韓国一の美人女優と、「いないも同然」というあだ名の冴えない

郵便局員が、偽装結婚の末に結ばれる、韓国ドラマでは

ありがちなストーリー。


不治の病も記憶喪失も、ドロドロとした人間関係もまるでない

平凡なドラマ設定。


おまけに、ヨン様もビョン様も、キム・テヒといった(僕にとっての)

ビッグネームが誰一人も名を連ねていないキャスト。


「批評のオンパレード」をしてしまいましたが、なんとこんな作品に

今おもいっきりハマッています。

僕にとって間違いなく、これまでに見た韓国ドラマの中で

ナンバー1、そして「失いたくない作品」ができました。


何の話かというと、先週までBS日テレで放送されていた韓国ドラマ・

「アクシデント・カップル」のことです。


 第15話

  

BS番組の録画予約に失敗。見たかった番組の代わりにHDに入って

いたのが、この作品。

僕のその後の生活を変えるドラマとの出会いは、この録画予約ミスから

始まったのです。(←このコメント、わかる人にはわかるはず)


「無条件で悪いことはない」「幸せになるには笑うしかない」「四角い空」

「頭を空っぽにする方法」「3つの願い」「ネクタイ」「テンジャンチゲ」

「人間は食べないと死ぬ」「さわやかな海」、そして「虹のかなたに」…


主人公の郵便局員・ク・ドンベクのように着飾らない、ごく普通のセリフや

シーンの連続なのですが、ほのぼのと胸をジーンとさせてくれて、

ハッピーエンド好きには堪らないドラマだと思います。

また、このセリフやシーンが単発に終わらず、ある時はドラマの伏線となり、

ある時は主人公たちの心情を見事に表現する「アイテム」になるなど、

思わず微笑んでしまう、心憎いばかりの脚本・演出なのです。


 第10話


今となってみれば、「良くぞ録画予約を失敗した」と自分で自分を褒めるほど。

まさしく「無条件で悪いこと」は、この世の中にないのかも知れません。


OSTも珠玉の1枚。

中島美嘉の「雪の華」の作曲者・松本良喜の主題歌や、平原綾香が韓国語で

歌う「感謝」などの挿入歌だけでなく、最終話の偽装結婚を告白する会見

シーンで流れる曲「道」や、ラストシーンを感動的なものにする「僕の心の中の

子守唄」といったインスト曲も秀逸なものばかりです。

(コミカルシーンにヨーデル風の曲を使うなんて、素晴らしいセンス!)


そして、そんな素晴らしい材料を使って(ごま油も入れないで)、さらに見事な

料理に仕上げたのが、(僕にとっては無名な)素敵な役者たち。


  第1話


1話目では「スッキリした江頭2:50」にしか見えなかった主人公・ドンベク役の

ファン・ジョンミンssi。

普段の話し方も素顔もドンベク以外の姿が想像出来ない程、まさにハマリ役。

ヒロインのハン・ジスを励まし、守り、愛する不器用な郵便局員を見事なまでに

演じています。(彼のセリフはマジで感動させます)


兄ドンベク想いの妹・ミンジ役のイ・チョンアssi、ドンベクの人柄に惚れ、偽装を

本物の結婚にしようと努力するハン・ジスの弟・サンチョル役ペク・ソンヒョンssi

(「天国の階段」でクォン・サンウの子役がこんなに大きくなった!)といった

共演者が、またドラマをより感動的なものにしています。


さらに、「ファン・ジニ」でジニの母親役だったチョン・ミソンssiがハン・ジスの

マネジャー役を、「アイリス」で科学捜査室長、「太陽の女」では家族に

先立たれた不幸な大企業社長役だったユン・ジュサンssiが郵便局長役を

コミカルに演じるなど、派手さはないものの「適材適所」の配役で盛り上げて

います。


 第8話


そして何よりも僕を引きつけたのが、ハン・ジス役のキム・アジュンssi。

ドラマの前半は恋人のキム・ガンモのスキャンダル隠しのためにドンベクと

結婚させられたり、恋人の裏切りにあってドンベクに冷たくあたる、

メチャクチャ綺麗だけど、キツイ表情ばかり。

しかしドンベクと打ち解け、「偽装結婚生活」で同居を始めてからは、

「どんだけ可愛いんだ」という表情を見せまくりです。


第9話 


4度のキスシーン(偽装キスも含む)はもとより、酔っ払ってドンベクに嫉妬する

「郵便局のおじさん」歌唱シーン、ドンベクに五目ならべで5連敗しルールに

イチャモンをつけるシーン、郵便局の女性局員からYシャツの胸に

キスマークをつけられたドンベクをからかおうとして、逆にキス寸前までいく

シーン…などなど。


  第16話


徐々にドンベクに惹かれていくジスの様々な心情を演じる、その切れ長の

大きな瞳に豊かな表現力、そして素晴らしい歌唱力を持つ彼女は役柄同様

すでに「韓国一の女優」と言っていいのではないでしょうか?ご参考までに…。


というわけで、僕はBSでは毎回カットされていた15分あまりのシーンを

見るべく、この度DVD-BOXを購入!

心がホッとする瞬間を楽しみ、キム・アジュンssiの笑顔に会うため、

毎晩遅くまで夜更かしをする生活を過ごしています。



東京は2週間以上も熱帯夜が続く毎日。多くの人が寝不足の日々を過ごして

いるのではないでしょうか?

僕もまた今夜、「アクシデント・カップル」という名の「熱帯夜」に、睡眠時間を

奪われてしまいそうです。














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