心のきれいな人は「正直」という素晴らしい徳を持っている人です。
子供たちにウソをつくと自分自身が辛くなるということを理解させる必要があります。
そして子供たちに正直であることの大切さを教える分かりやすい話があります。
ある日、イサベルは小さなウソをつきました。
彼女は愛犬のバーカーに自分の夕食をあげてはいけないことになっていたのに、あげてしまったのです。
お母さんが入って来て、彼女のお皿がきれいに空になっているのに気がつきました。
イサベルはお母さんに全部食べたと言いました。
夕食はチキンだったのですが、やがてバーカーの喉に、チキンの骨がひっかかってしまいます。
バーカーは咳き込み、鼻息を荒くし、苦しみ始めました。
「バーカーはどうしたの?」とお母さんは尋ねました。
「知らない」とイサベルは答えます。
お母さんはバーカーの口を調べましたが、何も見えませんでした。
そして「バーカーは何か食べたの?イサベル?」と尋ねました。
イサベルは言いました。
「知らないよ、お母さん」バーカーの具合がさらに悪くなったので、お母さんは彼を動物病院に連れて行きました。
イサベルもついて行きました。
獣医さんは「いったい何があったの?」と尋ねました。
「分かりません」とイサベルは答えました。
獣医さんは言いました。
「骨がつかえているだけなら、器具を使って取り出すことができるけど、ガラスということも考えられますね。
ガラスだっらら、手術が必要になるかもしれません」獣医さんの言葉を聞いたイサベルは、もう本当のことを言わなければいけないと心を決めました。
「骨です。バーカーが骨を食べたことを、わたし、本当は知っていました。夕食を一人で全部食べたというのはウソです。
バーカーにもあげました。
一つウソをつくと、どんどん別のウソをつかなければならなくなる。
わたし、もうこれ以上ウソはつきません」とイサベルは言いました。
泣き始めたイサベルを、お母さんは優しくなだめます。
イサベルは、もう絶対ウソはつかないと決心しました。
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