2012-02-11 08:23:39
聖観音菩薩・光背(2)
テーマ:聖観音菩薩
仏像彫刻~守破離~ 第93回
皆さんこんにちは!
雪国を中心に相変わらずの厳しい寒波が続きますね。
「如月(きさらぎ)」とは言うまでもなく2月の別称ですが、「気更来」とも書くそうです。
これは「陽気が更にやって来る」という意味なのだそうです。
本来ならばそろそろ梅の花も咲き始める時期なのですが…そんな陽気はどこへやら。
春の日差しが待ち遠しいですね。
さて、今回も光背の続きです。
前回は裏を削りましたが、ひっくり返して細かな細工をするための準備をします。
まずは、黄色い矢印部分に切り込みを入れます。

コンパスで引いた線の上を丁寧に、美しい円を切り込んでいきます。
次にその周囲を彫り下げます。

残す線が細いので、削ってしまわないように、十分注意します。
こちらが削った後です↓

ところが、削った後の周囲がガタガタになってしまいました。
表面やラインがガタついてしまってはいくら仕上げても美しくなりません…。
実は、こんな状態をを正確に修正する方法があるんです!
その道具が「罫引き(けびき)」と呼ばれる便利なものです。
こちらが罫引き↓

きれいに水平線を出すことができる優れモノです。
グルッと一周線を引きます
画面左に見える茶色いモノが“刃”で、これでうっすらと切り込みを入れます。

かなり見えにくいのですが、見えるでしょうか??
この刃の切り込みよりも上を削れば、美しいラインが再び出てくるというわけです。
罫引きの後削ると…

右上の部分が無くなってしまいました。
それまでは水平に削っているつもりだったのですが、結構ズレが生じていたんですね。
せっかくきれいにしたところだったのですが、このあと光背でも失敗してしまうことに…。
その失敗の模様は来週お伝えしたいと思います。
【八番目を担当する観音様】
突然ですが、八番目を担当とは何のことかお分かりでしょうか???
仏教にお詳しい方はすぐにお分かりだと思いますが、これは法要に関係している数字です。
調べてみるととても奥が深いなと感じた内容だったので、ご紹介したいと思います。
法要とは、故人が苦しまずに成仏できるようにと、残された遺族が行うもので追善供養と言ったりもします。
仏教では、亡くなった方は7日ごとに裁きを受け、最終的に来世にどう生まれ変わるのかが決まるとされています。
初七日や四十九日という響きはよく耳に残っていますが、この四十九日こそ最後の裁判の日であり来世のことが決まる重要な日なので「忌明け(きあけ)」と言うそうです。(※一部地域では三十五日など異なる場合もあります)
さて、ここからが本題なのですが、四十九日(すなわち七七日)の次は百ヶ日法要です。
この法要の“担当者”こそが観音様なのです。
一体、何の担当なのかと言いますと…
日本には十三仏信仰というものがあります。
これは初七日から三十三回忌までの計13回の法要の際、それぞれ十三の仏さまが故人を導いてくださるというものです。
ここでは全十三仏をご紹介するのは省略しますが、百ヶ日法要は8回目に当たります。
この担当者が観音様なのですね。
では、何が興味深いのか―。
それは百ヶ日法要の別称にありました。
その答えも含めて、この続きはまた次回にご紹介したいと思います。
本日もご訪問ありがとうございました。
皆さんこんにちは!
雪国を中心に相変わらずの厳しい寒波が続きますね。
「如月(きさらぎ)」とは言うまでもなく2月の別称ですが、「気更来」とも書くそうです。
これは「陽気が更にやって来る」という意味なのだそうです。
本来ならばそろそろ梅の花も咲き始める時期なのですが…そんな陽気はどこへやら。
春の日差しが待ち遠しいですね。
さて、今回も光背の続きです。
前回は裏を削りましたが、ひっくり返して細かな細工をするための準備をします。
まずは、黄色い矢印部分に切り込みを入れます。

コンパスで引いた線の上を丁寧に、美しい円を切り込んでいきます。
次にその周囲を彫り下げます。

残す線が細いので、削ってしまわないように、十分注意します。
こちらが削った後です↓

ところが、削った後の周囲がガタガタになってしまいました。
表面やラインがガタついてしまってはいくら仕上げても美しくなりません…。
実は、こんな状態をを正確に修正する方法があるんです!
その道具が「罫引き(けびき)」と呼ばれる便利なものです。
こちらが罫引き↓

きれいに水平線を出すことができる優れモノです。
グルッと一周線を引きます
画面左に見える茶色いモノが“刃”で、これでうっすらと切り込みを入れます。

かなり見えにくいのですが、見えるでしょうか??
この刃の切り込みよりも上を削れば、美しいラインが再び出てくるというわけです。
罫引きの後削ると…

右上の部分が無くなってしまいました。
それまでは水平に削っているつもりだったのですが、結構ズレが生じていたんですね。
せっかくきれいにしたところだったのですが、このあと光背でも失敗してしまうことに…。
その失敗の模様は来週お伝えしたいと思います。
【八番目を担当する観音様】
突然ですが、八番目を担当とは何のことかお分かりでしょうか???
仏教にお詳しい方はすぐにお分かりだと思いますが、これは法要に関係している数字です。
調べてみるととても奥が深いなと感じた内容だったので、ご紹介したいと思います。
法要とは、故人が苦しまずに成仏できるようにと、残された遺族が行うもので追善供養と言ったりもします。
仏教では、亡くなった方は7日ごとに裁きを受け、最終的に来世にどう生まれ変わるのかが決まるとされています。
初七日や四十九日という響きはよく耳に残っていますが、この四十九日こそ最後の裁判の日であり来世のことが決まる重要な日なので「忌明け(きあけ)」と言うそうです。(※一部地域では三十五日など異なる場合もあります)
さて、ここからが本題なのですが、四十九日(すなわち七七日)の次は百ヶ日法要です。
この法要の“担当者”こそが観音様なのです。
一体、何の担当なのかと言いますと…
日本には十三仏信仰というものがあります。
これは初七日から三十三回忌までの計13回の法要の際、それぞれ十三の仏さまが故人を導いてくださるというものです。
ここでは全十三仏をご紹介するのは省略しますが、百ヶ日法要は8回目に当たります。
この担当者が観音様なのですね。
では、何が興味深いのか―。
それは百ヶ日法要の別称にありました。
その答えも含めて、この続きはまた次回にご紹介したいと思います。
本日もご訪問ありがとうございました。





































