こんにちは、誠心堂薬局船橋北口店の西野です。
酷暑も落ち着いて、台風や季節の変わり目で涼しい時間帯も
増えてきました。
今回は、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ということも
ありますし、お悩みの方も多い更年期症状と中医学でのケアについて
記載したいと思います。
医学的に更年期障害は、卵巣機能の低下によるエストロゲン(女性ホルモン)の減少や欠乏が
原因となりホルモンバランス異常により起こる症候群を指します。
女性年代としては50歳前後の閉経によるエストロゲンの減少により現れ、
男性はストレスや加齢を原因として40歳以降に起きる事が多く、テストステロン(男性ホルモン)減少が原因と言われております。
症状としては
・自律神経失調症状
・精神症状
・頻脈・動悸
・血圧の上下変動が増える
・ホットフラッシュ(のぼせ)
・耳鳴り
・不眠
などが挙げられます。
中医学の考えでは女性ホルモンの減少は
体の陰分(潤いや栄養、水分)の減少と捉えます。
潤い不足の陰虚の症状としては、乾燥症状や虚熱とよばれる
熱症状が発生すると考え、それらは更年期症状と重なります。
具体的には寝汗やのぼせ、口渇や睡眠が浅いなどが挙げられます。
女性ホルモンは年齢的には7の倍数の年齢で
減少していき、閉経を迎える49-56歳ごろに症状が出やすくなると
考えれますので体の潤いや栄養をしっかり補い、
緊張やストレス症状を緩和出来る中医生薬を使用することで
ケアが出来るといえます。