岡田カレン
岡田カレン

岡田栄次
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2016-09-04 23:18:35

市川市民ミュージカル『ようこそ夏の光』

テーマ:音楽&演劇理論ほか
市川市民ミュージカルを,四年ぶりに観た。

前回の簡単な印象は,導入の語り部が少ししろうと過ぎるとか,大量動員して,キツネの花嫁軍団のうなされそうな場面とか。とはいえ,市川に住んでいるとこんな素敵な企画に生涯参加できるのかと,移住も脳裏をかすめた。

そこで,今回は,馬がモチーフ位しか知らない。でも,もう一度,100人とか,200人とか,とにかく大量動員の市民劇を観たいと思った。台風のために,観劇そのものを見送ることになりそうだったから,チケットは手配しないことにした。

この演劇の骨格は,紀伊国屋シアターで観た木下順二の戦争ものに通じる。私は,軍歌が流れたり,軍人が暴力的なやつは大嫌いだ。太平洋戦争の映画も,めったに見ない。だから,そのようなシーンが拡大していくとき,やや引いてしまった。そのような場面は,魔力があって,再現すらアブナクて御免だ。

といった,点では,減点もあるが,本作品は,ほかの点では大変良くできていると感じる。

自分の可愛がっていた名馬が,戦争に使われるという名目でいなくなった。少年の心は,いつも愛馬のあさかぜにある。久しぶりに,そのわが馬に再会すると,とんでもない話が聴こえて来た。日本軍人の感染病には馬から抽出されるワクチンが効くらしい。馬は実験に利用されて,ホロコーストだ。

少年は,怒りにふるえ,大泣きするが,戦争時は狂気の時代だから,誰もそれを止められないのだ。少年は,老人になって,競馬場に馬でも見にいこうという孫のことばに,はるか昔,心に傷となった事件を回顧する。このあたりは,しろうと集団のはずだが,とても良く出来ていたと思う。

楽団の生バンドにあわせて,すべての場面が進む。開始早々の,悲劇の主人公,馬たちのダンスもおもしろかった。動物園に出かけた子どもたちが,ぬいぐるみ状態で(このあたりは,やや脱線・やり過ぎかも)合唱し,踊るのは,数もすごいし,壮観だった。おもしろかった。楽しかった。

演劇には,イプセン『ゆうれい』のように,五人で演じ切るものもある。また,ストーリーは,比較的単純だが,美声と,優雅さで圧倒する,大ミュージカルもある。はては,今回のような,セミプロ集団による体験・ワークショップ的演劇。最後のものは,めったに見ないが,一度見ると,忘れられない。
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2016-09-04 10:20:04

石橋みゆき&いちご出演『ようこそ夏の光』

テーマ:石橋三人姉妹


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2016-08-28 08:47:22

西洋演劇の出発点,ギリシア悲劇とは!

テーマ:音楽&演劇理論ほか
わかばやしめぐみ

『トロイアの女』は,前415年にアテナイで,初演されたエウリピデスによる三部作の最後を飾る傑作である。ほかの作品は,トロイア戦争に原因となったアレクサンドロス・パリスの宿命的な誕生などを主題としたものと思われる。

劇は,伝統的な手法に従い始まる。ポセイドンが,序言を述べる。ほとんどの場面に,へカベが出演している。ソホクレス『オイディプス』が複線的なのに比べて,単線的に進行するので非常にわかり易い。

王女カサンドラの異様さが目につく。嫁の,アンドロマケと,唯一の希望,孫アステュアナクスが出て来るところで,今回の劇では最高頂点に達する。また,この場面を非常によく観察することで,劇全体の構成が一目瞭然となる。

ヘレネは,10年にわたる憎しみを抱いた夫メネラオスと再会する。自らに非はない,すべてが,美の神アフロディーテに導かれた事件だと切々と言い訳する。怒りに震えていたはずのメネラウスは,結局また騙されてゆく。

ギリシア悲劇というものは,非常に良く出来ている。西洋演劇というものは,聖書が昔話であることに象徴されるごとく,すべて論理的に整合している世界だ。また,そこで,起こりうる「運命」的なパターンは,実はほとんど分析され尽くせる性質のものと考えて,典型的な作品を量産した。

だから,シェークスピア演劇にしても,イプセン作品にしても,もとをただせばそのいずれかのパターンにいきつくと思われる。そこで,大学などで,演劇の基礎を勉強するひとは,ギリシア悲劇など,遠くて難解で,空しいような故事などを熱心に勉強し,その周辺にある技術・演出をも学ぶ。

トロイの木馬というエピソードは,比較的単純で,ヘレネという美貌の女性を,夫メネラウスの留守に,パリスが強奪し,トロイに連れかえるところから,話は開始される。やがて,国と国の戦争が,この些細な事件をネタに拡大されていき,トロイに贈られた休戦の証としてのプレゼント,木馬に隠れた兵士たちが,夜襲の手引きをはじめ国は滅んでしまうのだ。
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2016-08-27 18:01:54

わかばやしめぐみ演出『トロイアの女たち』

テーマ:音楽&演劇理論ほか



ギリシア劇は、西洋演劇の起点。だから、そのあたりの勉強が乏しいのは残念ではあった。

今回、これほど格調の高いものに出会うとは思っていなかった。さらに、トロイの木馬の話くらい知っていれば、十分に楽しめる内容だったのが良かった。

同じように企画が、またあったら拝見したいと思います。
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2016-08-27 10:10:53

下北沢にて

テーマ:ゆうなっち



落語は、こうして会場で拝見するのは初めて。

出演者は、みな生き生きと演目を披露していた。話しまでの部分に、新鮮さがあったと思う。きっとテレビなどでは、いきなり内容にはいるところか。

自分を少しだけ、紹介したり、最近の身近な話題が、面白かった。気がついたときには、自然に古典演目がつながっていく。話術というものは、どこか卓越した技術なのかもしれない、と思った。
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