仏像彫刻~守破離~

夢など何も無かった人間が仏像に目覚め、
脱サラして仏師を目指すというブログ


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仏像彫刻~守破離~ 第67回

皆さんこんにちは!

このところ比較的涼しくて夏らしからぬ過ごしやすさでしたが、昨日は蒸し暑かったですね。

今年は節電の影響もあって、「扇風機にうちわ」で過ごされる方も多いのではないでしょうか。

扇風機もうちわも、また金魚すくいなども夏の風物詩も色々ですが、最近は見かけなくなったものも…。

時代の移ろいと共に昔ながらの日本の風景や光景は、どんどん様変わりしていくんですよね。

少しの間、ひと昔前の夏にタイムスリップしてみるのも悪くないんじゃないでしょうか。


さて、今週は仏画を習いに富山に行ってきました。

その模様をお伝えしたいと思います。

今回描くのは如意輪観音(にょいりんかんのん)です。

仏像で見てみると…
$福本陽平のブログ 仏像彫刻~守破離~
有名な大阪・観心寺の像です。

これが今回の課題となった如意輪観音です↓
$福本陽平のブログ 仏像彫刻~守破離~
どうでしょうか…??

前回の白衣観音とは異なり、腕や宝冠の飾り、胸や髪の毛…など色んな要素が急に増えて、かなり戸惑ってしまいました。

また顔の傾き(特に鼻の向き)が一向に定まらず、ほとんど修正をやっているような感じでした…。

柔らかい手つきや表情を出すのは本当に難しいです。

目や眉、鼻などを随分と先生に修正していただきました。

ほんのちょっとしたことでも全く違う表情になってしまうので、細心の注意が必要です。この辺は仏像のお顔でも同じことが言えます。

苦手なだけにもっと練習しないとダメですね。頑張ります!

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如意輪観音とは?

インドの言葉サンスクリット名はチンタ・マニ・チャクラと言います。チンタは意のままに、マニは宝珠、チャクラは法輪を意味し合わせて「如意輪」となるわけです。

この観音様の功徳(御利益)は世間と出世間の材を満足させるとされています。

世間とは俗世間のことで財は金銀などの宝のことです。一方出世間とは俗世間を超越した世界のことで財は福徳智慧のことです。

意のままに宝を出し、煩悩を破砕してくださるんですね。

その歴史は古く漢訳されたのが8世紀にも関わらず、ほぼ同時期に日本にも伝えられています。当初は二臂が多かったものの、平安時代以降はほとんどが六臂像となります。

密教系のお寺に秘仏として祀られていることも少なくなく、滋賀の石山寺の像は二臂像としてとても有名ですが、毎年4月17,18日しかご開帳になりません。

ご都合の合う方は来年行かれてみてはいかがでしょうか。


法輪(ほうりん)…仏法が人間の迷いや悪を打ち破り追い払うのを、古代インドの戦車のような武器(輪)にたとえていったもの。

出世間(しゅっせけん)…俗世間の煩悩を脱し悟りの境地に入ること。





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