★今週のドル円は利上げ期待でドル高の流れに
フランス大統領選の決選投票ではマクロン氏が勝利し、欧州の政治的リスクが後退したことで市場の注目は米利上げ観測に移り始めています。
リスクオフが後退したことでドル買い優勢となり、今週のドル円は112円後半から114円前半に上昇していました。
北朝鮮の新たな核実験の可能性や、トランプ大統領のFBI長官解任などのニュースで上昇を抑えられる場面もありましたが、長期金利の上昇やボストン連銀総裁の「年内は残り3回の利上げが妥当」という発言を受けて、利上げへの期待から114円台に上昇していきました。
★小売売上高と消費者物価指数（CPI）は弱い結果に
週末に発表された小売売上高と消費者物価指数は、どちらも予想を下回る弱い結果になりました。
利上げ期待が高まっていた中、今回の指標の弱い結果に市場はドル売りで反応し、指標発表後のドル円は113円後半から113円前半に下落しています。
今回の結果は両方ともそこまで悪いものではなかったのですが、市場の利上げ期待が大きかった分、反応も大きく下落してしまったようです。
フランス大統領選という大きなイベントを通過して、市場の注目は利上げに変わっています。
来月のFOMCに向けて、今後は利上げ観測と発表される経済指標に注目が集まりそうです。
市場が注目する経済指標の発表時は、相場の変動も予想されます。経済指標は発表日時をしっかりチェックしておくようにしましょう！
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