「ノブレスオブリージュ」という言葉があります。

ノブレスオブリージュとは「身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務がある」という意味です。

もとはフランスの「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞いをしなければならぬ」ということわざが起源です。

行政組織でいえば、政務三役や事務次官、局長などの幹部には、当然、そうした社会的責任と義務が課されています。

ところがこのところの一連の出来事に対する安倍総理や麻生副総理をはじめとする政府高官の対応と身の処し方は、明らかにノブレスオブリージュに反しています。

こうした姿を見て、子どもたちはどう思うでしょうか。

子どもは大人の後ろ姿を見て育ちます。

学校での道徳教育も大切ですが、まずは責任ある立場にある者が、その地位にふさわしい行動を取って子どもたちに見せるのが、一番の道徳教育です。