生徒さんと東京製菓の先生方、美濃与のみなさん
この地域では、ここ周辺の農家さんだけが作っている黒さやを栽培しています。
農協にも卸さないので幻の豆です。
丹波地域にはいると黒豆の栽培やつくね芋の栽培も行っています。
これは黒豆の枝豆です。食べるとホクホクした大粒の枝豆です。
つくね芋畑。
土の養分を取り尽くすので、同じ場所で連作できません。
次の年はお米を作り、その次の年は麦を作り畑の土が元気を取り戻すとまたつくね芋の栽培をします。
茶莢です。
今年は いい豆に育っています。
一日目の夜は農家の方のレクチャーと美濃与さんの丹波地域の小豆の分布と生育状況の報告など、これまでに農家の方が手をかけて育ててくださった小豆のことをいろいろ教えてくださいました。
種蒔きから収穫までの記録を見ながら間際までいる様々な害虫達の事など収穫までどれだけ大変かを教えてもらう。
農家の方が大変な苦労をして育ててくれた小豆の最後の収穫だけをさせてもらうことにとても感謝します。
収穫の注意点なども教えてもらいました。
収穫後の小豆の処理の仕方など教えてもらうことでなぜ完熟豆にこだわるのか?なぜ手摘みなのかがわかります。
ほかの丹波ブランドの農作物に比べ手間がかかる小豆の市場価格を見ることで、現在の若い人の小豆農家離れが見えてきます。
さらに伝統的な手摘みの方法が廃れていく理由もわかりました。
2日目は早朝の深い霧が晴れると暑いほどのいい天気に。
さやが朝露で湿っているときが収穫時です。
おしゃべりしながらもコツを掴んでどんどん収穫していきます。
2時間毎の休憩に農家のお母さんが用意してくれたお茶とお菓子で疲れも飛びます。
お母さんいつもありがとうございます!
8時間の労働でこの袋2杯が満杯に!
みんな頑張りました!
私の担当した生徒さん達!みんないい笑顔!
今回収穫した豆は、さやごと約2週間陰干しされてカラカラにします。
脱穀機を改造した機械でさやと豆を分けます。
上からさやが出て、下から豆が出てきます。
その豆をモーターの回転数で作り出された風圧で実の詰まったいい豆と、悪い豆を分けます。(重い豆は手前に落ちて、軽い豆は遠くに飛ぶのを利用して分けます。)
日陰干しでゆっくり乾かすのが基本ですが、大量にあったり、雨が続いたときは、この乾燥機で乾かします。
そうして集めた小豆を今度は一粒一粒、人の目で見て虫食いなどを除いて出荷されるのです。
収穫してからも大変な労力です。
丹波は作物としてのブランドは確立していますが、商品のクオリティはそれぞれの地域や農家さんによって違います。
青いさやもまとめてトラクターで刈り取ってしまい、乾すことで色ずけする農家が増えていて、それも「丹波」ブランドで売られているのが現状です。
私達は本物を知ることが必要ですね。
この日の夜は農家の皆さんと恒例のBBQ!
丹波と言えばイノシシの肉と地モノ野菜が美味しい!
翌日は農家の皆さんとお別れして、とらやの京都工場を見学させてもらい、貴重なお話を伺うことができました。
実は京都工場は一般には公開しておらず、見学したこと自体もオフレコなのです。
美しい京都工場の外観だけ載せます(笑)
このあと美濃与さんの本社を見学して京都駅へ。
今回も有意義な旅でした。
東京製菓学校の先生方、生徒のみなさん、美濃与のみなさん、小豆農家のみなさん。
大変お世話になりました。ありがとうございました!