夫婦問題相談室リボーン 今枝朱美です

 

「夫が家事や子育てをやってくれないんです。」

「感謝の言葉もねぎらいの言葉もありません。」

妻たちの悲痛な叫び、子どもたちが小さかったころを思い出します。

 

毎日食事をして、毎日服を着替え、片づけなければ物は散らかり、何もしなくても埃はたまります。

炊事洗濯掃除だけではなく、物の補充から家族のスケジュール管理、近所付き合いや親せき付き合い、様々な段取りから全てが家の仕事です。

生きて生活している限りエンドレスに続く家の仕事や、赤ちゃんの時は24時間集中していなければ生死に関わることもある育児は本当に大変で、収入を得るお仕事をしながらはさらに厳しい状況だと思います。

 

私もなれない家事や初めての育児は大変でしたが、決して嫌ではありませんでした。

結婚すること、子どもを持つこと、家事育児全般を私が主に担うことは、私も決めたことだったのであたりまえのことだと思っていました。

夫は外で働き家にいないのですから当然です。

私は得意で好きでやりたかったので頑張ってやっていました。

好きなことを頑張ることは、嫌なことを我慢してやることとは全然違い、とても楽しいことです。

 

夫は外で働き収入を得て、妻は家で家事育児をして夫を支える。

お互いに得意なことで力を発揮し、二人で力を合わせて我が家の幸せが成り立っていると思っていました。

 

だから家の事をやって欲しいとも思っていませんでしたし、その時は感謝して欲しいともねぎらって欲しいとも思っていませんでした。

普通の事、あたりまえのことだと思っていましたから。

 

一生懸命に日々を過ごし20年が過ぎたころ、ちょっとしたことから気持ちがズレてきたころに夫から言われました。

 

「文句があるなら俺と一緒だけ給料もらってきたら、いつでも代わったるわ。」

 

「だれのお金で食べていけると思っているんだ!」

なら全然いいんです。夫の稼いだお金が主で生活が成り立っていたのですから。

お互いを認め合っていると思っていたのは私だけで、私が20年間やってきたことは、何もやったことのない人でもすぐに代わってできるくらいのことにしか思われていなかったのです。

 

家事や育児を夫婦で一緒にやる事、お互いに感謝やねぎらいの言葉をかけることも大切なことかもしれませんが、私にとっては一生懸命やってきたことをわかってくれていなかったことが一番悲しいことでした。

 

「家で仕事のことは一切話さない。」と宣言されていたので、聞くことはありませんでした。

知っていたのは勤務地と階級くらいでしたが、一度も転職することなく、文句を言うことも無く働く姿は尊敬していましたし、私にはできないことだと思っていました。

話さないから聞かない、私の仕事の話は聞いてくれないから話さない、で修正できないほどずれてしまいました。

元夫は何かを「ずっと我慢していた。」そうなので、私もわかっていなかったんですね。

皆さんはケンカになってもいいから、たくさん話し合ってください。

 

20年もたってから、わかってくれていなかったと気づく前に。

 

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