「脳とバランスと私」その3 | 福盛貴弘の脳炎日記

福盛貴弘の脳炎日記

日常生活で起きたことを素朴に書き記しています。
まずは、予告編2編をご覧ください。

入院中にPTを受けていた。
片足立ち、線の上を歩く、バランスボールに乗るなどの練習。


$福盛貴弘の脳炎日記-バランスボール


周りでPTを受けているおじいさんやおばあさんが疑問に思う。
「あの若い人は歩けるのに、何故ここにいるのか?」

車いすに乗ったまま、脚に重りをつけて脚を上げる練習。
四つん這いで左右反対の組み合わせで手足を上げる練習。

手すりにつかまって立ち上がり練習。
歩行器を使っての歩く練習。

そういう中にいると、私は奇異にうつるらしい。
歩行器具なしで歩いているからである。

療法士を通じて質問が来る。
「バランスがとれないから訓練してるんです。」と答える。

「うん? 変圧器?」 「それはトランス」
「恍惚状態のあれ」 「それもトランス」

「あー、ヨーロッパの国の」 「それはフランス」
「ヨーロッパの文化革新?」「それはルネサンス」

「恋物語だったか」 「それはロマンス」
「微妙な意味合い」 「それはニュアンス」

「ハワイの踊り?」 「それはフラダンス」
「遊女の言い回し」 「それはありんす」

こんな会話がはずんだらおもろいんでやんす。



























「脳とバランスと私」その1

「脳とバランスと私」その2

「脳とまっすぐと歩く」

「脳と旋回と私」