まるの独り言⑦
≪私たちに今後、“確実に”求められるものとは?≫
【高齢者人口最多 女性4人に1人】
「敬老の日」に合わせ総務省が20日発表した統計調査によると、
15日現在で65歳以上の高齢者人口は昨年より80万人増の2898万人、
総人口に占める割合も0.6ポイント増の22.7%と、
それぞれ比較可能なデータがある1950年以降で過去最高を更新した。
中でも女性は初めて65歳以上が25%を超し、4人に1人が高齢者となった。
(フジサンケイ・ビジネスアイ 9/21 8時15分)
▼ひとりごと
日本が高齢化社会なのは知っていたが、
これでもか、というデータである。
女性の4人に1人が高齢者・・・。
普段生活しているとそう感じないが(自分自身が若いコミュニティーにしか属してないためだが…)、
日本の実情は紛れもなく「超高齢化社会」なのだ。
一方で男性はというと、
この記事では約20%がこちらも高齢者だという。
総務省の統計局によれば、
「65歳以上人口の割合は今後も上昇を続け、
平成27年(2015年)には総人口の26.0%(3277万人)と、
およそ4人に1人が65歳以上になると見込まれている。」
とのこと。
あと5年後には、日本の4分の1を高齢者が占めることとなる。
いやはや、なんとも。
このことからまず一番に気になったのは、
「労働人口の低下」だ。
よくニュースで「高齢者を支える若い世代の負担が大きくなる」と耳にするが、
事態は国内だけでは収まらない。
2002年時点での一人当たりGDPが31277ドル。
この一人当たりの「稼ぎ」が労働人口の低下と比例して、
今後着実に減っていく。
一方でアメリカのような移民大国は、今後も人口を伸ばしていくだろう。
大前研一氏によれば、近いうちに日本の労働人口はアメリカの4分の1にまでなるという。
こうなると、現在人口と同じく2倍以上の差があるGDPの差も、
4倍にまで大きく差をつけられるかもしれない。
可能性は、決して低くない。
また、中国のように大人口を誇る国々が次々と国際競争の最前線に台頭してくる。
未だ私たちの多くは危機感を強くもっていないように感じるが、
日本という国は、このまま労働人口の減少と共に衰退していくのではないか。
今後、労働人口の確保によるGDP維持を意図して、
移民受け入れの増加について真剣に議論されるようになっていくだろう。
そうなってくるとわれわれにこれまで以上に求められるもの、それは何か。
「英語」である。
国際共通語を当然のように使いこなせなければ勝ち残れない時代は、
もう目の前まで来ている。
ますます自らの日課である「英語の音読」に力を入れねば。
そんなことを考えた記事であった。