2011年12月19日 03時22分09秒
ゲイではない男性の男らしくない行為は御法度のアメリカ
テーマ:アメリカンライフ
3月に始まったサンフランシスコでの駐在員生活も9ヶ月が過ぎました。
アメリカには学生時代の交換留学で1年近く滞在していたこともあるし、社会人になってからも出張でしょっちゅう来ていたので、日常生活の中でそれほど驚くこともないのですが、「ゲイではない男性の男らしくない行為は御法度」というルールの再発見はその数少ない例外であります。
たとえば日本では、若い男性が友人の服装をさして「あ、そのシャツ、かわいいね」と言っても普通に褒め言葉ですが、アメリカで同様のことがあった場合には「なんだよ、その女かゲイみたいな格好は」という揶揄が込められた表現になります。
テレビCMのアイデアとして「ゲイではない男性の男らしくない行為は御法度」というルールを利用しているのが、ミラーライトです。
「男性による男らしくない行為」をオーバーに描写し、「ミラーライト以外のライトビールを選ぶことは等しく男らしくない行為」というオチに持って行きます。
最初にこのシリーズのCMを見た時にはよく意味がわかりませんでした。
他にも「ブーツの中にジーンズの裾をいれてはく」「体にぴったりの水着をはく」といったヨーロッパの男性では時折見かける行為も、普通のアメリカ人男性はしません。
僕が今回もっとも驚かされたのが、「男らしくないと思われかねないことをしない」というのが、アメリカ人男性にとっても自然に身に付いた動作ということではなく、かなり無理をしてでも努力して守っている社会的規範なのだ、という事実の発見です。
たとえば、僕は日常生活で日本から持ってきたトートバッグを使っていますが、普通のアメリカ人男性は使いません。
ブリーフケースか、バッグパックのような、「男らしいカバン」を使うか、カバンはいっさい使わず荷物はそのまま手に持ったりポケットに入れたりします。
「トートバッグは便利だと思うけど、自分が使うのは居心地が悪い」と職場の同僚のアメリカ人男性たちは皆、口を揃えて言います。
このヤフーショッピングで発見した画像を見せた所、「このバッグを持ち歩いたら、確実に友だちにバカにされる」とのことでした。

「男は男らしくあらねばならない」という規範の強さを、テキサスやコロラドではなく、全米一リベラルな街とされるサンフランシスコで十分に実感出来るということも、アメリカにおけるこのルールの効力の強さを示しています。
たとえば、ゲームのキャラクターデザインでも、日本人の感覚で「カッコいい男性」を描写してしまうと普通のアメリカ人男性には「なんとも居心地が悪い」ということになってしまうことは容易に想像がつきます。
ゲーム以外でも日本人がアメリカマーケット向けにコンテンツを開発するにあたっては、「アメリカの男性は、かなり頑張って男らしくあろうとしている」ということをきちんと理解する必要があります。
カリフォルニアにおいても柴又と変わることなく、男はつらいよ、なのであります。
アメリカには学生時代の交換留学で1年近く滞在していたこともあるし、社会人になってからも出張でしょっちゅう来ていたので、日常生活の中でそれほど驚くこともないのですが、「ゲイではない男性の男らしくない行為は御法度」というルールの再発見はその数少ない例外であります。
たとえば日本では、若い男性が友人の服装をさして「あ、そのシャツ、かわいいね」と言っても普通に褒め言葉ですが、アメリカで同様のことがあった場合には「なんだよ、その女かゲイみたいな格好は」という揶揄が込められた表現になります。
テレビCMのアイデアとして「ゲイではない男性の男らしくない行為は御法度」というルールを利用しているのが、ミラーライトです。
「男性による男らしくない行為」をオーバーに描写し、「ミラーライト以外のライトビールを選ぶことは等しく男らしくない行為」というオチに持って行きます。
最初にこのシリーズのCMを見た時にはよく意味がわかりませんでした。
他にも「ブーツの中にジーンズの裾をいれてはく」「体にぴったりの水着をはく」といったヨーロッパの男性では時折見かける行為も、普通のアメリカ人男性はしません。
僕が今回もっとも驚かされたのが、「男らしくないと思われかねないことをしない」というのが、アメリカ人男性にとっても自然に身に付いた動作ということではなく、かなり無理をしてでも努力して守っている社会的規範なのだ、という事実の発見です。
たとえば、僕は日常生活で日本から持ってきたトートバッグを使っていますが、普通のアメリカ人男性は使いません。
ブリーフケースか、バッグパックのような、「男らしいカバン」を使うか、カバンはいっさい使わず荷物はそのまま手に持ったりポケットに入れたりします。
「トートバッグは便利だと思うけど、自分が使うのは居心地が悪い」と職場の同僚のアメリカ人男性たちは皆、口を揃えて言います。
このヤフーショッピングで発見した画像を見せた所、「このバッグを持ち歩いたら、確実に友だちにバカにされる」とのことでした。

「男は男らしくあらねばならない」という規範の強さを、テキサスやコロラドではなく、全米一リベラルな街とされるサンフランシスコで十分に実感出来るということも、アメリカにおけるこのルールの効力の強さを示しています。
たとえば、ゲームのキャラクターデザインでも、日本人の感覚で「カッコいい男性」を描写してしまうと普通のアメリカ人男性には「なんとも居心地が悪い」ということになってしまうことは容易に想像がつきます。
ゲーム以外でも日本人がアメリカマーケット向けにコンテンツを開発するにあたっては、「アメリカの男性は、かなり頑張って男らしくあろうとしている」ということをきちんと理解する必要があります。
カリフォルニアにおいても柴又と変わることなく、男はつらいよ、なのであります。











1 ■ダンサーで俳優の神ひろしです。
ニューヨーク公演によく行きますが、あまり気づかず、目からウロコのお話でした♪