ふくらく通信 (東北の輝きを発信)

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保存へと動き出した、山元町の旧中浜小学校。
ふくらく通信 (東北の輝きを発信)-山元町:旧中浜小学校
(2012年6月撮影) 

保存のための調査費を配分すると、復興庁が昨日発表。


何度も思い巡らし、涙して息苦しくなりながら考えた。
同じにはなれないけれど、人としての痛みは分る。
自分の痛みを思い返し、我が身に置き換えて考えてきた。

そして、いつも行き着くのがこの答え。

向き合い、震災遺構を生きる糧に。
災禍を繰り返さぬ努力が、乗り越える道。

あの日をなかったことには出来ない。
目障りなものを消しても、痛みは追いかけてくる。

別れの辛さで、今は見えないこともあろう。
でも、忘れられる孤独は、さらに苦しい。
思い出すことは、気に掛けている証でもある。

気に掛けてもらうと報われる。


乗り越えるには、どうしたらいい。

怖さや辛さを、誰かのために役立つことへ変えられたらと思う。
失った人に報い、引き継ぐ者も報われる生き方を見つけられたらと思う。
寄り添う人がいることに、どうか気づいて。


山元町の中浜小学校では、震災当時、日頃の準備どおり高台に避難したが、高台まで間に合わないと思われる児童は屋上に避難したという。校舎は濁流に囲まれたが、屋上に避難した人々は助かっている。


このように、命を守った建物は遺構として受け入れられやすいかもしれない。

しかし、震災遺構のほとんどが犠牲者を悼む場である。



それでも、受け継がれることが必要なように思う。

将来にわたって、大切な命を守るために、災禍を乗り越える力を得るために。

遺構には、人々に訴えかける大きな力があるから。

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