新連載『元気が出るブログ』


元気が出るブログは、福間直樹があなたの生き方の力になれればと考え、実感したことを綴ったブログです。少しでもお役に立てれば幸いです。


第75回 「5年生のクラスを持つことになったトンプソン先生の話」


トンプソン先生は、5年生のクラスを受け持つことになり、
初日に生徒達の前に立ち、嘘をつきました。

彼女は生徒達を見渡し、
「あなた達を全て同じように愛していますよ」と言ったのです。

でも、それは不可能なことでした。なぜなら最前列の席に
うずくまっているテディ・ストダードという男の子がいたからです。



トンプソン先生はその1年前からテディのことを知っていました。
そして彼が他の子供達と上手く遊べないことも。

それだけでなく、彼の身なりはいつも汚く、お風呂を必要としている
状態でした。
そしてテディは、時には周囲の人に不快な態度をとることもありました。


その様子はあまりにもひどく、
トンプソン先生は赤ペンでテディの解答用紙に大きな×を書くことに
喜びを感じることさえありました。

用紙には大きく「F」(落点)と書くようになりました……

トンプソン先生の学校ではクラスの生徒の過去の記録を見ることが
義務付けられていました。

彼女はテディの記録を見るのを避け、
一番の最後になってようやく手に取りました。

記録を読んだ彼女は驚きました。

彼の1年の先生はこう書いていました。
「テディはとても楽しく、知恵のある子です。彼は正確に作業をし、
礼儀正しい子です。彼といると喜びを感じます。」

2年の先生の報告はこうでした。
「テディは素晴らしい生徒です。
クラスの皆からもとても好かれています。
でも、最近彼のお母さんの具合が悪く、とても悩んでいます。
家での生活は大変なようです」

3年の先生の報告です。
「お母さんの死は彼にとってとても辛かったと思います。
彼は一生懸命に頑張っているけれど、
お父さんはあんまり彼に関心を示していないようです。
何とかしなければ、彼は大きな影響を受けてしまうでしょう」

そして4年の先生の報告を読みました。
「テディはいつも内にこもっていて、学校に関心を示しません。
友達もいなくて、時々クラスで居眠りをします」

この4つの報告書を読み終えたトンプソン先生は
何が問題であるかが理解できました。

そして、彼女は自分のこれまでの態度を恥ずかしく感じました。

クリスマス会の日、クラスの生徒達が先生のために沢山のプレゼントを
持ってきました。
それはどれも美しい、華やかな包装紙で包まれていました。

テディの以外は。

テディからのプレゼントは茶色の紙袋に無造作に入れてありました。
トンプソン先生は心の痛みを感じながら袋を開けました。

その袋から、石がいくつか外れて、無くなっているブレスレットと
香水が4分の1入っている小瓶が出てきたとき、
クラスの子供達が笑い出しました。

でも、トンプソン先生が「まぁ、綺麗なブレスレットね!」と言い、
香水を手首につけると、クラスの笑いは消えていきました。

その日のクラスの最後にテディはトンプソン先生のところに行き、
「先生、今日の先生はお母さんと同じ香りがするよ」と言いました。

子供達が帰った後、トンプソン先生は1時間以上、机で泣きました。

その日から、トンプソン先生は国語、そして数学を教えるのを止めました。
代わりに子供達に本当の「教育」を始めました。

トンプソン先生はテディに特に注意を向けるようになりました。
テディに教えれば教えるほど彼は生き生きとし、変わってきました。
励ませば励ますほど、彼の反応は早くなりました。

そして一年の終わり、テディはクラスの中でも上位の成績でした。
テディはクラスの中で賢い子達の一人になっていたのです。

トンプソン先生がその一年の始めに「皆を同じように愛しています」と
ついた嘘は意味が変わり、テディは「先生のお気に入り」の一人に
なっていました。

一年経ったころ、トンプソン先生にお手紙がきました。
テディからのもので、トンプソン先生が今までの先生の中で
一番最高の先生であると書いてありました。

それから6年が経ち、テディからまたお手紙が届きました。
高校をクラスの2番の成績で卒業できたと書いてありました。
そして、これまでの中でも、やはりトンプソン先生が
一番の先生だったと書いてありました。

それから4年が経ち、テディから手紙が届きます。
4年間辛いこともありましたが、優秀な成績で大学を
卒業することになったという報告でした。

そして、トンプソン先生は今でも
人生で一番の先生であると書いてありました。

それから、更に4年が経ち、テディから手紙が届きました。

大学を卒業してから、さらに大学院に行き、
頑張ったことが書いてありました。

今でもトンプソン先生が誰よりも一番の先生だったと書いてありましたが、
今度は手紙の最後に書いてあるテディの名前が少し長くなっていました。

テディではなく、テアドル・F・ストダード医師とサインされていました。

この話はここで終わりません。

その春また手紙が届いたのです。
テディは素敵な女性と出会ったと書いてきました。
そしてその女性と結婚することも書いてありました。

彼のお父さんが数年前に亡くなっていることを説明し、
親代わりとしてトンプソン先生に結婚式に出てほしいと書いてありました。

もちろんトンプソン先生は喜んで出席しました。
そしてあの時テディからプレゼントされたブレスレットをはめ、
あの時にもらった、お母さんと同じ香水を探し、つけて行きました。

結婚式で二人は抱き合い、テディはトンプソン先生の耳元で言いました、
「先生、僕のことを信じてくれてありがとうございました。

僕が大事な存在であること、そして世の中に貢献できることを
教えてくれて感謝しています」



トンプソン先生は涙ながらに言いました。
「いいえテディ、それは違うのよ。私にも出来ることがあると、
あなたが私に教えてくれたの。私はあなたが現れるまで、教える
ということの意味を何も知らなかったのよ」

〈作者不明〉

※今回は長くてブログの文字数制限があり、いつものブログを2つに分けました。



《つづく》


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