げみスタ・えっ?!日記

荻窪でダンススタジオを営む、げみの徒然なる日常。


テーマ:
日曜日、スタジオを中抜けして南林間の二見先生のスタジオへ。
…と言っても、自分とこのスタジオパフォーマンスに追われ、
もう二週間も前のことになってしまいましたが(笑)、
自分の備忘録的に書かせてください。

トップは佐々木紀子さんの「鳥の歌」。
俺たち世代では「鳥の詩」と書いて杉田かおるなんだけど(笑)、
(彼女にも可愛い少女時代がありました、って余計な情報)
紀子さんは謡が流れる中、和風の衣装を着崩して、ビシッと踊る。

手にしていた2本の羽が落ちると暗転し、囚われの身に。
白いゴムひもに繋がれ、自由を奪われた姿は象徴的で、
伸ばされたゴムが手放されて、収縮し一瞬にして消えるのも印象的。

自由になったものの、
飛び方を忘れてしまったかのようなリアクション。

野生動物の母親が、
子どもが人間に触れられると育児放棄をしてしまうような、
あるいは野生動物が人の手を経ると、
自力では生きてゆけなくなるような、
いろいろな示唆に富んだ作品。

今回は短くまとめられていましたが、
練り上げていい作品になってゆく予感を感じさせました。

2本目は田保知里先生作のトリオ「雲の間に月はゐて」。
黒地に白いアクセントが入った田保先生と中村真知子さんの衣裳は、
雲間から射す月の光。

黒一色の二見先生は《闇》のイメージか、
もしくは《闇を欲する者》か。

闇を味方に、二人の女の間を行き来する男、
という構図が頭に浮かびました。

というのも、二見先生と真知子さんのデュオが、
なぜか濃厚な男女の愛情に見えたんです。

二人はそんな表情を作っている訳ではなく、
むしろ淡々と踊っているだけなんですが、なんででしょうかね。
単に俺が「男女のドロドロ」が好きだからか?!

でも、カンパニートップのトリオは、やっぱり見応え充分。
堪能しました。

前半ラストはわざわざ北海道から参戦の向井章人さん。
タイトルの「花片」からはいろいろなイメージが湧きます。

踊っている向井さんの頭上から、ひらひらと舞い落ちる花びら。
向井さん自身が花の香のように、広がり匂ってゆく空間。

冒頭、椅子に座った向井さんはまるで一輪挿しに挿された花のようで、
椅子が倒された瞬間、床に広がる水の面が目に浮かびました。

激しく踊りたい衝動を抑えながらも、メリハリのある静謐な時空間でした。

休憩をはさんで、幸内先生の「こころ燈す」。
とっても「母性」を感じさせる作品。

最初は母になった立場から自分の幼少期を
時空を超えて見ているのかと思ったけど、
そんな自己完結的な視点ではなく、
やっぱり他者に向けた慈しみ深い愛情を感じました。

子役(?!)の女性四人がその身体能力を存分に発揮して、
無邪気で活発な「子ども」を好演。心温まる作品でした。

井神さゆり先生のソロ「抄」。
井上バレエ団でプリマも務めた井神先生も、もうベテランの域。
その舞台経験と女優のような集中力・存在感で、
あくまでたおやかに、清らかな作品にまとめ上げられていました。

ラストはカンパニー中堅どころの「ブラックフラワー」。
重心を低くとり、次から次へと繰り出される二見ムーヴメント。

これからのカンパニーを担うであろう面々が、
チームワークよく密度の高い作品を構成していました。

ウチの舞台でも使われた照明がまた使われていたのも、
関係ないけど、ちょっと嬉しかったです。

ここでのスタジオパフォーマンスも7回目だそうで、
「継続は力なり」ですね!(笑)

来年はいよいよカンパニー創設20周年を迎えられるそうで、
月並みですが、ますますの充実と発展をお祈り申し上げます!
(2015.09.06所見)



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