新潟県佐渡市で放鳥された国の特別天然記念物、トキのペアのうち、数日中にひな誕生が期待されていたペアの卵が20日、カラスに奪われたことが確認された。別のペア2組もカラスに卵を奪われている。自然下でひな誕生が実現すれば34年ぶりだった。

 このペアは一昨年の第1回に放鳥された4歳の雄と、昨年の第2回放鳥の4歳の雌。4月18日ごろから雄と雌どちらかが交代で卵を温める「抱卵」が確認されていた。

 環境省などによると、20日午前7時33分、カラス1羽が親鳥のいなくなった巣に残されていた卵を奪った。その2分後にも飛来し、もう1個の卵を盗んだとみられる。

 午前5時24分に卵を温めていた雌が雄との交代を待たずに巣から飛び立っていた。この雌が午前8時5分すぎに巣に戻り、しばらく卵を抱く格好をしていたがその後、飛び去った。環境省はこのペアの卵はカラスにすべて奪われたとみている。

 これまで別の2組の卵もカラスに奪われている。ただ卵を温めているペアがもう1組残っており、今月末にもひな誕生の可能性があるため、関係者は最後の望みをかけている。

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