守ったる
ママに会いたい、、、
布団の中で、声をころして泣く子を抱っこして、
カーテンの隙間から、街を見下ろしてた。
小さな子の大きな孤独には、
私の中から、言葉は見つからなくて、
抱きしめながら、私の好きな物の話をするのが精一杯だった。
高い高い所から、見る、車や電車が、私は大好きなの。大きなものが、おもちゃみたいでおもしろくて。
自分の好きな物の話が、なんだか、この世で一番あたたかいような気がして。
そしたら、そばで寝ていた、その子と同じ、4歳の子が、
「泣かんときや、わたしが守ったる。」
って。
小林麻央さんのブログを最近読んだ。
誰かの苦しさを心から理解出来るとき、
病気の自分をまるごと愛せる瞬間がある
という内容だった。
施設にいること、病気になること、
なってよかっただなんて言えるのは、本当に先だと思うけど、
なった人の気持ちがわかるのは、
やっぱり、なったことのある人だなって。
私が、鳥取の実家を離れ、辛かった時、
高校生だった妹が手紙をくれた。
おねえちゃん、
一生に感じる感情を100だとすれば、
シクシク泣く 4×9=36
ハハハと笑う 8×8=64
2つを足して100。
今は悲しくても、絶対に、一生のうちには、笑う事の方が多いんだよ。
って、誰かから聞いた言葉を書いてくれてて、
ようやく眠ったその子を見て、思い出して、
まんまるお顔のその子の、
笑った顔が、
ひとつでも多く見たいなって、
思った。
仕事帰りの、1時間の電車は、
本当にいつも想いが溢れてくる。
絶対に忘れたくない、
子ども達がくれる宝物の気持ちを、
残しておこうと思う。
長くなりました。
ありがとう。