2009年03月06日

+駐在生活(42):シンガポールではお酒は高い!!

テーマ:駐在生活つれづれ

シンガポールではスピリッツ系のお酒が高いのです。


日本/シンガポールの価格差ですが、例えばシーバスリーガル12年物を見てみますと、シンガポール国内では100ドル(6300円)強。日本ですと今おいくらぐらいでしょうか?ネット検索してみましたらディスカウント店サイトで2400円程度のようですね。価格差3900円。


シンガポールで酒類が高いのは酒税のせいだと聞いておりました。「アルコール度数に比例して高くなる」とか、「ワインだけは度数関係なく税金は一本あたり」とか、色々な口コミを聞かされてまいりましてので、ここは一念発起しネット上で調べることにしました。


結論は、ワイン、ビール、ウィスキー関係なく酒類関連の税はすべてアルコール度数に比例しているようです。


シンガポール税関の以下のページをご参照下さい。

http://www.customs.gov.sg/leftNav/trad/val/
Valuation+for+Duties+and+GST.htm


http://www.customs.gov.sg/leftNav/trad/val/List+of+Dutiable+Goods.htm


「Customs Duty」とは「関税」、「Excise Duty」とは「物品税」。


前者は輸入品のみに、後者は輸入品/国産品関係なく課せられる、とfujiyanは推測しました。


ちなみにシンガポールでは、「GST:Goods and Services Tax」という現行7%のいわゆる「一般消費税」が別にあります。これら「関税」「物品税」対象商品は、これらの「税込価格」あるいは「税前価格」のどちらに対してGSTが課せられるのか、すみません、わかりません。


<ビール類>
・番号「22030010」および「22030090」のビール類を見ますと、

-関税: 1リットルあたりのアルコール度数に$16.00を乗じる

-物品税:1リットルあたりのアルコール度数に$48.00を乗じる


(例)アサヒスーパードライは度数5%。350ml缶あたり総計$ 1.12(約71円)

-関税:  $ 16 X 0.05 X (350ml / 1,000ml) = $ 0.28

-物品税: $ 48 X 0.05 X (350ml / 1,000ml) = $ 0.84



<ビール以外>

・種類に関係なく

-関税:なし

-物品税:1リットルあたりのアルコール度数に$70.00を乗じる


(例)シーバスリーガル12年は度数40%(番号22083010)。

700ml瓶あたり$ 19.60(約1,235円)

-物品税: (700ml / 1,000mll) X $ 70 X 0.40 = $ 19.60



この税表を見ますと、酒類の項目は細かく分けられているのですが、適用税率は数種類しかありません。ワインは量とアルコール度数に応じて「22042111」「22042112」「22042911」「22042912」と4つの項目に分けられていますが、物品税はいずれも「1リットルあたりのアルコール度数に$70.00を乗じる」とされ違いがありません。


冒頭で述べた「ワインの税金は一本あたり」のようにアイテムごとに細かく税率が分けられていた時代も過去にあったのでしょうが、改正の歴史を経て現在ではこのようにシンプルになったとfujiyanは推測します。



ついでに、日本の酒税についても調べてみました。

http://www.nta.go.jp/shiraberu/senmonjoho/sake/qa/01/02.htm

http://www.nta.go.jp/shiraberu/senmonjoho/sake/qa/01/02.pdf


・アサヒスーパードライ350ml一缶は、220,000円 X (350ml / 1kl) = 77円


・シーバスリーガル12年700ml一本は、少し複雑ですね、

(370,000円 + (40度 - 37度) X 10,000円) X (700ml / 1kl) = 280円


というわけで、ビールの税金は日本とほぼ同じ。


ウィスキー1本(700ml)に対しては、約1,000円弱の違いです。


しかし、冒頭シーバスリーガルで比較したように、ウィスキー類の日本/シンガポールの価格差はこの程度じゃないです。


おそらく、日本でも10-20年前そうであったように、輸入の輸送費、流通経路の複雑さ、独占/寡占等、他要因があるとも思います。酒税が高額の理由とするのは、要因の一つに過ぎない、と思います。


まあ、というわけで、お酒を嗜むシンガポール駐在の方へは、アルコール度数が高ければ高いほどそのお酒類がお土産として最適になるわけです。現在、外国からの入国の場合(除くマレーシアから/48時間超在外)18歳以上の方お一人当たり1リットルまで無税です。


シンガポール駐在の飲んべえを代表し、皆様ご高察のほどよろしくお願いしマース(笑)。


一方、今度海外よりシンガポール入国の機会があれば、免税限度1リットルを超える持込を行い、正々堂々税関で税納付をしてみようかと思っています。それでもシンガポール国内で買うより、安いと思うのです。


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コメント

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1 ■酒税恐るべし!

わーわっかりやすい説明感動しました!
コピペしてでら友達に教えたいです。
飲食関係の友達から
「アルコール度数に比例して値段が上がる」とは
聞いてましたけど数字にするとわかりやすい
なぁ…いやはや勉強になりました☆

2 ■>ずんこさん

ただ税関のサイトにアクセスして、ルールを見て、計算しただけなんで、お言葉恐縮です。

シンガポールは酒が高い、アルコール度数に比例して高い、酒税だ、って聞いていたんですが、「ハウマッチ?」を調べてみたかったんです。

本文にも書きましたけど、ウィスキーとか度数の高いお酒の値段は、酒税もその大きな要因ですけど、他の要素も、関連しているように思えた次第です。

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